大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

キチョウのさなぎが落ちてしまった

2012年09月27日 | スケッチブック
夏のあいだは2つくらいしか見なかったキチョウの蛹。
秋になったら急にたくさん見つけるようになりました。
せまい庭の2カ所にハギの鉢を置いてあります。
きょうの観察では、北側のハギに蛹8つ、
蛹になる前の前蛹というブランコみたいな状態が2つ、
終齢のながーい幼虫6匹、
東側のハギに蛹6つ、前蛹2つ、ありました。

前蛹になる前の幼虫は透明になるみたいで、
いつ前蛹になるかとわくわくしながら見ていましたが、
20分待ってもならないので、あきらめたら、
1時間後にブランコ状態になっていました!

前蛹が蛹になる前には、ブランコの体を
ややまっすぐにするのか、そういう状態の子がいたので
観察していたのですが、知らないうちに蛹になっていました。

ところでこのスケッチの蛹は、枯れたハギの葉ごと風で落ちてしまったもの。
数日前の嵐で、ハギがだいぶ枯れてしまったんですね。
いきなりコンクリートに落ちちゃってびっくりしたかなあ……。
いま、ビンにハギをさして、観察しています。
羽化してくれるのでしょうか。

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6月のかぶとむし今年も

2012年07月01日 | スケッチブック
世間はいろいろなたいへんな時期ですが、
今年もなぜか、庭にかぶとむしを発見。
数年前の同じ時期にも、かぶとむしのオスが朝の庭にいました。
このイラストは台風のあとのものなので、
前の植木屋さんから飛ばされてきたのか……?
朝、がんばってどこかの土から出てきたのでしょうか。
がんばって、木につかまっていました。
すごい、かぶとむしの匂いがしていましたよ~~

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6月のせまい庭・カノコガ

2012年06月27日 | スケッチブック
もう6月もおわりですね~。
わたしは夏がおそろしいのでいまのところ快適ですが、
すずしい初夏は体調を崩しがち。ご自愛ください。

6月は虫の季節らしいですよ。
庭にも虫がいっぱい~。
西北の日の当たらない場所でドクダミとりをしていたら、
カノコガがあちらにもこちらにもちらほら。
縁の下から扇風機でわき出る送風に、わざわざ翅を広げるガもいました。
草の上をとことこと歩くガもなかなかかわいいですよ。
この絵は中旬のもの。いまはだいぶ虫の種類も変わりました。
ナミテントウは蛹になり、ハギの葉にはキチョウの幼虫がいます。
ハギの葉は、ハキリバチのなかまに丸く葉を切られたあともおもしろく。

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5月のせまい庭・マダラマルハヒロズコガ

2012年05月19日 | スケッチブック
初夏らしくなって、急に庭に虫がでてきて毎日いそがしいです。
いそがしいって、観察しているだけなんですが…。

青柳昌宏さん提唱の「発見カード」をはじめてみました。
ポストカード大の紙に、1日1つ、自然で発見したことを描くというもの。
この日は、1つにおさまりませんでした。

ナミテントウ幼虫は、アブラムシ大量発生をくいとめてくれました。
気になるのは、ツバキの葉裏に毎年つく、みょうなまゆです。なんだろう??

そして今回の発見は、画面まんなかの、8の字の変な虫です。
マダラマルハヒロズコガというガの幼虫なんだそうです。
去年もいて、??? というものでしたが、
今年はようやく、名前がわかりました。
わかったからどうというものでもありませんが、
なにを食べるのかとか、どうやって暮らしているのかを調べやすくなりますよね。
この8の字の変な蓑は、朽ち木を自分で切って作ったらしいですよ。
DIYな虫ですね(^^)

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井の頭自然文化園

2011年11月09日 | スケッチブック
先日、吉祥寺で髪を切ったあと、
井の頭自然文化園にカイツブリを見に行ったんですが、
そのとき、水槽(カイツブリが大きな水槽で飼われているんです)
のなかには、カイツブリが4羽いました。
おとな二羽とこども二羽だったのですが、どんな関係か気になりました。
また、おとなのほうは、巣をつくって、卵をあたためていました。
それは人工卵だと説明があったので、なんで人工卵なのかな、と気になり、
ご意見箱に紙をいれてきたところ、
おととい、わざわざはがきで回答をよせてくださいました!

要約すると、
・カイツブリの関係は親子である
・人工卵は、めすがどんどん卵を生んでしまい体力を消耗するので
というものでした。
なるほど、たしかに、インコなども、そういうめすがいるので、
あまり卵を生まさないようにすると聞くことがあります。

井の頭自然文化園さん、ありがとうございました~!

みなさんもぜひ、吉祥寺に遊んだ際には、400円ではいれる
自然文化園へ行ってみてくださいね。
カイツブリはとってもオモシロイし、りすもオオルリもいますよ。

絵は、以前描いた転居届。色鉛筆。2005年夏。

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10月の虫と花

2011年10月12日 | スケッチブック
気候もよくなり、ハギの枝でキチョウのさなぎが羽化しそうな朝だったので、庭でちょっとスケッチをしてみました。せまい庭でいろんな花をながめていたら、いつのまにかキチョウが羽化!人が見ているのはほんとうにいやなんですね。しばらくわざとぶらぶらと体をゆらし、10分以内でぱっちりと羽をかわかしきりました。同じくハギの葉にコミスジ幼虫の小さいのもいます。

この夏秋は虫の顔ぶれもかわり、コミスジがはじめて何頭も羽化、ルリシジミは一頭もいなくて、バナナムシはゼロ。チョウの種類はこれまでも年によっていろいろでしたが、いつもはいっぱいとびはねていたかわいいバナナムシを見られなかったのはふしぎ。みなさんのお庭はどうだったでしょうか?

※絵の中のテキストの訂正です。「キボシゴマダラ」→たぶん「キボシカミキリ」かと思うのですが、今となっては確かめようもなく、スミマセン。当時はざっと調べてそう思い込んでいたのたと思います。ゼフィランサスのおしべとめしべの数→逆でした(-_-;)スミマセン!

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インコにお礼

2011年10月05日 | スケッチブック
しんみりした詩を書いてみましたが(笑)・・・。

急に秋になったきのう、ボタンインコのルビちゃんと
お別れをしました。
あと2か月ちょっとで18歳。ボタンインコは10年生きればいいほうみたいなので、
人生の半分は私たち人間のために生きてくれたようなところがありました。
朝からえさを食べなかったので、ずっと暖めていたのですが、
夜になってもえさを食べなくて、体をささえていることもできなくなって、
ときどき、手にのせてなでたりしていました。
夜の10時すぎにけいれんしたり、ピッピッと鳴きはじめて
脈がふだんの倍くらいになって、そうとうつらそうだったので、
また手に入れてつつみこんだら、呼吸が落ち着いてきて、
これでしばらくはいいだろうと思って、気がついたら、心臓の音が聞こえなくなっていて
目はあいたままで、いつ死んでしまったのかわからないくらいで、
あわてて夫をよびました。

鳥はとってもストレートな生き物で、
4年前に亡くなったボタンインコは夫に、
今回のインコはわたしに、どちらかというとなついていました。
カゴのなかで目があえば「あけてあけて」と叫んだりあばれたりするし、
出してやれば人間のそばにぴったりくっついているし、
話しかけるとうれしそうだし、
毎日、新しい鳥みたいになって起きるし、
学ぶ事も発見することもたくさんありました。
ルビちゃんは死んだあとも眠っているみたいで、
人の縁を大事にしなよね、なんて言ってくれているみたいに見えました。

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オオミズアオが行方不明(絵なし)

2011年10月02日 | スケッチブック
10月になりましたね。
庭に出るのも楽になって、朝、そのへんを観察していたら、
おどろきの発見です。
絵に描く勇気もなくてもうしわけないのですが、
オオミズアオの幼虫がジョウロにつかまっていました。
興味のある方はネットで画像を見てください。
もう終齢らしくて、巨大でした。
ジョウロでまゆになられても困るので、
棒でつついたのですが、すっごい力でぶんぶんとはねかえされました。
コワイ!成虫は静かな蛾なのに、芋虫時代は強烈です。
しかたないので、ジェット水流で力づくで落として、
ゆくえを観察することにしました。
地面をはって、コンクリートの壁をのぼりはじめたのですが、
しばらくすると、ドサッという音。下に落ちたのです。落ちる音もすごい。
何回かくりかえして、ようやくツタの間に安住。
しかし、翌朝見ると、いなくなっています。
こんどは、反対側の壁の下を歩いています。
色が、黄緑色から茶色に変わっているので、前蛹直前のようす。あわてています。
ここでまゆになるんだな、と思って、落ち葉をかけてあげたのですが、
恐怖を感じたのか動かなくなってしまいました。
しばらくして見てみたのですが、いなくなっていました。
どこかでまゆになっているのでしょうか。
まゆになってしまえばおとなしいし、
成虫の羽化は見てみたいので、楽しみです。
いま思い出しましたが、幼虫が右往左往するようすは、
あれこそ「はらぺこあおむし」のモデルだという気がします。
あんな形の虫は、オオミズアオだけではないでしょうか。




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こたつで寝るインコ

2011年06月04日 | スケッチブック
ボタンインコのルビちゃんは、最近
上の絵のようにこたつ布団で寝ます。
うつぶせになったり、頭を横に向けたり。
まるで、人が寝ているみたいです・・・。

ルビちゃんはもう17歳で、人間でいえば100歳近く?
10歳を越えたころから毎年、この冬が最後かと覚悟をするのですが、
なんとかもちこたえています。
しかし昨日、朝、朝食のちゃぶだいで、
いきなり、コロッ! とひっくりかえってしまい、あわてました。
手のなかであたためたら、鳥の方が体温は高いんですけど、
すぐに元気になりました。気持ちがきいたのでしょうか。
きょうも、寝たり起きたり遊んだり、元気にしています。

年をとるにつれて、こういう妙な発作がよく起こるようになり、
けれど以前は1日がかりで回復していたのが、
ものの数分で元に戻るようになりました。
ますます快調の17歳です。

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びっくりエナガの群れ

2010年11月07日 | スケッチブック
あれもしなくちゃいけない、これもしたい、みたいなときに、庭で土をいじっていた。無心にスコップで土をほりかえしていたら、ちいさなミーミーミーという声がきこえた。気にしないでいたら、声はどんどん大きくなって、尋常じゃないくらいになって、上を見てみたら、小さな鳥がちょんちょん、と電線にとまっていた。あ、シジュウカラ、と思ってよく見たら、しっぽが長かった。エナガだった。

エナガかあ!とちょっと感動してみていたら、数がどんどん増えてきた。ミーミー鳴きながらお向かいの植木へ降りていく。つぎからつぎから電線にやってきては降りていく。その数20羽以上!いままで家のまわりでエナガを見たことはなかったし、さらにこんな大群でいるとはしらなかったのでびっくり。本を見ると、冬は30羽くらいの群れで暮らすという。天からプレゼントをもらったような気持ちになった。

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