ジョンレノン、ミッシェル夫人、Jango

2010-01-02 10:06:10 | 読書ログ
TVでジョン・レノンのドキュメント映画をやっていました。
このドキュメントを観たのは2回目のような気がします。

母はビートルズ世代。アルバム『Woman』が出たときも買いました。
今も”ロストレノンテープ”とか持っていて車を運転するとき聞きます。
要するにLove&Peaceは、私のヘリテッジのひとつです(笑)。


■ 愛されることを必要とする人たち 

ヨーコはエライなぁ。

”自尊心が低い人に自尊心を与えることはほぼ不可能に近い”と最近しみじみ感じます。

子供時代に愛情欠乏症で育った人は大人になってからも愛情を注いでくれる人を
まるで心臓が悪い人にとっての心臓ペースメーカーのように欲します。

愛するというより必要とするのです。それがジョン。

常に自分がやることに”後ろ盾”がいるのです。自分が愛する誰それのためにやる。

実際別にそうしたことを愛されている人が要求しているわけではないので、実際は欺瞞なのです。
自分のためにやらりゃいいことを人のためにと言わないとやる気になれないんですね。

別にヨーコが”OhYoko!”なんてハモれ!とジョンに言ったわけでもないしね~。

”愛されることを必要としている”人は決して本当の意味で愛してくれません。

そして勝手に色々なものを捧げてくれます。そして泣いて行かないでとすがります。by my personal experience.


■ 親しか与えてやれない試練に負けない強い心

今読んでいるのは『ミッシェル・オバマ』 現ファーストレディのミシェル婦人について
書いた本。

ヒラリーは中西部のごく普通の白人中流家庭の出身、ライス長官はエリート黒人家庭、
ミシェル婦人はシカゴの労働階級出身。 (余談ですがヨーコは日本の上流階級出身)

ミッシェル婦人は1LDK出身です(笑)彼女を支えたのは両親です。
努力すればなんでもできる子だと信じてあげること。これが一番親としては
大切なことです。ミッシェルの親はそれを実際にやってそしてミッシェルは
いまやファーストレディ。アメリカンドリームの後ろには強烈な親の愛があるのです。

■ の家庭教師

実際人間の信じる力はパワフルなものですね。

私は大学の頃、黒人文学を専攻した上サンフランシスコに2年もいたのでアファーマティブアクションなどに興味があったので
(アファーマティブアクションとは特定の不利な状況に置かれている人、人種を優遇する不均衡是正策) 
日本のアファーマティブアクションを観察すべく、地帯の子供たちに教える家庭教師を1年ほど
勤めたことがあります。

の子供たちの一番の問題は、実際は勉強ができないことではなく、勉強をやってもどうせできないだろう、
という”予測”にありました。子供たちは親から”かえるの子はかえる”といわれて育つのです。
そうなると”どーせ”と思っているので取り組まないのです。

余談ですが、最近習っているバレエの先生がスゴイのはこうした子供への”見限り”がないところです。
先生は大人にだって”やればできる”と言って同じことを要求するのでこっちは大変です。
でも子供の目の前で”いやいや~わたしなんてこの程度でいいや~”なんていい加減な姿は
見せられないので必死です(笑)

労働者階級に生まれた女の子をプリンストンまでやり、ファーストレディにしたのは、
親が子供の能力を疑わないからです。親しか与えることができず、親が与えることのできる最大の贈り物です。

成人してから、妻や恋人に与えてもらおうという男性は特に日本社会で多い気がします。欧米では少数派ですよね。それが日本では、夫婦関係が擬似親子関係(母と子)に陥る原因ではないか?と思いますが、それだけ親の親業失敗例が多いという
ことの裏返しですね。

こうした”子供の能力を信じて努力させる”親が少ないのはおそらく親自身も自分の努力や能力を信じる力に欠けるためで、自分を信じていない人間が自分の子供に期待を寄せることなどなく、この心理は負の遺産としてその家の伝統として子供に受け継がれていくことになります。


■ 超オススメ!ネットラジオ Jango

ジョン・レノンが懐かしかったので、ネットでLyricを読んでいたらすごくいいサイトを発見しました。

このサイト、無料で自分の好きなアーティストを中心にした音楽ラジオ局を構成してくれます。

例えばレノンというラジオチャンネルを作ると、そこにエルトン・ジョンやスティービー・ワンダーの
曲もストリーミングして流してくれます。ニルバナなんて久しぶりに聞いた。

途中で誰これ、へたくそだなぁ・・・と思ったら新人アーティスト。Voteしないと子画面が消えない(^^;)
つまり新人を発掘するのに人気投票しているんですね。

最近は私はアルバムをじっくり聞きたいということはほとんどなく、イージーリスニング向けに
(スタバでかかっているみたいに)音楽を欲しいだけなので、このサイトはかなり使えます。
もうCD持っている理由は車でCDしか搭載していないからってだけですね。

超オススメ!
http://www.jango.com/


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