長内敏之のブログ

その日の出来事など、いろいろ

友人の日野川先生からの拡散いらいです

2016-03-08 21:03:07 | まち歩き
友人の丸浜江里子さんの最新著書をご紹介いたします。
下記は、丸浜さんから頂戴しましたお便りですが、ご一読いただけますと幸いです。
 
日野川静枝
<転送開始>
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 春らしい日になりましたね。お元気でお過ごしでしょうか。いつも貴重な情報
をありがとうございます。殆ど発信しないのに、急に長いメールを送ることをお
許し下さい。今日は、自著の紹介をさせて頂きます。
 
『ほうしゃの雨はもういらない―原水禁署名運動と虚構の原子力平和利用』(凱
風社)を2月に上梓しました。
2011年5月に『原水禁署名運動の誕生―東京・杉並の住民パワーと水脈』を出しま
したが、3.11前に本文をかいていたので、原発や核の「平和利用」を十分触れて
いなかったので、今回は原水禁運動だけでなく、核の「平和利用」のカラクリに
こだわりました。
 
今日の(3/6付)『毎日新聞』の書評欄に取り上げられました。中身の濃い書評
に驚きました。お読みいただけたら嬉しいです。
 
共同通信配信コラム「時言」は拙著を取り上げ、秋田魁新聞(2/23付)に掲載さ
れたので紹介させて頂きます。(昌)は編集委員の太田昌克さんです。
 
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コラム「時言」  ◎共闘へのすすめ
 一強多弱の政治状況の中、参院選へ向けた野党共闘の姿がなかなか見えてこな
い。維新の党との合流構想や共産党との間合いに苦心する民主党の岡田克也代表
には、ある近著をおすすめしたい。
 
 「ほうしゃの雨はもういらない」(凱風社)。公立中学の社会科教員を長年勤
めた歴史研究家の丸浜江里子さんが、今から60余年前の原水爆禁止運動の経過
について、当事者らの証言を基にまとめた労作だ。
 
 1954年の太平洋ビキニ環礁での米水爆ブラボー実験で第五福竜丸など多数
の漁船が被ばく。「死の灰」を浴びた漁師が健康被害を訴え、汚染マグロが社会
問題化する中、人口の約3分の1に上る3千万人以上が原水爆禁止の署名に応じ
た。
 自転車かごにレコーダーを入れて証言者の元へ向かったという丸浜さんは、文
字通り国民運動に発展した原水禁運動の成功をこう分析する。
 
 「中央団体の指令等でなく、各地各団体のあらゆる立場の人が原水爆禁止の一
点で自発的に結びあい、創り上げた国民的な統一運動と言えようか」
 
 社会党(現社民党)が左右に分かれ、保守勢力との分断も顕著な当時、平和運
動はともすれば「アカの運動」と見られがちだった。それがビキニ被ばくを機に、
保革の隔てなく原水爆禁止で多くの市民が大同団結した。
 
 原発再稼働、特定秘密保護法施行、集団的自衛権の行使容認、緊急事態条項新
設を目指した改憲の動き…。いずれも、一強の安倍政権と自民党が世論の流れに
抗して進めてきた政策課題だ。
 
 「安倍政治の暴走」(岡田氏)を止められないのは、自らの利害得失に固執す
る野党各党の思惑のためか、それとも市民と政治家の危機意識が高くないからな
のか。60余年前の国民運動にヒントを見いだしたい。(昌)
 
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 現在の状況とかみ合わせて、現在の視点で60年前の運動の意味を書いて下さい
ました。60年前の政治状況をふり返ってみて、現代と重なり合うことを強く思い
ました。それに対抗した幅広い運動の歴史と知恵を学びたい、そして同時に進ん
だ核の「平和利用」のカラクリ、奸計をしっかり見据えたいと思い、まとめまし
た。お手にとって読んでいただけたら有り難いです。
 
◎『ほうしゃの雨はもういらない』(凱風社、1300円+税)
<目次>
1、ビキニ事件の発生
2、アイゼンハワー政権と「アトムズ・フォー・ピース」
3、原水禁署名運動のプロローグ
4、杉並の原水爆禁止署名運動
5、全国へ、そして世界へ
6、米国の巻き返しと日米核同盟
おわりに 歴史から学ぶのか、同じ轍を踏むのか
 
丸浜江里子      

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