長内敏之のブログ

その日の出来事など、いろいろ

日本における労働者階級の学生の状態

2010-07-09 21:05:21 | 国際・政治

日本共産党の小池あきらさんあてに、私立大学に通う女子学生から手紙が届きました。一部を紹介します。

「先日、大学近くで先生が演説されていた際、ビラを拝見して非常に感銘を受けたため、ペンをとらせていただきました。先生が若者の労働問題に真摯に取り組んでいらっしゃることを知り、先生と共産党に一票を投じさせていただこうと決心しました。恥ずかしながら政治に疎く、選挙権を得てから一度も投票所に足を運んだことはなかったのですが…」。
彼女は新聞奨学生で、「朝刊、夕刊を毎日配達し、付随業務をこなし、その合間に大学に通っています。想像はしていましたが、自分で学費と生活費をまかなうということは並大抵の苦労ではなく、自室で涙を流すこともしばしばです」。

「経済的に恵まれない若者が、自活をしつつ大学にいくには『新聞奨学生』という選択肢くらいしか残されていない日本の大学教育制度のあり方、学費の尋常でない高さに疑問が沸き起こり、それをお伝えしたかったのです。…若者が世間に夢を求めなくなって久しいですが、こうした問題をそのままに放置している政治体制にも原因があるのではないでしょうか。学費を引き下げる必要性があると感受しております。共産党ならびに先生に一縷の望みを託したい」――こうしるされていました。

 今日の夕方のテレビでも、今の東京に暮らす学生達の実態が報道されていました。仕送りの平均額が減少しています。食事は200円程度、着る物をガマンするのはあたりまえ、胸が痛くなります。

そうして卒業しても、就職できない、正社員になれない、世の中がおかしい。この世の中を変えなければ。