還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

一級建築士 病院内で迷う!

2006-12-02 22:10:02 | 病院
循環器科でカテーテル検査を受けるために某病院に入院した。

入院係りの病院職員さんから側(ソバ)のエレベーターに乗り迷路のような通路と渡り廊下歩き、さらに、かなり歩いた。

エレベーターを降りてからも右左と曲がり病室に案内される。

病室に着くや私は入院に必要な物を売店に求めに行く。

カミさんが

「大丈夫?」と聞かれたが、私は

「これでも一級建築士だ」

「建物のプランは見れば判る!」

この病院には以前、耳鼻科でも、お世話になった事があり少しは判っている心算だ。

病棟看護婦さんから「売店」の場所を聞き1階に下りて総合入り口から売店に行き

「口のみ」「歯ブラシ」等、小物を求め病室に帰る通路を歩きながら、確かこのエレベーターだったなと側(ソバ)の目に付いたエレベーターに乗り4階で降りた。

ところがである。

たしか、ここだったのに?と思うが、どうも、ようすが違うのだ!

あれッ?

「ここは何処だ?」呟きながら、少し歩き、そこらの病室の様子を見る。

どうも変だ!

俺は一体何処にいるのだ?

山で迷った時は二つの方法がある。

一つはその場を動かずに救出を待つこと!

もう一つは、もと来た道を戻ることだ。

その時は注意しなければいけないのは決して谷に下りないことだ。

どうも、大袈裟だな!山でも何でもないのに・・・。

兎に角、今の自分の位置が判らない。

たまたま、その場を通りかかった看護婦さんに

「出口がわからなくなったのですが?」と聞いた。

まさか、私の自分の病室が判らなくなりました、とはプライドが邪魔して聞けない。

「そこのエレベーターで1階に降りて頂ければ直ぐに判ります」と言うことで1階に下りる。

1階に下りたところでは自分の現在地の場所は直ぐに判ったが、肝心の病室がわからない。

仕方ないか、先ほどの入院病棟の受付に行き

「すみません、○○ですが私の病室が判らなくなったのですが?」哀れな問いかけである。

「少しお待ち下さい」

「○○さんですね、外来病棟の3階の△△号の病室です」

「有難う」あれッ 4階ではない! 4階は私の早とちり だったようだ。

やれやれ、これで自分の病室に帰れると思ったのが甘かった。

外来病棟が判らない?兎に角3階だったのだ。

と3階に上がる。

エレベーターから降りてみるとまたまた判らない。

どうも3階でもまるっきり違うのだ。

またまた、通り係りの看護婦さんに聞くと、

「A棟ですか?B棟ですか?D棟も有りますよ」

「えッ そんなに?」

「ここは何棟ですか?」

「1号館です」

「1号館?」一体、私は何処をどう歩いたのだ?

仕方ないか、判らぬものは判らぬ!

もう一度エレベーターに乗り1階に引き返す。

先ほどの入院の受け付けのカウンターに行き先ほどの方に

「すみません。また迷いました」

「あらッ 」少々驚かれたようで

「何方かご家族の方はいらっしゃいますか?」もう、痴呆症なみになった。

「あの~ォ 私の病室の場所と部屋番号をメモ用紙に書いて戴けませんか?」

「いいですよ」私の病室は

「外来2号館3階内科○○号室」と書かれていた。

「そこのエレベーターに乗って3階で降りてください、少し面倒ですが誰かに聞かれると判ります」と注意とアドバイスを受けた。

実は私は先ほども、そのエレベーターに乗り3階にいったのだ。

今度は3階で降りてエレベーターの前で其処を通られる看護婦さんを待って聞くことにした。

暫くして通りかかれた看護婦さんにメモを見せて聞いた。

私の草臥れた姿を見てか?

親切に病室まで案内された。

「ありがとうございました」と丁寧にお礼を述べる。

 ほッ だらしないことだ。 

私の一級建築士も落ちたものだ。

病室に帰るとカミさんが

「なに、していたの?」

「なにもしてないよ!買い物をしただけ・・」だ。

カミさんには真実は言えない。

入院、当日は、これやアレコレと誠に疲れた。

カミさんは病室の整理をして帰った。

 
これで眠れる!
 
明日は検査だ。

ユックリと眠っておこう。


認知症予備軍は、どうやら正規軍になったらしい!










最新の画像もっと見る

コメントを投稿