大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

エル・システマの指揮者の人びと

2020年05月19日 | 個人的なエッセイ
みなさま、おひさしぶりです!
お元気ですか?
私はテレワークにしてもらいつつ、仕事は減ってきましたが、あいた時間に読書と執筆に励んでいます!

昨日、テレビでN響の定期演奏会を聞きました。
そのお話です。

エル・システマとは、ベネズエラのスラム街に1970年代にできたオーケストラです。スラムの子どもたちを非行から守るために作られました。

ここの出身者に、ロサンゼルスフィルの指揮者、グスターボ・ドゥダメルがいます。私、ダイナミックな指揮のファンで、サントリーホールに友人とマーラーを聞きに行きました。

昨日、N響を見たら、新しい指揮者が登場(だいぶ前からいたそうだけど)していました。ショスタコーヴィチ愛にあふれる、ラファエル・パヤーレです。
やっぱりダイナミックでした!
エル・システマの人の特徴かもしれませんが、とてもわかりやすい。観客が乗れるのです。微細な音の美しさを追求しているかどうかはわかりませんが、見た目に乗れるというのは私の指揮者ポイントでは優先トップです!

今回はショスタコーヴィチの交響曲5番のラストがすばらしかったです!スネアドラムのロールが、垂直に立つ指揮者を断頭台につれていくような、すごさがありました!
ショスタコーヴィチの5番は、スターリンの圧政下で隠れた自由を表現しているとも言われています。断頭台につれていかれつつも、心で自由を喝采している、そんな感じが伝わってきました。

勝手な解釈…終わります。😇
しかし、朝から音楽を聴くと、一日元気に過ごせそうです。

みなさまも、よい1日をお過ごしくださいね!