今日は、午後から雨です。寒くって、北海道出身のわたしは大変寒がりでいやになります。
先日の議会での陳情の私の討論です。
だいたい、このようなことを発言しています。
公立保育園・民営化計画案について保護者・市民の合意のないままに計画を進めないことを求める陳情は採択の立場で討論します。
厚生労働省の調査で2008年4月、全国で23,000カ所ある認可保育所で公立保育所数が私立保育所を下回ったことが報道されています。比率が逆転したのです。
政府はこの間公の施設管理運営を民間事業者に委託できる指定管理者制度の導入や(03年)や公立保育所運営費の一般財源化、(04年)を進め保育の民営化に道筋をつけてきました。
しかし、公立保育所があることによって自治体は職員配置を改善するなど保育水準の確保に努めてきました。
それが私立保育所への独自補助にもつながり保育全体の水準を維持・向上させてきました。民営化の進行は保育の質に対する公的責任を大きく後退させるものです。
個人的な経験ですが、私は3人の子育てをしてきました。三人とも西保育園です。
私も、妻も勤めていましたが、母乳で育てたいとの思いを持っていました。
上の二人はミルクでした。そのころ母乳も出ていたことと、冷凍母乳の専用の袋なども市販されていました。できれば母乳で育てたい、最後だろうからと、三人目のときに思い切って、西保育園の園長先生に相談しました。
私立の保育園ですと、きっと一度相談しても、例がありませんとか、園の方針ですとかいわれたたらそれであきらめていたと思います。あるいは相談もできなかったかも知れません。
西保育園の園長先生はよく話を聞いてくれて、初めてのことでしたが、職員の中で相談してくれました。そして条件を整えて冷凍母乳を実現してくれました。
私は、市の職員である先生を信頼していました。公立保育園の先生は市の職員だから、市民の要望をきちっときいてくれたと思います。
職員が、専門家として母乳のよさや、それにこだわる親の気持ちが理解できて、条件を整えてくれたと思い、大変感謝しています。
別な経験ですが、国立では小・中学校の先生は移動が早くて、極端な話、小学校で一番古いのは6年生、ということもあります。つまり学校の先生は子供の育ち見ることができなくなっています。子供らは、人生の節目、高校に入ったとき、悩んだとき、本来は母校の先生の顔を見て報告したり、相談したりしたいものです。しかし、国立にはその子の育ちを見てくれる条件が少ないのです。
国立の特色かもしれませんが保育園の同窓会があって、結婚式に集まって、保育園の先生がを囲む例をいくつも知っています。たった一人の親が病気で生死の境をさまよっている中、本当に困ったときに保育園の先生に相談に行った高校生の事例も知っています。
私はこの全体の奉仕者として国立にずっといる、子育ての専門家として相談に乗って、協力してくれる先生たちにさらに今後も地域の子育て、子育ち相談センターとしての役割を期待したいものです。
国立の公立保育園の保育実践は大変すばらしいものがあります。
今回の、市の保育園の民営化の提案は、財政論から出たものであり、絶対にやってはいけないものです。
根拠になる数字1億1千万円も、多くは2004年に国が、公立保育所分運営費を一般財源化したこと、それにあわせて東京都が国庫負担の4分の1を負担するとしていた制度も廃止したものこれが大本です。
一般財源化とは、地方交付税に算入しますとして、国立市のような不交付団体では需要額に算定するというだけで実質持ち出しになり、その分支出がふくらみます。地方交付税制度の問題点です。
本来、少子化の中で手厚く子育てを応援しなければならないのに、国と都が一緒になって保育の責任を放棄しようとしているのです。
国には金がないのではありません子育ての心がないのです。グアムへの米軍基地移転の費用6000億円あれば90人の定員の保育所を5000ヶ所45万人分新設できます。
このようなときにこそ、国立市はがんばって子供たちとお父さん、お母さんを応援しなければならないでしょう。
国立市で保育園は民営化しない方針でやってきましたところが、今回この保育園の民営化が議会で出てきたのは都市計画道路3・4・10号線の道路財源に触れたときでした。まさに国立市の保育園の民営化は道路財源から出てきたのです。膨大な借金をして次世代まで残す、子供たちまで借金を残す不要な道路を建設するために保育園の民営化を許すことができません。
市民の中には道路作るために保育園の民営化
国立市は、二度とこのような提案をせずに、これを機会に、日本中に誇れる公的保育を進めていただきたい。
として陳情に採択の討論とします。
先日の議会での陳情の私の討論です。
だいたい、このようなことを発言しています。
公立保育園・民営化計画案について保護者・市民の合意のないままに計画を進めないことを求める陳情は採択の立場で討論します。
厚生労働省の調査で2008年4月、全国で23,000カ所ある認可保育所で公立保育所数が私立保育所を下回ったことが報道されています。比率が逆転したのです。
政府はこの間公の施設管理運営を民間事業者に委託できる指定管理者制度の導入や(03年)や公立保育所運営費の一般財源化、(04年)を進め保育の民営化に道筋をつけてきました。
しかし、公立保育所があることによって自治体は職員配置を改善するなど保育水準の確保に努めてきました。
それが私立保育所への独自補助にもつながり保育全体の水準を維持・向上させてきました。民営化の進行は保育の質に対する公的責任を大きく後退させるものです。
個人的な経験ですが、私は3人の子育てをしてきました。三人とも西保育園です。
私も、妻も勤めていましたが、母乳で育てたいとの思いを持っていました。
上の二人はミルクでした。そのころ母乳も出ていたことと、冷凍母乳の専用の袋なども市販されていました。できれば母乳で育てたい、最後だろうからと、三人目のときに思い切って、西保育園の園長先生に相談しました。
私立の保育園ですと、きっと一度相談しても、例がありませんとか、園の方針ですとかいわれたたらそれであきらめていたと思います。あるいは相談もできなかったかも知れません。
西保育園の園長先生はよく話を聞いてくれて、初めてのことでしたが、職員の中で相談してくれました。そして条件を整えて冷凍母乳を実現してくれました。
私は、市の職員である先生を信頼していました。公立保育園の先生は市の職員だから、市民の要望をきちっときいてくれたと思います。
職員が、専門家として母乳のよさや、それにこだわる親の気持ちが理解できて、条件を整えてくれたと思い、大変感謝しています。
別な経験ですが、国立では小・中学校の先生は移動が早くて、極端な話、小学校で一番古いのは6年生、ということもあります。つまり学校の先生は子供の育ち見ることができなくなっています。子供らは、人生の節目、高校に入ったとき、悩んだとき、本来は母校の先生の顔を見て報告したり、相談したりしたいものです。しかし、国立にはその子の育ちを見てくれる条件が少ないのです。
国立の特色かもしれませんが保育園の同窓会があって、結婚式に集まって、保育園の先生がを囲む例をいくつも知っています。たった一人の親が病気で生死の境をさまよっている中、本当に困ったときに保育園の先生に相談に行った高校生の事例も知っています。
私はこの全体の奉仕者として国立にずっといる、子育ての専門家として相談に乗って、協力してくれる先生たちにさらに今後も地域の子育て、子育ち相談センターとしての役割を期待したいものです。
国立の公立保育園の保育実践は大変すばらしいものがあります。
今回の、市の保育園の民営化の提案は、財政論から出たものであり、絶対にやってはいけないものです。
根拠になる数字1億1千万円も、多くは2004年に国が、公立保育所分運営費を一般財源化したこと、それにあわせて東京都が国庫負担の4分の1を負担するとしていた制度も廃止したものこれが大本です。
一般財源化とは、地方交付税に算入しますとして、国立市のような不交付団体では需要額に算定するというだけで実質持ち出しになり、その分支出がふくらみます。地方交付税制度の問題点です。
本来、少子化の中で手厚く子育てを応援しなければならないのに、国と都が一緒になって保育の責任を放棄しようとしているのです。
国には金がないのではありません子育ての心がないのです。グアムへの米軍基地移転の費用6000億円あれば90人の定員の保育所を5000ヶ所45万人分新設できます。
このようなときにこそ、国立市はがんばって子供たちとお父さん、お母さんを応援しなければならないでしょう。
国立市で保育園は民営化しない方針でやってきましたところが、今回この保育園の民営化が議会で出てきたのは都市計画道路3・4・10号線の道路財源に触れたときでした。まさに国立市の保育園の民営化は道路財源から出てきたのです。膨大な借金をして次世代まで残す、子供たちまで借金を残す不要な道路を建設するために保育園の民営化を許すことができません。
市民の中には道路作るために保育園の民営化
国立市は、二度とこのような提案をせずに、これを機会に、日本中に誇れる公的保育を進めていただきたい。
として陳情に採択の討論とします。