・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
余録:「家具」は昭和の新語という。それまでたんすなど…
毎日新聞 2015年03月28日 00時25分(最終更新 03月28日 00時28分)
「家具」は昭和の新語という。それまでたんすなどは鍋や釜と共に「道具」と呼ばれた。家庭用のたんすも明治に生まれた新種の道具で、今見る三つ重ねのタイプは昭和初期の新製品という(加藤秀俊(かとう・ひでとし)著「暮らしの世相史」中公新書)
▲ではその前の日本の庶民はどう暮らしたのか。「視線を注ぐような物が眼前に存在しないような絶対の清浄と洗練こそが、日本人が努力してやまない屋内装飾の要諦(ようてい)である」。明治に来日した米国人の言葉だが、つまりは床や壁を占拠する大きな家財はなかったのだ
▲大塚家具の創業者、大塚勝久(おおつか・かつひさ)氏は先の昭和型たんすができて間もない頃のたんす職人の家に生まれた。自身は家具の販売を志し、高級家具のまとめ買いを促す会員制販売で一時代を築く。道具から家具へ、日本人の生活空間が一変した時代のファミリーヒストリーだ
▲少なからぬ人々が身の回りの親子の葛藤(かっとう)と重ね合わせながら、息をつめて見守ったろう。大塚家具の経営権をめぐる勝久会長と長女の久美子(くみこ)社長のにらみ合いだった。注目の株主総会ではより幅広い客の取り込みを掲げる久美子社長側が勝利、勝久氏は役員を退いた
▲報道を見渡せば、強い意志、指導力などそっくりの父娘とお見受けする。ならば世代による認識の違いが激しい衝突をもたらすも成り行きか。株主が企業価値を損ねると父娘ゲンカを批判したのは当然だが、それが企業統治改善の転機になるなら悪い事とも限らない
▲株式を公開し、多数を雇用する企業がファミリーヒストリーの舞台としてのみ注目されていては困る。経営がにらむべきは人々が暮らす空間の明日だろう。
ソース : http://mainichi.jp/opinion/news/20150328k0000m070181000c.html
//////////////////////////
つぶやき
この大塚家具騒動もカミさんと私の考え方は正反対だった。
私は「父親の創業したお店だから父の思い通りにさすのが子の勤めでは?娘は持っている株を売り払って新しい自分の企業を起こせばよい」 に対して
カミさんは「時代は変わるのだから世代交代がいい」と言う。 結果は娘が勝ったが失った信用は測りしれないのでは?
子供の教育のあり方に なにかしら考えさせられたものだ。 親を葬りさる子供? 頷けないものを感じるのは私が古いのかも?私には考えられないことだった。
今だかって、本当に高い家具を購入したことのない我が家です。若い頃大きな本箱を購入(2階に)、友人がうらやましがりましたが。、日本刀や美術関係の本の重さたるや大変な重量で、地震の度に奥方が家が潰れるというので、今は本は処分、三分の一ほどにして後は安物の骨董品など置いています。今は本当に無用の長物です。壊すのも出すのも大変です。反省ばかりの人生です。アホです。
、
高級家具屋の喧嘩:、私はたとえ宝くじが当たっても高級家具は買いませんが、時代の流れなのだから、1~2階は中の上の家具、3~4階などあれば上級家具と分ければいいのに~と以前から思っていました。最上階は某国金持ち向けです(笑)
右か左かでなく、時代は動き続けるので、
どちらが成功するか10~20年待てば~どっちゃが正しいか~老舗なら中間結果?まあしょせん金持ちの意地の張り合いじゃ~見苦しい~と言いつつ株の欲しさかな~配当3倍てか?(笑)
浮いた浮いたもギリシャまで?破たんしてロシアに編入されようが、それもまた自然の成り行きと思います。日本でも高級家具が売れなくなることなど、いつ来るかわかりませんが、世に金持の絶えることなし~もまた事実ですし~
草々
低級家具さえ処分に困るひがみ爺拝
大塚家具も会員制クラブから「養老の滝」・・・チト古いですね。時代のなせることでしょうか?
親父さんは未だ未だチャンスはあると豪語していましたが・・・。
我が家にも一つくらい豪華なよい家具が欲しいところですが ままなりません。家の消味期限が切れています。笑