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http://mainichi.jp/opinion/news/20130730k0000m070112000c.html
以下全文
余録:昔の説話に出てくる雷神は木に…
毎日新聞 2013年07月30日 00時08分
昔の説話に出てくる雷神は木に引っかかったり、井戸にはまったり、どこか間が抜けている。「ヒッカリヒッカリ、グヮラリグヮラリ」と現れる狂言の「神鳴(かみなり)」も落ちた拍子に腰を打ち動けなくなる。通りかかったのが都から来た藪医者(やぶいしゃ)だ
▲治療を命じられたこの医者、こわごわ雷の頭で脈を取り、巨大な鍼(はり)を雷の腰に打つ。それを痛がり騒ぐ雷の滑稽(こっけい)さがこの演目の見どころである。結局、治ったものの治療費を払えぬ雷に藪医者が求めたのは、この先五穀(ごこく)がよく実るよう上手に雨を降らせることだった
▲「降っつ照らいつ八百年がそのあいだ、干損水損(かんそんすいそん)もあるまじ」。つまりむこう800年は干ばつも水害もないように雨を降らせると謡いながら雷は昇天する。降りすぎても降らないでも困るこの列島の夏だ。雷神に雨の案配(あんばい)を求めたくなるのは何百年前と同じである
▲なのに半日で平年の約1カ月分の雨が降った場所もある山口、島根両県の集中豪雨だった。1時間雨量は最高143.0ミリにのぼったから掛け値なしに「記録的」だ。列島各地は不安定な大気の状態が続き、急速に発達する雷雲による局地的豪雨が繰り返されている
▲梅雨の続く東北地方では今月の雨量が平年の約3倍に達する地域がある。一方で北関東の水源地では平年の4割程度にとどまっているところもあり、利根川水系では10%の取水制限が行われている。この間、首都圏はしばしばゲリラ豪雨に見舞われているから皮肉だ
▲列島の各地で「干損水損」が入り組むこの夏である。ほどよい案配を知らない昨今の雷神の荒っぽさを見ると、少し間が抜けて見えた昔がうらやましい。
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つぶやき・ぼやき
天地鳴動・・・ほんとにここ数年 次から次に自然災害や人工災害に見舞われています。
それもとてつもない災害です。
もう2年 以上前のツナミ災害は未だ復旧どころか? これからの話のようです。
先日の島根県の津和野の雨は・・・これまた凄かった。
「山崩れ」が起きる境界は6時間雨量で250mm 2~3日累積雨量400mm とか言われていました。一日の雨量とはいえ それを上回る350mm/一日 想像外ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130729-00000505-san-soci
それでも濁流が溢れ流れる土手や橋梁に人が立って見ているTVの画面には驚きましたね。
私なら川や土手・橋には近づきません。緩やかな自然の高台か? ビルに逃げますね。
山の近くなら山の様子に気をつける。
濁り水が流れてきた。 石ころが転げ落ちてきた。 山肌をチョロ・チョロと水が流れてきた。 地山に唸り声がする。 ← 相当危険が迫っている。
「山崩れ」の前兆は沢山あるようです。昔からの言い伝えが大事だと思いますが?
人工造成地などは地面の亀裂に気をつけねば・・・・と思っていますが? 亀裂を見れば亀裂のないより上の場所に避難? 当地では逃げ場がないかも? ケ・セラ・セラ・・・かもね。
外気温 24度 空は曇りで先ほどまで雨が降っていたようだ。 (午前5時 00分)
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