大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

青い空を一緒に眺めているよう---みなさまの声☆2

2015年05月23日 | 執筆の仕事
みなさま おはようございます!
児童文学『つばさ』に寄せられたご感想を、ご紹介する連載(ついに連載に!)です。
おふたりめはTさんです。


☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆
二羽と三人の物語、一気に拝読。
三人組の頭越しに、青い青い空を一緒に眺めているような気分で本を閉じました。
これから毎年、三人は決まってこの季節になると、
ツバメたちとの時間を思い出してその話をするのよね。
大人になっても、顔を合わせれば、いつも、きっと。
なんか、いいなあ、男の子たちって。
羨ましい、と、昔むかし女の子だった私は思ったりいたします。

(Tさん 女性 出版社勤務)
☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆

本を読まれた日。窓の外におしゃべりがきこえたTさん。
「なんだろう?」とのぞいてみたら、物干し竿に2羽のツバメがとまっていたとのこと……!
そのままファンタジーのお話になりそうなすてきなエピソードですね~☆
Tさん、ありがとうございました!


☆『つばさ』大島理惠著 文研出版刊 発売中です!☆

児童文学は大人も楽しめる! ---みなさまの声☆1

2015年05月21日 | 執筆の仕事
みなさま こんにちは~
きょうはさわやかな1日となりそうですね!
児童文学『つばさ』に、さまざまなご感想が寄せられてきております(^o^)。
ご本人に許可をとったご感想を、紹介させていただきます。
まずは、読書と鳥が大好きなY.A.さんからのご感想です。


☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆
抜けるように爽やかなブルーとグリーンが織りなす、
ターコイズの海と空の表紙。
壮大でありながらも、意外にもプールで無邪気に遊ぶ子供達にも見えたりして楽しい。
ちゃぽんとこぼれてしまいそうで、丁寧に扱いたくなります。

9ページの2羽のツバメの絵、素晴らしいです。
ものすごいインパクトです。
しばらく眺めました。
ピーチとツピーチ(その時はまだ命名されていませんね)
触れたくなるような質感でもって迫ってきます。

翼と洋平と博を通して夢をみました。
子供の頃の時間は無限で全部自由で永遠に続くかのよう。
当時の様子を思い出しました。
空想と現実の狭間を無意識にさまよいながらおくる毎日が、
どれだけわくわくするものだったかを。

児童文学は、大人でも充分に楽しめる。
自信をもって言えます。
大人はリセットする時間を積極的に持つことも大切なのではないかな。
最近の大人は疲れすぎています。

(Y.A.さん 女性 税理士事務所勤務)
☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆

読書が好きなYさん。ふだんはおとな向けの小説を読まれているそうですが、
「児童文学は大人でも充分に楽しめる!」と書いてくださいました。
私が理想とするのも、子どもが読んで楽しく、大人も楽しめる本です。
Yさん、ありがとうございました!
Yさんのお宅の駐車場には、毎年、ツバメが巣を作っているそうです。
本を読まれたその日も、ツバメがやってきたそうです(^o^)!


『つばさ』大島理惠著 文研出版刊 発売中です!☆

児童文学『つばさ』amazonで買えます!

2015年04月17日 | 執筆の仕事
みなさま こんにちは~!
寒くなったり暑くなったりしながら春が進んでいきますね!
ツバメもようやくやってきました。

さて、そのツバメも出てくる児童文学『つばさ』が、
amazonでも買えるようになりました。

ツバメは最初からずっと出てきますが、
主人公「つばさ」の友情物語にもご注目ください!

よろしかったら、お手にとってご覧ください。

児童文学『つばさ』もうすぐ出ます

2015年04月02日 | 執筆の仕事
みなさま 新年度ですね!

もうすぐ出版される本のご紹介です。
『つばさ』大島理惠(文・絵)文研出版 (4月なかばあたり刊行)
本が届くのは1週間後なので、写真は入稿ゲラと色校です。
はじめての文章メインの本で、わくわくドキドキでございます。
お話が浮かんできて1週間で書き、出版社さんに持ち込んで、
10回くらい書き直し、2年がかりで本になりました。
見かけられましたら、どうぞ手にとって読んでみてくださいませ。

みなさまも、よい新年度の1日をお過ごしください♪

私学のひとびと(8)神保勝世さん

2015年03月01日 | 執筆の仕事
みなさま こんにちは!

雑誌『進学レーダー』(みくに出版)に連載中の「私学のひとびと」のご紹介です。
この連載は、私立学校にかかわった歴史上の人々を、資料で調べたり、
関係者の方に取材をしたりして記事にしているものです。
今回は、2014 vol.8号に掲載された、横浜共立学園校長の神保勝世さんです。
私学に関わる人たちを調べたり取材させていただくうち、私なりにわかってきたことがあります。
それは、「我が道をゆく」人が多いことです。
今回の神保さんも、横浜共立学園の校長先生を50年もやってこられた方だそうで、
そんなに在職が長かったのだから校長先生一直線なのかと思いましたところ、
その道は紆余曲折の連続でした。
そんなところに、とても感動してしまった私でした。


※現在は、『進学レーダー』2015 3.4月号が発売中です。ぜひお手にとってご覧くださいませ。

私学のひとびと(7)松前重義さん(後編)

2015年02月28日 | 執筆の仕事
みなさま こんにちは!

雑誌『進学レーダー』(みくに出版)に連載中の「私学のひとびと」のご紹介です。
この連載は、私立学校にかかわった歴史上の人々を、
資料で調べたり、関係者の方に取材をしたりして記事にしているものです。
そのなかから、2014 vol.7号に掲載された、東海大学創始者の松前重義さん(後編)をご紹介します。

※現在は、『進学レーダー』2015 3.4月号が発売中です。
ぜひお手にとってご覧くださいませ。

『歴史感動物語』

2015年02月17日 | 執筆の仕事
1本5000字の記事を11本書かせてもらった、
子ども向け日本史の人物伝が刊行になりました!
学校や自治体の図書館でお読みくださいませ。

『歴史感動物語』全12巻 学研教育出版 2月10日発行

私は、
○清少納言と紫式部(平安女房のバトルの話)
○運慶(リアルな仏像はどうしてできたかの話)
○親鸞(なむあみだぶつの話)
○世阿弥(秘すれば花の話)
○雪舟(絵が都では認められずに本場中国で認められた話)
○徳川吉宗(改暦にこだわった天文将軍の話)
○夏目漱石(38歳まで小説家じゃなかった話)
○与謝野晶子(歌人だけどほんとうは理系が好きだった話)
○豊田佐吉(トヨタの生みの親なのに冷遇された発明家の話)
○ミケランジェロ(没落貴族の家族にお金をむしりとられる話)
○シラーとベートーベン(第九が誕生して理解されるのに時間がかかった話)
を書かせてもらいました。
()内は、今昔物語ふうに自分でつけた注釈(^^)。

*締切を冷静に気を長く待ってくださった担当さま、ありがとうございました。
*原稿についてアドバイスをくださった編集スタッフさま、感謝いたします。

私学のひとびと(6)松前重義さん(前編)

2015年02月11日 | 執筆の仕事
みなさま こんにちは!

雑誌『進学レーダー』(みくに出版)に連載中の「私学のひとびと」のご紹介です。
この連載は、私立学校にかかわった歴史上の人々を、
資料で調べたり、関係者の方に取材をしたりして記事にしているものです。
今回は、2014 vol.6号に掲載された、東海大学創始者の松前重義さん(前編)です。
さまざまな顔をもっていた松前さん。
学校の創立者という方たちは、さまざまな方向で濃い人生を歩んでいますね。
東海大学がどういう経緯でできたかもわかって興味深かったです!

※現在は、『進学レーダー』2014 vol.9が発売中です。
ぜひお手にとってご覧くださいませ。

私学のひとびと(5)青柳昌宏氏(後編)

2014年09月23日 | 執筆の仕事
みなさま ごぶさたです!
お彼岸、そして秋分の日、昼と夜の長さがいっしょな日ですね~。

『進学レーダー』(みくに出版)に連載させていただいている、「私学のひとびと」の第5回です。
今回は、青柳昌宏さんの後編です。

テオリア。この言葉は、ほんとうに忘れられません。
自然の観察も、絵や文章をかくことも、ここに戻るとほっとします。
青柳さんが著書『自然観察のし方』で提唱しておられたのが、
「1日1枚自然をスケッチ」(正式な名前はいまは失念、すみません)です。
なんだっていいそうです。
お天気もさわやかなこのごろ。きょうから始めてみられてはどうでしょうか~~
(ちなみに私は1か月でリタイア。でもまた再チャレンジしたいです!)

※現在は『進学レーダー』vol.6が売られています。
東海大学創始者の松前重義さんの前編(やっぱり興味深い方は1回では書ききれませんね)が掲載されています。
どうぞ手に取ってご覧ください。

私学のひとびと(4)青柳昌宏氏

2014年08月10日 | 執筆の仕事
みなさま、おはようございます。
きょうは連載エッセイの紹介です。
月刊誌『進学レーダー』vol.4に書かせて(&描かせて)いただいている、
ナチュラリストで「ペンギン博士」の青柳昌宏さんです。
お読みいただけますと、幸いです。

青柳さんのことは、15年前くらいに著書『テオリア』で知りました。
その頃わたしは、本屋の自然や生物学のコーナーをまわるのが好きだったのですが、
そこで、『テオリア』と題された地味な(装丁家の出原さんの意図があったかもしれません)
本をなんとなく手にとり、1ページ目を開き、そのまま立ち読みしてしまい、
すっかり「テオリア」に感化されて買って帰ってきたのです。
ちなみに、地味な表紙をよーく見ると、小さな文字で「じっと見る」と記されています。
ふつう、気がつかないって……。
じつは、「テオリア」とは、「じっと見る」という意味あいなのだそうです。

本の内容は、「自然をどう感じるか」というものでした。

その後、一昨年、『科学感動物語』という本の執筆の仕事がまいこみ、
まっさきにとりあげたいと思った人のひとりが、青柳さんでした。
すでに絶版になっている著書を古本で買うと、
それを売ってくれたのが、青柳さんが設立した「ペンギン基金」のメンバーで、
装丁家の出原速男さんだったことにも驚きました。

今回は、編集部さんのご紹介で、
青柳さんに直接指導を受けた、目黒学院教諭の上田一生先生にも取材させていただき、
ひとつの世界を追い続けることのすごさを知ったしだいです。
上田先生、ありがとうございました。
上田さんの『ペンギンのしらべかた』 (岩波科学ライブラリー)は、
現在のペンギンのフィールドワークについても書かれていて、とても興味深かったです。

青柳さんといえば「ペンギンを日本ではじめて本格的に調査した人」ですが、
私もペンギンは好きなのですが(特にアデリーペンギン♪)、
私が青柳さんについて追究してみたいのは、
「自然の正しい感じ方」(これも上田先生のお言葉)だな、と、
上田先生への取材のなかで思いました。
いずれにしても、直接その世界の人に会ってお話を聞くことで、
次なるとびらも開けるのだとわかりました。


※現在は『進学レーダー』vol.5が売られています。
青柳昌宏さんの後編が掲載されています。
見かけられましたら、どうぞご覧ください。