通知表

中間、期末と、お先まっくらな結果をもって帰ったミロク子。

そんなやつの通知表きっと悍ましい数字がならんでいるはず…

ところが『２』がない

あんなに酷い点数でしかも尻から数えた方がマッハで早い順位

なのに２がない。
通知表の評価なんてあまりあてにはならないものね。


ミロク子からも聞いていたが本当に気の弱そうな先生（いつも必死な感じで、お薬なんかもよく飲んでたりして痛々しいらしい）
小リスちゃんのような顔して私を見つめている。

私もただ黙って通知表をみる。

試験、あまりの悪い結果に、何も言えませんわ～ハハハハハ
そして先生もニッコリ♪小リスちゃん。

でもやっぱり夏休みが勝負ですよね！
そしてやっぱり小リスちゃんの笑みを浮かべて『そうですね』

何も言ってもそうですねの小リスちゃんが最後に

『でもミロク子さんはおおらかでクヨクヨしない、良い所がありますから』

少しはクヨクヨしなければならないのではないだろうか
勉強に『おおらか』はいらないよ。

まだ一学期だし気にすることはないのかも？なーんて言ってはいられない、この結果の悪さに不安を隠しきれないっす。





夜、先生から電話があった。

夏休み、不得意教科の補習をやってくれるらしく
「お母さん、ミロク子さんの成績気にしてらっしゃいましたし、不足している項目の所？英語とか？いかがですか？」どっかのセールスみたいなお誘いの言葉。
学校では言い忘れたと言っていたけど、ミロク子いわく『嘘や！顔見ては言いにくかったに違いない』
そんなに気弱なの？（苦笑）
ちうか、気を使わせているのが自分のデキの悪さだとか何も思わないのかぃ？（これがオオラカサだと？）

こちらを伺うように、やっぱり恐る恐る的な小リスちゃんな声だった。

『もちろん！よろしくお願いします！あ、数学もあったらそちらも受けさせて下さい。よろしくお願いします！』

私の勢いに圧倒されながらも、安堵する小リスちゃんのような先生の顔が浮かんで苦笑。

逆ギレする親や変に気にして落ち込む親がいたりするからでしょうか、先生慎重に言葉選んで話してるのが分かりすぎて、ちょっと苛っとするかも（先生ゴメンナサイ）


通知表についてのお便りも
『とにかく良い所を褒めて励まし、言いたいことは少し我慢してニコニコ笑顔で接しましょう、ね♪』

これみて、アホかと思ったのは私だけだろうか。
そんな事言われなくたって重々承知、それでも言わなきゃいけないし、言いすぎちゃう事もあるし
こういうの、なんか腹がたつ（苦笑）

私の中学の頃とは学校も先生も変わったってこと





しかし…
二年生になっても改善が見られなければ、塾かカテ教しかないわ。

取り合えず取ってみた進研ゼミだけど、どんだけのもんかね～