大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

1月の鳥と虫

2010年01月09日 | スケッチブック
小寒から大寒までは、1年でも寒さが厳しくなりますね。
近所の野鳥たちも、えさを求めて庭にやってきます。
この寒いのに、毎日必ず、入れ替わり立ち替わりで水浴び、
そしてなわばり争いの間に、食事。
今年もメジロは優勢です。
シジュウカラは、メジロと対面してしまうと、背を向けて、尾羽を広げて威嚇します。
メジロは、体をふくらませて威嚇。
どうしても、シジュウカラは人がいい?ので、メジロの戦意に負けてしまうようです。
雨上がりの朝は、誰も庭に来ません。
晴れたお向かいの畑に、虫が出てきているのかもしれません。

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木にとまるゴイサギ

2009年11月12日 | スケッチブック
ようやく秋らしくなってきましたね。
上の絵は、都内のある川のほとりで見た光景を、思い出して描いたもの。
手前にいる、ずんぐりしたのは、ゴイサギの成鳥。
下の方にいるのは、ゴイサギの若鳥。ホシゴイとよばれます。
時刻はお昼時。2羽とも、眠そうにじっとしています。
向こうの岸にも、よく見るとゴイサギが。
するとこれは、家族なんでしょうかね?
会社員の人々が、指差しながら見ていきます。
携帯で写真をとられたり・・・
でも、気にしない、ゴイサギ親子でした。

面白いのは、次の日も同じ場所に行ってみたのですが
毎日、同じところにいるんじゃないってことです。
向こう岸のゴイサギだけは、似たような場所にいました。
魚がよく見えて、居心地もいいんでしょうね。

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しつこく羽化に立ち会う

2009年10月02日 | スケッチブック
飼育していたムラサキシジミ蛹が、次々と羽化しています。
今回、9頭もいるので、なんとか羽化を見届けたいと、
羽化予定の朝、飼育箱を机の上におき、みはっていました。
しかし1頭めのNo.1は、家事でその場を離れた10分のすきに羽化。
気がついたら、すでにきれいな蝶になって、箱のふちにとまっていました。

そこで翌日は、No.2、3を慎重にみはります。
朝は、真っ黒だった蛹が、お昼近くに、だんだん薄い色になってきました。
これは羽化が近い! と期待すると、蛹から小さな音がします。
耳を近づけると、カリカリカリカリ、紙をひっかくような音で、
その音がカカカカカ、と連続しはじめました。
2分後、蛹の頭が割れて2本の触覚が見えました。
触覚を、アンテナのようにゆっくり動かしながら、
まるまった枯れ葉の間から、蝶がはいでてきました。
床を歩いて箱のふちへ。無事、蛹から脱出できたのです。

このようにして1日目には1頭、2日目には5頭が羽化し、
本日は2頭が(1頭のみ、羽化の最初から見届ける)、
あとは1頭が羽化するでしょう。
3年間、ムラサキシジミを飼育したり観察してきましたが
羽化に立ち会えたのははじめてです。

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庭のももいろちゃん

2009年09月24日 | スケッチブック
ももいろちゃんとは、だれのことかといえば
今秋はじめて発見した、ルリシジミ幼虫のことです!
ハギの花を食べていますが、花の色に体色が似るようで、
いままでみつかりませんでした。
うれしいです~。

☆☆☆

今月末までにしあげる予定の、絵本原画。
クレヨンでぐりぐり塗りつぶしていくなかに
かわいらしさが見えてきます。
かわいらしさって何か? 
これまで何度か、考えてきましたが、
かわいらしさは、毎日の作業の中で、生まれてくるようです。
うふふ かわいらしい お話なのです~

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黄色い蝶の庭

2009年09月08日 | スケッチブック
久しぶりに晴れた先日、ハギの枝にさなぎをつくっていたキチョウが
きれいなレモン色の蝶に、羽化していました。
この日を筆頭に、12頭(チョウの数の単位らしい)が
元気に羽化していきました!
朝起きてみると、庭のあちこちに、
レモン色の蝶が休んでいるのをみるのは、とても楽しいものでした。

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元気いっぱいさなぎたち

2009年09月01日 | スケッチブック
台風一過で、関東地方は朝からぐんぐん気温があがっています。
昨日とは10度も気温が違うとのこと、みなさまも水分とってご自愛を。

庭のハギにキチョウが15個の蛹をかけました。
おとといから雨風が強くなり、いちばん上のほうにかけられた蛹は、
風をまともにくらって、お腹にかけた糸が切れて、
お尻の接点だけで枝にぶらさがっていたりしたので、
雨風がまともにあたる枝にかかっている蛹、9つを
玄関横の、風のあたらない鉢に枝ごと移しました。

すかっと晴れた今朝、保護した蛹を見に行くと、
いちばん手前で目立っていた蛹が、何者かにとられていて、
お尻の接点の部分だけが残されていました。
近くには、鳥のフンが。
あと1つ、やはり数が足りません。
スズメかシジュウカラに食べられてしまったのでしょうか。
しまった! です。

残りの12個は、元気にさんさんと輝いています。
13個いるはずですが、確認できませんでした(みつかりにくい)。
キチョウの蛹は、きれいなグリーンなので(羽化直前は黄色)、
ハギの葉にとけ込んでしまい、さがすのが困難です。
ヘタに移動なんてさせなかったら、無事だったのでしょうね。
となりのブルーベリーの枝で蛹になっている、ちゃっかり組もいます。

シラカシの木からは、ムラサキシジミが飛び出していきました。
こちらは、10個以上の蛹がどこかにいるのですが、
まったく目視できません。
今回の蛹組は、キチョウよりは蛹の時間が長いようでした。

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こっちをみているよ。モンシロチョウ

2009年08月21日 | スケッチブック
羽化したばかりのモンシロチョウ。
センニチコウの花のむこうに触覚が見えています。
この子は羽化に失敗してしまい、羽がのびきっていません。
それで、センニチコウにとまらせて、
花の中に砂糖水を入れて、飲んでもらったりしています。

失敗の原因は、プラケースの壁で足がすべって
さなぎから体が出られなかったためでしょうか。
3匹いたうちの、いちばん最後の小さな幼虫でした。
ほかの2匹は無事に羽化して飛んでいきましたが、
やはりプラケースは上りにくかったようです。
さなぎになる時点で庭に放してやればよかったです。
いずれにしても、飼育者の責任でした。

砂糖水を指に付けてとまらせても、
管をのばしますが、はたして飲んでいるのかどうかわからず、
そこでセンニチコウにとまらせて、砂糖水を口の近くに持っていったら、
すごい速さで吸蜜はじめました。
花の蜜を吸いやすいようにできているんですね。



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今年はじめてムラサキシジミ羽化

2009年07月12日 | スケッチブック
みなさま こんにちは。
きょうは都議選、みなさまは誰にいれるんでしょうか。
うちのまわりは畑なので、選挙カーも1日1回くるだけで、静かなものです。

けさ、ムラサキシジミが2羽、羽化していました。
秋の蛹は羽化までに時間がかかりましたが、さすが夏、早いです。
秋の羽化組よりも元気いっぱいで、しっかりした足で壁をつかんでとまっていました。

2羽(2頭というのか?)の関係は、牽制しあいのシビアなものです。
ケースの中をぱたぱたはばたいて、2羽で隣接すると、
バタバタ、お前来るな! アンタこそ! と もうたいへんなさわぎです。
幼虫時代も、みんな、接近しあうと、お尻をビク!ビク!とあげて威嚇していました。

明日羽化組もちらほら(蛹の色が部分的に紫色になり、前日には真っ黒になります)。

鮮やかな紫の羽を開いてはくれませんでしたが、
羽をとじている地味なシルエットも、シジミチョウらしくておもしろいです。

ベランダから放したら、電柱にそろってとまりました。
スズメにみつかりませんように!

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ツマグロヒョウモンの誕生

2009年07月02日 | スケッチブック
温暖化の申し子といわれる、ツマグロヒョウモンです。
知らないうちに、さなぎから、こんなりっぱなチョウになっていました。
輝くひとつの命です。
夫が撮影してくれました。一眼はきれいですね。
指にのせてもバタバタせずに、パタ、パタ、とゆっくり動く優雅な子です。
幼虫時代の面影は、羽の色に名残りがみえますが、
あんなにたくさんあった足はどうしたんでしょうね。

さなぎの内側では、すごい変化がおきていたようです。
価値観が転換してしまいそうなとき、
自我の崩壊しそうな状態にあるとき、
産みの苦しみを味わって煮詰まっているとき、
明日はチョウになるという、さなぎの気持ちになれば、のりきることができるかも!

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さなぎのさびしさ

2009年06月25日 | スケッチブック
*イラストは、今年からつけている生き物日記

飼育ケースのナミアゲハが2匹とも、さなぎになりました。
前蛹(さなぎになる前の、準備段階)までは、いいのですが、
朝、のぞいてみて、さなぎになっていると、なんともさびしいんです。
まるで、娘がお嫁にいってしまったようなさびしさ?です。
前の日まで、あんなにもぐもぐ食べていたのに、
葉っぱがほしいとうろうろしていたのに、
もう、その姿は見られないんですねえ。

ナミアゲハは、さなぎになる前は緑色の幼虫ですが、
その前は、黒い姿をしています。
今回、いちばんかわいいな、と思ったのは、
卵からかえって3日目くらいに、5ミリにも満たない大きさなのに、
黒地で、背中に白いVのもようがうっすら見えたときでした。
小さくても、ナミアゲハだな~ と。

ムラサキシジミたちは、がんばって大きくなっています。
冬場は見たことがなかったので、毎年、北上するのでは?なんて思ってたんですが、
きっとそうではないんでしょうね。
枯れ葉色の羽で、どこかでまとまって越冬しているんでしょうね。


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