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http://mainichi.jp/opinion/news/20131105k0000m070098000c.html 以下全文
余録:日本一の富士山を背景にしたセットで気球に乗った…
毎日新聞 2013年11月05日 00時21分
日本一の富士山を背景にしたセットで気球に乗ったひげの男性が身を乗り出して指揮棒を振り回す。次の場面ではチョコレートを持った手を上げ下げしながら「大きいことはいいことだ」と歌い上げる人たちが映し出される
▲覚えている方も多いのではないか。昭和42(1967)年に放映された森永製菓のテレビCMだ。当時の日本は高度経済成長が続いていて「大きい」ことが成長や発展と同義語になっていた時代だった
▲その3年前の10月、アジアで初めてとなるオリンピックが東京で開催された。あれから半世紀。聖火がともされた国立競技場は老朽化が目立ち、国際大会の開催基準を満たせない。建て替えは2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催決定を前に決まっていた
▲国際デザインコンクールで採用された案は開閉式の屋根にかかる2本のアーチが特徴的だ。高さは70メートルに達し、収容人数も5万4000人から8万人に増える。美醜(びしゅう)、好悪(こうお)を超えてその巨大さに驚いたという建築家の槙文彦(まき・ふみひこ)さんらは見直しを求めている
▲競技場のある明治神宮外苑は濃密な歴史を持つ風致地区で、緑豊かな周囲との調和をないがしろにはできない。維持管理の費用はどれくらいか。競技場とは言いながら、巨額の使用料を賄(まかな)えるのは人気アイドルのコンサートくらいだろう
▲デザイン通りなら総工費3000億円という国家的プロジェクトには閉塞感(へいそくかん)を打破したいとの思いがにじむ。昭和の夢よもう一度、という気持ちは分からぬではないが、人口減少社会の到来は避けられない。「大きい」ことは決していいことばかりではない。
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つぶやき
大きいことはいいことだ・・・と ばかりに過っての日本でも事業を広げて かのバブルが弾けて資金繰りが出来なくなり銀行管理になり遂に空中分解した中堅会社も多い。
現在の中国のバブルが弾けるのは目に見えているという話が飛び交っているが現実は中々弾けそうにない。案外 しぶとい中国の経済力である。 米国と中国の経済的な駆け引き?綱引き?が凄まじい目に見えない闘争になっているみたい・・・。
勝負は素人目には五分五分のように見える。ともに複雑な国内事情が絡んでいる。
火蓋を切らないと決着が付かない?まるで大東亜戦争の前を思い出す。米国は日本に向けたエネルギー(重油 等 )の輸出を禁じる経済制裁を始めた。
産油量ゼロの日本に取っては燃料確保が国の浮沈に関わる問題だった。勢い資源を求めて北に南に目が向く。
ある本に海上での軍艦の訓練を見た分限者(金持ちのこと)が側の海軍士官に
「勇ましいですね~軍艦は こうでないといけないですね~」 と言うと
「大和を少し走らせるだけで あなたの全財産が飛びますよ」と答えたという。 膨大な軍事費と燃料の消費を伝えた逸話である。
大きいことはいいことか? 船は沈み・飛行機は落ちる。
静かな山もある日爆発し・・・のたり、のたりとした海もある日 山の如く盛り上がる。
きょうは とてもいい天気だ。既に庭に陽が射している。
外気温 14度 少しの風も肌寒い。(午前 7時)
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