還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

税関での出来事?

2006-09-24 06:25:17 | Weblog
秋となれば我家の上を高く大きな飛行機が飛ぶのが見える。

爆音は聞こえないが肉眼でも見える。空が澄み切って正に気持ちのよい秋の空である。風も爽やかになり、肌に少しばかりの冷たさも感じさせる。

飛行機といえば海外に行ったのは2度だけである。

一度目は退職後 昔、私の両親が居たことのある台湾 高尾に住んで居た場所に行った。7日間の旅でした。初めての海外旅行(?)で旅行中は随分とまごついた。中でも、圧巻は帰国時の成田空港の出来事である。

今もって思い出すと、バカ丸出しの私の仕草に噴出す思い出がある。それは、野次喜多道中のような失敗続きの旅行がやっと終わり「成田空港」に帰国した時の税関の検査を受けた時である。

私の前に居た30歳代と思える方が検査官の前に旅行ケースを出したところ、検査官は何を感じたのかケースの隅から隅まで入念に調べ始めた。ケースの裏地まで引っ張ったり、叩いたり、して調べた。

次に待っている私はただただ驚いて検査の様子を見つめていた。やっと検査が終わり私の番になった。

私は検査官が検査をし易いようにケースの蓋を開けてケースを検査官の前に押し出した。すると検査官は私とケースの中に見える、お土産用の煙草のカートンとウイスキーをチラッと見ただけで

「煙草は?」

「吸いません」

「お酒は?」

「飲みません」

それだけの会話で、検査官は台の上で台の掃除をする如く片手を横に払っている。

あれッ 何をやっているのだ? 後ろの旅行者の方が

「もう行っていいと言っていますよ」と私に告げた。

私は瞬間????ぼけっとした。

兎に角、急ぎ税関検査官の前の私のケースを取り外に出る。
一体検査はどうしたのだろう?

疑問しきりであった。

理由が分かったのは数週間後である。

この時、検査官は、こみ上げる可笑しさを抑える為に声が出なかったのでしょう。

だから手振りで「もういいよ」と示したのでしょう。

「私はお医者さまではないよ!」とも言いたかったのかも?


そして私は一人笑い転げたものだ。
理由を話すとカミさんはもっと笑ったものだ。

この一件でお分かりのように私の旅行中の失策は野次さん、喜多さんも太刀打ちできないレベルであったと思う。

私の昭和の最後の思い出であった。

時代は「平成」に移り2度目の海外旅行となる海南島で開催された「世界太極拳大会」に出場の為の団体旅行に参加した。

出場と言っても団体で24式を表演するだけの事である。

これは後ほど・・・

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