「地震、雷、火事、オヤジ」
これは戦前に言われていた怖いもの、の順番である。
現代で一番恐ろしいのは「ガキの殺しに火事、地震」と言いたい。
オヤジ(親父)も義務教育の先生もガキから見れば、その恐怖感は蝶(チョウチョ)にも劣る。
何故、蝶かと言うと蝶は人を襲わない。
しかもヒラヒラと飛んで人が少し強く捕まえると潰されて死んでしまう。
弱いものの代表ではないかと思うからだ。
現代は悪いことに、犯罪を犯したガキの親が警察幹部だったり、金持ちだったりしたら手が付けられない。
過っての山形の警部補のバカ息子が弱い友人を数人の仲間で殺した事件などは親父の所属する警察署全体で、その息子の犯罪を庇っていた感じがあった。
この警部補は事件発覚後本庁に転勤して(よく転勤させたと思う)、どうも都合が悪くなったのかその後、依願退職して警察OBの就職斡旋で某所に就職していると何かで読んだ。
だから私は警察全体で犯罪者の父の警官をカバーしていたのではないかと疑問を感じた次第である。
警察も犯罪が身内幹部ならば隠すと、いうふうに見られること自体が私には疑問に思われる。
下級巡査などは交通違反者に拳銃を抜いた翌日には、なんと「懲戒免職」になっている。
四国で発生した[自衛官自殺事件]も、なんだか変な感じである。
今回の歯医者の息子の殺人事件も金持ちの親が無理やり、金(カネ)の力で出来の悪い息子を医者に仕立てようとした感がある。
義を唱え性善説を主張した孟子は、さぞ嘆いていることだろう。
現代は、むしろ荀子(ジュンシ)の性悪説をとるのが妥当ではないかと思う。
以前と言っても20年~30年くらい昔は医学部に入れるのに3千万円~5千万円の入学金を払えば入学できたとか、
噂が流れた時期があったが、そのような金の力で医者になった医者が居るとすると患者は堪ったものでない。
余談が多く、やっと本論の火事に入るが木造住宅の火事は土地を残して焼け爛れた残骸のみが残る。
火災保険で新しく新築することは万が一のために加入した保険屋の出し渋りで今は建て替え新築も困難なようである。
たとえ土地が自分のものであっていてもだ。
昔はよく「焼け太り」と言う言葉が聞かれたが、現代は「焼け出され」となることが多いようだ。
火事の現場を見るとホントに、その怖さが分かる。
「マッチ一本火事の元」・・・今時マッチを使う家庭があるのかな?
この標語も時代の流れと共に古くなった。
さしむき、現在は
「天婦羅、漏電、火事の元」と分かり易く現代風にするべきか?
それに、もう一つ
「止めろ 放火、ドロボー、見回りだ!」も付け加えたい。
煙草は今や自分の家の部屋の中でも赤ちゃんの居る奥さんから禁止されているようだ。
数年も前の事、団地での蛍族と言う言葉も、話題になったが・・・。
この寒さでは蛍も出るに出られないだろう。
「禁煙」と言う看板が、こんな処にも、と驚く場所にも設置されてきた。
時代は激しく変わる。
在る地域では歩き煙草に数千円の罰金が科せられるようになったとか?
愛煙家にとっては住み辛(ツライ)世間になった。
何れにしても殺されるのも嫌だが、身近な火事の問題は気をつければ、かなりの率で火事は防ぐことは出来るのでは?
火事の現場の焼け跡に遭遇して、とりあえず被災者の許可も取らずに数枚デジカメに収めた。
許可を取るにも相手の方が分からなく、申しわけないが、これも社会の貢献の写真として掲載させて頂く。
火事の怖さを、よくご覧あれ!と思う。
これから寒さが厳しくなり火事の発生も多くなる「火事のシーズン」に備えての
くそ爺の火の用心の呼びかけである。
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