余録:何日かぶりに晴れた東京の空は夏の綿雲や入道雲…

毎日新聞　2014年09月13日　00時32分（最終更新　09月13日　00時32分）

　何日かぶりに晴れた東京の空は夏の綿雲や入道雲と秋の巻雲（けんうん）やうろこ雲が同居した「ゆきあいの空」となった。隣り合う季節が行き合うことを表す「ゆきあい」だが、とくに夏から秋への変わり目を指すことが多いのはこの空ゆえであろう

▲「夏と秋とゆきかふ空のかよひぢはかたへすずしき風や吹くらむ」。行く夏と来る秋の行き合う空の道には片方に秋の涼風が吹いているのだろうか−−古今集の凡（おおし）河内躬恒（こうちのみつね）の歌である。だが夏と秋の風がふれ合う空にいつも雲が穏やかに共存してくれるとは限らない

▲初めて大雨特別警報が出され、一時は９０万人に避難勧告が出た北海道南西部では、きのうも激しい局地的な雷雨が各地を襲った。長引く不安定な天気は、上空の強い寒気に南からの湿った空気が流れ込んでいるためだという。そう、これも「ゆきあい」のせいらしい

▲この寒気、数日前は広く列島上空を南下し、東京都心や大阪府池田市近辺も局地的豪雨に見舞われた。思えばこの夏から秋はいつも「大気が不安定」「雷や突風、竜巻に注意」「局所的豪雨のおそれ」「土砂災害に注意」という警告を聞き続けてきたような気がする

▲広島土砂災害ではまだ行方の分からぬ方がいるのに、その間何度記録的な降雨のニュースを聞いたろう。しかも秋雨前線と台風による秋の豪雨の季節は例年ならむしろこれからと思えば憂鬱（ゆううつ）だ。もしや荒々しくせめぎ合う「ゆきあい」はこれから常態化していくのか

▲ただ、さしあたりカラッとした秋らしい好天となる地域が多いというこの連休である。穏やかな季節の移ろいに身をひたせるありがたさをかみしめたい。

///////////////////////////////////////

つぶやき

　ここのところ日本列島はまさに「災害列島」になっている。　北海道など想定外と言うところか？

昨日　日本丸の写真が友人から送られてきた。　スーパームーンとのコラボで中々いい作品である。

拉致問題　

北の見返り要求に拉致被害者家族ら怒り「なめられている」　国民大集会

2014.9.13 22:37（1/2ページ）

残念ながら道遠し・・・今回も取られるものはきちんと取られるだけのようだ。北は取るものさえ取れば交渉は打ち切りかな？　攫った日本人は返さなければ何度でも役に立つ？　

この男（北朝鮮の宋日昊（ソンイルホ）　が出てきたら先ず太刀打ちできる日本の役人はいないだろう。　ハマグリも手玉に取られている。　これまでの日本の交渉団は５回も騙されている。　

「返す気があるのか？ないのか？」糺して交渉に入らなければならないのに、今回も相手の手の内も見ないうちに一枚の「再調査組織表」なるいかがわしい「チラシ」だけで交渉開始後すぐに一部制裁を解除している。この日本の甘さを突かれている。

「総連ビルは攫った日本人が帰国した時点で改めて交渉する」という具合にゆかなかったのか？先ずは拉致された日本人の帰国だ。・・・と　それを第一とすることを忘れている。

最初の調査結果を日本に出す前に次の要求を日本にするなど・・・・もう交渉打ち切りを言って席を立つのがいいと思う。