大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

猫の脳腫瘍のはなし・3 2021年6月1日

2021年06月01日 | 2021.5猫の闘病記
おはようございます。
猫のノアの5か月の介護記録、2021年1月からです。
2020年12月の発症(初めて調子が悪くなった)時はこちらです。


なんとかお正月を迎え、テーブルのお節料理をじっとねらうという、いつも通りのノアに戻りました。
でも、以前ほど食欲はありません。病院では「もうシニアだからえさもシニア用に」と言われ、8歳で高齢か…と複雑な気持ちになりましたが、それで元気になってくれるならと、シニア用のえさを考え始めました。

☆1月6日、また夕ご飯を食べなくなりました。ちゅーるなら食べますが、かりかりは食べません。

☆1月7日、ウェットのえさをひさしぶりに与えました。ばくばく食べました。トイレはほぼいつも通りです。
だきあげると「ウー」とうなるようになり、どこかが痛いのかも、と思いました。

☆1月8、9日、えさは時間をおいて、少しずつ食べています。基本的にストーブの前で寝ています。
おしっこは、これまで1日数回だったのが1日1回になり、うんこは1日1回だったのが、何もしなくなってしまい、

☆1月10日、朝、えさを吐いたので、病院につれていきました。このときは、「うんこをしない」ことが最大の心配でした。
レントゲンは異常なし(異物をのみこんだりしていない)、熱もなし(37.6度)、目の反応もok。胃腸を動かす点滴をしてもらい(点滴これで2回目)、帰ると、ちゅーるを1本食べ、おしっこ。点滴が効いているのか、「ブルル?」と返事もして調子はよさそうでした。

☆1月12日、うんこを4日ぶりにしてくれました。おしっこも。

☆1月13日、朝、ちゅーるを吐きました。ほかのえさは食べません。また、おしっこもうんこもしなくなりました。
猫用のふかふかベッドにヒーターを入れて寝かせました(ここがいちばん暖かい)。猫ベッドからしっぽを出してぶらぶらさせて、快適そうでした。

☆1月15日、夜中には元気になって歩き回っているようです。おしっこもするし、ウエットえさも食べている様子。でも、自分から起こしに来てくれることはなくなりました。

☆1月16日、自分からは起きてきません。ちゅーるも食べません。だきあげると「シャー!」と怒ります。おしっこを、5分かけてようやくしていました。とりあえずほっとしました。
ちゅーるも食べないので心配になり、病院へ。また点滴(3回目)。貧血気味で血圧も低いとのこと。「ジャンクフードでもなんでもいいので食べさせてください」と言われ、帰ってから、エネルギーちゅーる(病院で売っている高カロリーちゅーる)、モンプチまぐろスープなど、高級食を与えます。
この日は、合計でちゅーる4本、まぐろスープ、金のだしなど、それなりに食べてくれました。金のだしが好きなようでした。

☆1月17日、えさを食べるようになり、おしっこは1日1回。うんこは5日していません。それでも、行動的になり、机から飛び降りたり、私を呼びにきたり、調子は戻ってきたようでした。

☆1月18日、久しぶりに朝、起こしにきてくれました。調子が戻ったようです。夜中にえさも食べていました。

☆1月19日、1週間ぶりにうんこが少し…! おしっこもしてありました。えさも食べるようになりました。なんと、ずっと登れなかった冷蔵庫に飛び乗りました。夜、うんこを大量にして、おしっこもして、本当によかった1日です。

☆1月21日、かりかりも食べるようになりました。

☆1月23日、外の鳥や猫も気になる様子で、フーンフーンとくやしそうに鳴きながら歩き回ります。病院から1週間、これで復活!と思いました。

☆1月25日、カリカリを、元気だったころと同じくらい食べた夜、だきあげると「ギャー」と、ちがう生き物のように鳴きます。以前と同じ症状に、また病院?と暗い気持ちに。

☆1月26日、初めてのてんかん的な発作が起きました。朝、猫用ベッドから、私のベッドの上に落ちてきたのです(猫ベッドは机の上に)。その後、畳に落ちて、手足をばたばたさせてもがいています。よだれが出ています。
抱き上げると、丸い目で呆然としています。何が起きたかわからないようで、夫を見て「シャー」と威嚇したり(ふだんは「大好きなおとうさん」なのですが)、舌を出してはあはああえいだり。
その後、しっぽを太くして歩き回りはじめ、自分から歩いてえさのところに行き、ウエットえさを1食分、ばくばく食べました。

今日は、ここまでです。


☆・☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ

○てんかん…ネットで猫のてんかんを検索すると、みなさん、「発作中は目を開けたまま意識がなく、人間を嚙んだりけったりするので手を出さない方がよく、発作後は徘徊し、すごい食欲になる」ということを書かれていて、まさにその通りだなと思いました。発作は困るけれど、食欲が出てくれるのはよかったと、このときはのんきに考えていました。

○ちゅーる…いろいろなちゅーるを買いましたが、「かつお」はきらいなようで、調子の悪いときは食べてくれませんでした。いちばん好きなのは、「エネルギーちゅーる」、次が「まぐろ」でした。これまで、ちゅーるどころか、ウエットえさもほとんど食べさせていなかったので、急にグルメ猫になりました。そのせいか、毛づやは前よりもよくなりました。


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