おしらべ日記

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歳をとるのも悪くないと思える人生作り

十二月定例能◆井筒◆紅葉狩

2012年12月07日 | 

ぬ十二月二日(日)


ミ子と石川能楽堂へ。
先日、宝生流観賞会と体験にお誘いしてから能に興味をもたれた Sさんも合流しての定例能。



見所は思った以上の賑わい。
席は最近気に入ってる正面に近い中正面。

井筒はちょっと退屈。
前々から見てみたかったのだが、好みの曲ではないかもしれない。
序之舞なんの感情も沸いてこず、眠けはあるものの眠れもせず…
でも井戸を覗きこむ姿はちょっと切なくて憐れでした。

そして紅葉狩
これはやっぱり面白い。
綺麗どころに袖を引かれ鼻の下のびのびの維茂役のワキの方が、これまたそれに似合いのお顔の方で楽しかったです(笑)

みどころの急之舞の辺りは身を乗り出して見るほど緊迫感あり。
そろそろと様子伺いに近づく辺りとか。

しめしめと喜しそうに山に戻るこの日の鬼はなんだか可愛いくて小悪魔的な鬼女だった。
一昨年前に見た味方玄さんのは妖艶なマダムであり、そしてそれがだんだんとこの世のものとは思えないような不気味な美しい鬼に変化していくのが凄かったなぁ。
演じる人でやはり違うものですねな~。

山に取りすがる所を神剣で切りつけられる場面は鬼が可哀想で、やってやったぞ!的に堂々と退場していく維茂の姿がふてぶてしく見えてちょっと憎らしかったのでした(笑)

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