読了 『ソウルリーディング』

2012-10-11 16:06:21 | 読書ログ
運命の流れを知るソウル・リーディング―才能と天職を発見し、居心地よい心で生きる

この本は、職業と言うよりも、人生の羅針盤、というような感じです。

どうすればいいのか?分からなくなったときどうします? そのとき、親や友達に相談しても、占いに相談しても、結局は自分で決めなくてはいけません。

自分で決めなければならない…そのとき、自分の心をどういう風に観る、か?

それが書いてあります。

■ 誤解の多い天職

天職というと、看護婦、とか、インテリアアドバイザーとか、音楽家、とか、○○と名前がついた職業を選びがちです。

そこが現代のほとんどすべての人が 職業会社員、で、括られる世界とかけ離れすぎているため、誤解を生みがちです。みんな自分だって、”天職”があると思ってしまう。つまり華やかな職業です。しかし、天職とは華やかな名前がついた仕事を得ることではなく、”自分がこの世に生まれてきて、やるべきこと”というようなものです。

そこには深い充足感があるのです。例えば、私にはこのブログはとても充足感をもたらします。もし世の中にブログライターと言う職業があれば、それが私のすべきことですね(笑) 食べてはいけないですが、この書くということこそ、私が突き詰めて行けることです。私は職業人生で色々やってきた中で、秘書役や女房役はお金をずいぶんもらってもまだもらい足りない気分が抜けません(笑)なぜなら、それはスキルがあるけれども、やりたいことではないからです。私がそのスキルを持つに至ったのは仕方なくなのです…(笑)

”天職の意味”を”適職診断”と誤解していると、この本の良さが分かりづらいかもしれません。「あなたに向いている職業はこれです」というような適職診断や、自己の強みの発見などを期待すると、この本はガッカリします。反対に、会社勤めでも、自分の適性と離れていないことをやっていれば天職だと納得できます。

その”状態”に近づくために、どう考えたらいいのかを分かりたい人におススメ。 一般的には”なんとなくぼうっと分かっていること”を”クリアに言葉にしている”感じです。

以下、要約抜粋です。

■ 要約抜粋
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天職とは何か?
・自分にとっては当たり前 他人にとってはたいしたもの
自分のそろばんとは関係がないもの
・ボランティアでも趣味でも、自分を表現できて、人を喜ばせるもの
・才能とは、他人のためのもの、自分にではなく、世の中に属するもの
・はっきり見えるから歩くのではなく、流れとともに歩くから果てまでいけそうな気がする
・無限にアイディアが沸いてくるということがあるか
・特にそうしようと思わないのになってしまうこと
・つい目が行くもの
・人に良く尋ねられる

天職を見つけるヒント
・やっていると時を忘れる
・気持ちがまとまる
・楽しい気分と終わった後の達成感
人は意図すると結果が得られない。

岐路に立ったときの選択の仕方
・人の言葉ではなく、エネルギーを信じる
・その人の無意識を見る
・岐路に立ったら、選択肢がなければそれが道
・楽なほうを選ばず、難しいほうを選ぶ

自分を知ることが発見
・鳥の目か虫の目か? 思考が演繹型か帰納型か
・集中型か受け止め形? ツッコミかボケか

才能を発見する方法
・ちょっとした毎日の生活上の課題を工夫して解決し、それを喜び、積み上げる
・他人の基準ではなく、自分ひとりの全体=魂・心・体のバランスこそ大事
・才能には、喜びの表現と拍手する観客がいる
・才能の根には他人への愛がある
・才能は世界と言う恋人への愛の花束
・才能と趣味の分かれ目は、喜んでいる相手がイメージできること
・才能とは努力なしでついやってしまうもの
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気に入ったのは、”天職とは自分で見つけるもの” 人に教えてもらおうというような”横着な心”がある限り、見つかりませんと言い切っているところ(笑)。

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