還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

蚊に食べられた!

2008-07-22 20:32:36 | カミさん

やぶ蚊?に食べられる・・・?

「おい!窓は閉めろ!」居間に入って来たカミさんに怒鳴りつけた。

我輩の前にカミさんが何処から部屋に入ったか?は知らないが何時の間にか傍に立っていた。

少し前まで庭で草むしりをしていたのは窓から見えていたのだ。

先ほどから、我輩の手や足の数箇所が痒くて堪らない。蚊に刺されたようだ?

腕の上腕部に蕁麻疹のような脹らみができてきた。

足も刺されているのか数箇所痒い。

とりあえず虫刺され用の薬「○ヒ」を塗りつけておくが痒さは堪らない。

我輩は皮膚が弱く虫や蚊に弱い。

刺されると肌が蕁麻疹のようになるのだ。

普通の蚊でも、その腫れ方は凄いのにやぶ蚊となると半端でない。

先ほど刺されたところが丘状に平たく腫れてきた、そして平たく腫れた中ほどに赤い点がある。

何に刺されたのか?分からないが蚊にしては、まるで大きな注射器の針のあとのようだ。

その時にテーブルの足元から真っ黒い大きな蚊が目の前を飛んできた。

トッサに手で叩くが上手く逃げられた。

あれは“やぶ蚊?”だ!もう出てきたか?では先ほど刺された蚊はやぶ蚊?

どうりで痒さが激しい!再び薬を出して腫れたところに塗りたくる。

そばでそれを見ながらカミさんは

「窓は閉めているよ、開けては居ないよ・・・」

人の辛さは何処えやら、ノンビリとした返事だ。全くの人ごとである。

「じゃ~何処から入って来たんだ!」怒りは収まらない。

「私について来たのかしら?」

「付いてきた?」

「家には玄関から入ったよ」

「なら家に入る時にちゃんと払えよ~!たく~ゥ!!」腹が立つ・・・。

「まさか私に付いてくるとは知らなかったわ」

「俺が蚊や虫に弱いのは知っているだろう!気をつけろ!」

我輩は言いたいことを言うだけ言う。

それでも気は納まらない。

カミさんは我輩に言わすだけ言わしている。何時もと変わらない。

まァ 痒いのは我輩であり、カミさんは痛くも痒くもない!それに虫に強い。

蚊にいくら刺されても余り気にしない。

聞けば子供の頃から少々虫に刺されても肌が腫れるようなことはなかったらしい。

「何処を食べられたの?」

「えッ 食べられた?」 

「食べられたんではない!刺されたんだ!」

「ふ~ん 刺されたの?」呑気なものだ。

「お前の所では蚊に食べられたというのか?」

「そうだよ」

「変な言葉だな~」呆れる。

「北海道ではそういうのか?」これは我輩のお定まりの言葉である。

カミさんも、もう、この言葉には慣れているのか?全く動じない。

「そうだよ。何かオカシイ?」びくともしない。

「蚊に食べられた、は、ないだろう?」

「でも 小さい子供の時から、そう言ってるのだから、何もおかしくないよ」

たく~ゥ!これでは喧嘩にならない!

「そうか、食べられたのか?」半ばヤケクソである。

ふと気が付くとカミさんは、もう居ない。

台所か?自分の部屋に折り合いをみて遁走したらしい?

蚊に刺されてイラ・イラしている我輩にはとても付き合ってはおれないと察する。

我輩はガリ・ガリと腫れて痒いところをこれみよがしに掻いている。

冬より夏のほうが好きなのだが蚊ばかりは嫌である。

腫れて丘状になった肌は赤く益々広がってきた。

“くそ爺“は

「やれんな~」と呟きながら蚊に刺された・・・。

いや、蚊に食べられて腕に出来た丘状の腫れたところを堪らず掻いている。

どうやら、我輩が食べられたのは蚊にではなくカミさんに食べられているようだ?

もう夏だ!蚊が人を食べる季節になったか?


”くそ爺”は大いに嘆いているが

我がカミさんには全く反応がない!








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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
沼じじさんへ (osamu)
2008-07-24 18:45:47
カミさんの北海道の望郷の念は強いようです。内地に来て半世紀以上になり記憶も、こちらと入り混じってきているようです。「蚊に食われる」といいなおしました。私はどちらも同じに聞こえます。
私はやはり刺されるですね。

何故かカミさんは暑さにも寒さにも両方強いですね
残念ながら敵いません。体重は私の半分ですが?
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べんさんへ (osamu)
2008-07-24 18:38:12
蚊も蚤もいなとはビックリ!替りに興梠ですか?べんさんの話にはイロイロと驚いています。
外国だ!と言うことがよく分かります。
今は梅雨明け10日の快晴の日が続いています。暑いですね。車の中は40度で外は37度でした。クーラーの設定温度は30度です。それでも涼しく感じました。ガソリンが1L/180円に下がりました。
月に2度入れるだけですからたいしたことはありません。それも一回に30Lくらいです。
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 (沼じじ)
2008-07-23 12:48:11
蚊、一匹でこれだけ楽しい文章がかけるのですね。

「蚊に食べられた」小さい頃から・・・へんでないよ」と一蹴した奥さまの、osamu さん操縦術に拍手をおくります。
北海道の方言は、私たち道産子の故郷です。

子供のころ蚊帳で寝ていたことを思いだしました。
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蚊の存在? (ベン)
2008-07-22 23:14:12
お早うございます。今ベガスは22日の朝6次45分になります。 朝から面白い会話を聞かされた様で、悪いけれど笑いこけながら読み終えたところです。そう言えばこのベガスに来て以来、いやロスに居た時も蚊に刺されれて悩む様な事は全く有りませんでした。 蚊の存在すら忘れられていました。ロスに居た頃は冥加の苗の間に見られた蚊を思い出していますが、言われて見ないと思い付かないほどです。日本は湿気の有る暑さだけではなく、蚊も多繁殖する季節なのですね。
確かにやぶ蚊に刺されるとその痒さは堪りませんね。
お察ししますよ。此方では何処からとも無く小さい虫やコウロギ、特に蟻の群れなども部屋の中を這い回っている事を良く目にします。勿論見つけたら直ぐに取り除きますが蚊に刺されるよりはましですね。やはり一番嫌ななのは小さい蟻の大群で、気候の変化に依ることも有りますが、蟻避けの薬を隅に置いておく程度ですが、余り効果は有りません。でも1年に数回起こる現象?ですから気になりません。コウロギも何処から入って来るのか全く隙間も無いのに不思議に思います。猫が見付けるとじゃれるので判りますが、今年は未だ目にしていません。ベガスの良い点は蚤が居ない事でペット達は助かっています。不思議に思うでしょう? 乾燥した暑さの気候の為に繁殖出来ないのだそうですよ。ロスに居た頃は猫が蚤に食われて?何時も蚤取りをしていましたが、こちらに来て一度も見ません。又、家を食い荒らす羽蟻も全く居ません。ロスに居た頃は何処でも羽蟻対策に力を入れていました。長いコメントになり済みません。気を付けて下さい。
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