朝 雨の中を駅まで20分も歩いて出た。
駅まで歩いたのは久し振りである。
雨だからカミさんに車で送って貰おうと考えていたがカミさんはTVの前にヒックリ返って寝ている。
(若しか?して危険を察して狸寝入り?)
起こすのも悪いかな?と思い歩いて家を出て来たのだ。
間もなく来た電車に乗ると日曜日と言うのに案外混んで席が空いていない。
仕方なく窓際に立ち、ふと側の方を見ると、なんと囲碁の山口晃先生だ。
「あッ お早うございます」と慌てて挨拶をした。
先生も「なんだか?よく似た方だと思って見ていましたよ」と言われ
「何処に行かるのですか?」
「ハイ 三越の工芸展です」
「そう・・銀座までですね?」
「そうです」
「日本伝統工芸展に行かれるとはいいですね」と正確におっしゃる。
「私も伝統工芸展には非常に興味を持っていますよ」と日本伝統工芸についてイロイロと話をされたものだ。
「先生はどちらまでですか?」
「ベルクです」
はっと気が付いた。
「すずかさんのブログ」に子供囲碁大会のことが書いてあった。
そのこと言おうとした時に既に中央駅 間近かだ。
先生は「いいものを沢山見てきてください」と言われ中央駅で降りられた。
中央駅で空き席が出来たので座りショルダーバックから本を取り出し読み始める。
品川駅から電車が地下に入った時に、そうだ、降りる駅は何処だったのかな~ァ?
つい、毎年行っているのだが思い出さない。
はて?どの駅だったかな~ァ?乗車していた電車のドアーの上の路線図の駅の駅名の字が視力が無く読めない。
確か「銀座三越」だったが?と思うが?不確かである。
乗換えが必要なことは知っていた。
電車は我輩の迷いに関係なくどんどん進む。
エイ!とばかりに事情をよく知った新橋駅で乗り換えることとした。
新橋駅で下車するも乗り換えに随分と歩く。こんな筈でなかった。
やっと乗り換え線の改札に出てそこで駅員の方に
「三越の“日本伝統工芸展”に行くのですが?どこの駅で降りればいいのでしょうか?」
「次の銀座で降りて下さい」えッと思ったが?相手はプロだ。
大人しく「銀座駅」で降りるがどうも回りの様子がおかしい?
丁度 眼の前にインフォメイション・ステイションがあり受付嬢が見えた。
「すみません三越の伝統工芸展を見に行きたいのですが?」受付嬢が大きな案内帳簿(?)らしきものを取り出し探してくださる。
「本日までですね。この駅ではなく三越前と言う駅で降りて下さい」また電車に乗り、「三越前」駅で下車・・・。
降りて・・・回りを見ると見覚えがある。これでよし!
直ぐに地下から直接 三越に入りエレベーターで7階の会場に行く。
場内は最終日の所為か混雑している。
入り口の受付嬢に
「デジカメ写真で場内を撮ってもいいですか?」と聞くと
「写真は一切禁止です」
会場の人出の様子をブログに載せたいので
「会場全体の雰囲気を撮りたいのですが?どうでしょう?」
「一切禁止です!」とにべもない。
仕方ないか・・。
兎に角 会場に入り展示作品を見て廻る。
内緒で上の看板をそ~と撮影した
見たいと思っていた「月暈」の皿が直ぐ其処にあったが人だかりがしていて近づけない。
さすがTVで紹介された作品だ。
仕方なく第二の目標の「落流」を探す。これはよく拝見できた。
手で作品に触ってみたい!
貝細工のようだ?よく自然に細く切った?折った?蓋を取って中も見たい衝動に駆られる。
目標外ではあったがパート・ド・ウェール「春はあけぼの」、「飛鳥の折り」、螺細漆里「幾世和多」・・・等 にも眼を奪われる。凄いな~ァ と一人感心しきりである。
暫くして再び「月暈」のところに行くも未だ多くの人だかりである。
よく見ると同じ方が未だ見ておられる。
染物に回りアレコレと見てまわる。
友禅訪問着「観潮」もダイナミックなデザインで眼を惹いた。
そこかしこに眼を奪うものが多い。志野焼きのビデヲでの解説もあった。
何時来ても凄い作品ばかりだな~と思う。
6階は個展の作品売り場である。
6階に降りたところが彫刻売り場であった。
仏像の5寸ばかりの彫刻が30万円~50万円で作品の出来栄えより値段に眼を惹かれる。
また、絵画もB5版くらいの大きさの作品も同じ値段であった。
他の絵で3尺×2尺5寸くらいの大きさで250万円であった。
どうも作品の出来より値段に心が奪われるようでは我輩の美術鑑賞の目がマダマダ美術品に能書きを垂れる段階でないことを証明しているようだ。
三越の4階の小さな日本食堂で蕎麦を食べて帰路に付く
この天婦羅蕎麦 1300円也 三越を食べた!まァ蕎麦が美味かったね
蕎麦の量は写真で見て感じる1/3と思って下さい。
叱られるかな?普通の半分くらいでした。美味かったからよしとしました。
そうそ、また忘れていた! 定石を!
この工芸展に来た時は必ず地下の食品売り場で「柿の葉寿司」
を買って帰るのがお決まりだった。
帰りの電車は空いていて居眠りをするうちに下車駅に着く。
駅舎の隣のケーキ屋でシュウクリームを一つ求める。
まだ雨が降っていて、もはや肌寒い感じではなく既に寒い季節だ。白タクで帰宅する。
カミさんにお土産に求めたシュウクリームと「柿の葉寿司」を渡した。
帰宅の後にビールが飲みたくなる。 カミさんに
「おい 何か摘みを頼む」
「ハイよ」と何時もと違う感じの返事が返る。
あれッ 何時もとえらい違いだ。
夕食時に「柿の葉寿司」が出た。
柿の葉寿司 賞味期限は本日の24時となっていた
「おい 夕食時が来てもお前がどうも落ち着いているな~と思っていたら柿の葉寿司かよ~?」
「そうだよ・・・」
「早く食べないとこれ!今日までしか持たないのだよ」
「そうだったな~」そういいながら我輩はカミさんに寿司を渡したことを、もう忘れていた。
出された「柿の葉寿司」を頬張ると、思ったとおり美味い。
「おい やはり(柿の葉寿司)美味いな~」柿の葉の臭いが凄い!
胃のないカミさんは寿司を余り好まない。
その普段余り好きでない寿司をカミさんも久し振りに食べている。
「柿の葉ってこんなに大きかった?」カミさんが寿司を食べた後に残った柿の葉を見ながら呟いた。
そういえば我輩も柿の葉って、こんなに大きかったかな~ァ と思う。
随分と大きな葉だ。
長さ14cm(先と根元は切ってある) 幅 10cm はあった。
花より団子か~ァ
駅まで歩いたのは久し振りである。
雨だからカミさんに車で送って貰おうと考えていたがカミさんはTVの前にヒックリ返って寝ている。
(若しか?して危険を察して狸寝入り?)
起こすのも悪いかな?と思い歩いて家を出て来たのだ。
間もなく来た電車に乗ると日曜日と言うのに案外混んで席が空いていない。
仕方なく窓際に立ち、ふと側の方を見ると、なんと囲碁の山口晃先生だ。
「あッ お早うございます」と慌てて挨拶をした。
先生も「なんだか?よく似た方だと思って見ていましたよ」と言われ
「何処に行かるのですか?」
「ハイ 三越の工芸展です」
「そう・・銀座までですね?」
「そうです」
「日本伝統工芸展に行かれるとはいいですね」と正確におっしゃる。
「私も伝統工芸展には非常に興味を持っていますよ」と日本伝統工芸についてイロイロと話をされたものだ。
「先生はどちらまでですか?」
「ベルクです」
はっと気が付いた。
「すずかさんのブログ」に子供囲碁大会のことが書いてあった。
そのこと言おうとした時に既に中央駅 間近かだ。
先生は「いいものを沢山見てきてください」と言われ中央駅で降りられた。
中央駅で空き席が出来たので座りショルダーバックから本を取り出し読み始める。
品川駅から電車が地下に入った時に、そうだ、降りる駅は何処だったのかな~ァ?
つい、毎年行っているのだが思い出さない。
はて?どの駅だったかな~ァ?乗車していた電車のドアーの上の路線図の駅の駅名の字が視力が無く読めない。
確か「銀座三越」だったが?と思うが?不確かである。
乗換えが必要なことは知っていた。
電車は我輩の迷いに関係なくどんどん進む。
エイ!とばかりに事情をよく知った新橋駅で乗り換えることとした。
新橋駅で下車するも乗り換えに随分と歩く。こんな筈でなかった。
やっと乗り換え線の改札に出てそこで駅員の方に
「三越の“日本伝統工芸展”に行くのですが?どこの駅で降りればいいのでしょうか?」
「次の銀座で降りて下さい」えッと思ったが?相手はプロだ。
大人しく「銀座駅」で降りるがどうも回りの様子がおかしい?
丁度 眼の前にインフォメイション・ステイションがあり受付嬢が見えた。
「すみません三越の伝統工芸展を見に行きたいのですが?」受付嬢が大きな案内帳簿(?)らしきものを取り出し探してくださる。
「本日までですね。この駅ではなく三越前と言う駅で降りて下さい」また電車に乗り、「三越前」駅で下車・・・。
降りて・・・回りを見ると見覚えがある。これでよし!
直ぐに地下から直接 三越に入りエレベーターで7階の会場に行く。
場内は最終日の所為か混雑している。
入り口の受付嬢に
「デジカメ写真で場内を撮ってもいいですか?」と聞くと
「写真は一切禁止です」
会場の人出の様子をブログに載せたいので
「会場全体の雰囲気を撮りたいのですが?どうでしょう?」
「一切禁止です!」とにべもない。
仕方ないか・・。
兎に角 会場に入り展示作品を見て廻る。
内緒で上の看板をそ~と撮影した
見たいと思っていた「月暈」の皿が直ぐ其処にあったが人だかりがしていて近づけない。
さすがTVで紹介された作品だ。
仕方なく第二の目標の「落流」を探す。これはよく拝見できた。
手で作品に触ってみたい!
貝細工のようだ?よく自然に細く切った?折った?蓋を取って中も見たい衝動に駆られる。
目標外ではあったがパート・ド・ウェール「春はあけぼの」、「飛鳥の折り」、螺細漆里「幾世和多」・・・等 にも眼を奪われる。凄いな~ァ と一人感心しきりである。
暫くして再び「月暈」のところに行くも未だ多くの人だかりである。
よく見ると同じ方が未だ見ておられる。
染物に回りアレコレと見てまわる。
友禅訪問着「観潮」もダイナミックなデザインで眼を惹いた。
そこかしこに眼を奪うものが多い。志野焼きのビデヲでの解説もあった。
何時来ても凄い作品ばかりだな~と思う。
6階は個展の作品売り場である。
6階に降りたところが彫刻売り場であった。
仏像の5寸ばかりの彫刻が30万円~50万円で作品の出来栄えより値段に眼を惹かれる。
また、絵画もB5版くらいの大きさの作品も同じ値段であった。
他の絵で3尺×2尺5寸くらいの大きさで250万円であった。
どうも作品の出来より値段に心が奪われるようでは我輩の美術鑑賞の目がマダマダ美術品に能書きを垂れる段階でないことを証明しているようだ。
三越の4階の小さな日本食堂で蕎麦を食べて帰路に付く
この天婦羅蕎麦 1300円也 三越を食べた!まァ蕎麦が美味かったね
蕎麦の量は写真で見て感じる1/3と思って下さい。
叱られるかな?普通の半分くらいでした。美味かったからよしとしました。
そうそ、また忘れていた! 定石を!
この工芸展に来た時は必ず地下の食品売り場で「柿の葉寿司」
を買って帰るのがお決まりだった。
帰りの電車は空いていて居眠りをするうちに下車駅に着く。
駅舎の隣のケーキ屋でシュウクリームを一つ求める。
まだ雨が降っていて、もはや肌寒い感じではなく既に寒い季節だ。白タクで帰宅する。
カミさんにお土産に求めたシュウクリームと「柿の葉寿司」を渡した。
帰宅の後にビールが飲みたくなる。 カミさんに
「おい 何か摘みを頼む」
「ハイよ」と何時もと違う感じの返事が返る。
あれッ 何時もとえらい違いだ。
夕食時に「柿の葉寿司」が出た。
柿の葉寿司 賞味期限は本日の24時となっていた
「おい 夕食時が来てもお前がどうも落ち着いているな~と思っていたら柿の葉寿司かよ~?」
「そうだよ・・・」
「早く食べないとこれ!今日までしか持たないのだよ」
「そうだったな~」そういいながら我輩はカミさんに寿司を渡したことを、もう忘れていた。
出された「柿の葉寿司」を頬張ると、思ったとおり美味い。
「おい やはり(柿の葉寿司)美味いな~」柿の葉の臭いが凄い!
胃のないカミさんは寿司を余り好まない。
その普段余り好きでない寿司をカミさんも久し振りに食べている。
「柿の葉ってこんなに大きかった?」カミさんが寿司を食べた後に残った柿の葉を見ながら呟いた。
そういえば我輩も柿の葉って、こんなに大きかったかな~ァ と思う。
随分と大きな葉だ。
長さ14cm(先と根元は切ってある) 幅 10cm はあった。
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