還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

散髪屋さんで・・?

2006-11-30 12:17:06 | 日常生活
僅か一週間の入院で私の頭に少し残ったカミはペタ~ッとなった。

まるで枯葉の落ちた雑木林(ゾウキバヤシ)のように地肌が見える。

何時もお願いしている散髪屋さんに行く。

相変わらず混んでいて椅子に座り待つ。

何故ここの散髪屋さんに行くかと言うと、ここは我家に近い上に非常に安いのだ。

以前は高齢者割引があって私などよく割り引いて頂いたが暫くして値上がりしても、安さは変わらない。

私など今でも1785円で済む。

ありがたいことだと感謝!感謝!だ。

然し 私がこのお店に行くのは土日は避けている。

土日は働いていらっしゃる方の日と思っているからだ。

話が逸れましたが散髪屋さんの話に戻します。

勿論、頭髪のシャンプー、髭剃り、肩揉み、眉毛の下も剃って頂ける。

仕事は速いが私は腕も良いと感じている。

もう10年近くは通っているのでは・・?

待つ間は持参の文庫本の時代小説を読むのが常である。

本を読みながら、

ふと 散髪台に乗って散髪をされている方を見ると髭剃りをしておられる散髪屋さんの腕の動きが変だ?

あれッ なんだ?よく注意して見ると、なんと頬の髭を安全剃刀でゴシゴシ剃っておられる。

このような場面は初めて見ました。

いや~ビックリしましたね。

それから、づゥ~ゥ と注意して見ていると流石に際剃りは胸に差していた剃刀を出されて剃っておられた。

ふ~ゥ なんとなく安心した。

小一時間、待って私の番が来て台に乗る。

私は何時ものことながら、この台に乗ると眠くなる。

時々髭を剃って頂いている時に眠気に負けてコクッと頭が更に横に下がる。

はッ として頭を上げて思わず

「すみません」とぺこりと頭を下げて散髪屋さんを再度 驚かしてしまう。

その都度、そォ~と目を開けて散髪屋さんを見ると剃刀を持った手を大きく上に上げていらっしゃる。

凄い反射神経だ。

流石プロと思う。

また、やったな。

「すみません」再び声をだし謝る。

「気持ちがよかったのでしょう?」

「お客さんでよく眠られる方もいらっしゃいますよ・・・」案外親切な言葉が耳元に響く。

そのたびに ほッ とする。

気になっていた頬の髭剃りに気をつけると安全剃刀が使われている。

やはり剃刀の刃当たりと安全剃刀の刃当たりは感じが違う。

まァ 安いので仕方ないかと諦めるが仕上げは剃刀を使われていた。

お客さんが多く散髪台は5脚あるが常時居られる散髪屋さんは3~4人なので大変なのだろう?

安全剃刀になっても私はこれまで通りここに通う心算である。

昔、池田総理は

「貧乏人は麦(飯)を食え!」と言ってえらい苦情が世間に出たことがあるが

私はいいことを言うなと、謂い得て妙と、その時は思ったものだ。

私の、それを是とする感覚が少々異なものであったのかも知れない。

当時は何処でもベース・アップがよく叫ばれていたが私は知り合いの組合の長に

「ベース・アップの要求もよいが会社の状況も考えないと・・・」と異論を唱えた。 そして

「なにも(今の給料で)食えぬ訳ではないし、収入にあわせて生活をすればよいと思うよ」 と言うと組合幹部は

「君のような現状で満足する分からず屋が一番困る!」と一蹴されたが、私はかまわず

「いい加減にしとけ!」と捨てせりふを吐いたものだ。

私も組合員の一員であったが・・。

言っておますが私は会社の親族でもなんでもない・・・。

散髪屋さんの安全剃刀から話が飛んでしまった。

多分、私の頭に「コスト・ダウン」と言う言葉と「省力化」と言う言葉が重なって浮かんだ所為でしょう。

主題が逸れるのは頭の悪い者の特徴だ。

なんと、このクソ爺ィの頭の悪さよ! 

あんぐり!



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