この頃、居間の室温が暖房器の示す温度に上がっても身体が異常に冷え寒く感じるようになった。
テーブルに座って本を読んでいる時に、フイに膝が痛くなり足が冷えて、益々 膝に苦痛を与える。
「あの 野郎!また、温度を下げたな!」

「くそたれ奴(メ)!」

「おい!また、温度を勝手に下げたな!」

「な~に?」

「温度を下げただろう?」

「何もしないよ~」

のんびりとした気楽な返事である。
ことの重大さが分かっていないようだ。
「お前が温度を下げたお陰で、俺は死にそうな目に合ってるのだ」

「俺が寒がりは分かってるだろう・・・」

「寒くて適わんよ、設定温度を下げたら、元に戻して置け!」

「何もしないといったら、してないわよ~ゥ」

「何を、そんなに怒ってるの?」

「寒いからだ」

「お陰で膝が痛くて死にそうだ」

「また~ァ 何もして、いないと言ったらしていないよ!」

コリャ・ちと変だぞ?
と、テーブルを立ち上がり暖房器の計器を見ると23度に設定してあり室温は24度となっている。何時もの通りである。
あれだけ、怒ったあとだ。
今更、我輩の勘違いとは言えない。
そのまま、何も言わずに設定温度を24度と1度上げる。
この暖房器は(+)(-)1度で保たれる。
時に差が2度となることもあるが、余り、そのようなことはない。
これで室温は25度まで上がり、あとは序々に時間と、ともに室温は下がるが23度まで下がるとまた、25度まで上がる。
その繰り返しが始まる。室温は頭の高さで(1.5m)32度前後になっている。
暫くしてカミさんが部屋に入ってきて
「私は何も触っていないよ!」

「うん、分かった」

「ふ~ん~・・・」

(暖房の設定は24度となっている)
また、台所に帰った。
台所はカミさんのお城である。
季節の変わり目だ。
多分、私の身体が季節の変化についていかないのだろうと思った。
今は寒暖の差が激しい。
気をつけなければ・・・。と思いながらまた、本を読み始めた。
外気温は14度である(午後5時)。
歳を取ると想像も付かない思わぬ事態が生じるものだ。
室温が上がって来た。
暖房器の計器は25度で室内の寒暖計は32度、湿度は52%だ。
足元(床上15cm)の温度(室温)は20度を示していた。
上着を脱ぎシャツ姿になったところに、また、何故かカミさんが来て
「暑いね~」

舗装道路m顔を出し、今年の春の速さを喜んでいたのに、きょうは暴風雪で高速はストップで冬に逆戻りです。TVでは「春の嵐」ですと報じていたが、そんなきれいな言葉では済まされないほどのふぶきだ!今朝も除雪明日も除雪でしょう。
春が恋しいです。
まだ、春は遠いですか?
持つほどに恋しさ増すか恋人は・・・ってところですか?
己が名を ほのかに呼びて 涙せし 十四の春にかえる術(スベ)なし 啄木
そんな春は来ないかなとひそかに思っていますが・・・