読書12月

読書備忘録(2018.12　8冊)
明けましておめでとうございます。新年ですが、昨年末の記事です。

彼女との上手な別れ方　／　岡本貴也
幽霊モノのファンタジー。王道のストーリーで、人間の成長と幸せを描いています。

伊庭八郎幕末異聞　士道の覚悟　／　秋山香乃
シリーズの第２弾。ミステリーと恋愛とを絡めたお話。色々と切ない感じです。

伊庭八郎　凍土に奔る　／　秋山香乃
鳥羽伏見の戦い以降の話。純然たる軍記物。滅びの美学とも言うべき感じです。

歳三　往きてまた　／　秋山香乃
著者のデビュー作。王政復古の大号令から五稜郭の降伏まで。上記凍土に奔るの土方視点。

伊庭八郎幕末異聞　未熟者　／　秋山香乃
シリーズ第１弾。シリーズ物は順番に読んだ方がいいなと思いました。結局疑問が解けないところが多く不満が残りました。

銃　／　中村文則
著者のデビュー作。表題作と「火」の２編。この作者の主人公は何かが欠けてると思われます。「火」はエキセントリックだと思います。

からくり文左江戸夢奇談　風冴ゆる　／　秋山香乃
シリーズ第１弾。３つの連作。入れ歯師を主人公としたミステリーと人情物。

深川にゃんにゃん横町　／　宇江佐真理
江戸時代を舞台とした６話の連作時代小説。猫は随所に登場しますがでしゃばり過ぎず良い具合です。主役たちが老人な上にいい人過ぎない人間臭さがあります。