2009.7.13 都立高専交流委員会 (レジメ)
活 動 報 告
5月27日 交流委員会(新役員)打合せ(大森東急 麻布茶房 (内田由美子 天野 田中)
6月12日 インタ-ンシップ会社説明会(内田由美子 内田亨 天野 田中 加茂坂 他)
インタ-ンシップ会社説明会終了後 委員会打合せ
(内田由美子 内田亨 天野 田中)
6月17日 (財)鮫洲会 理事 評議員 合同会議
(内田由美子 田中 が評議員を拝命いたしました)
大田支部幹事会(内田由美子 田中 久米 他)
6月20日 都立高専にて清家篤氏(慶応大学塾長)講演会=大田支部後援
(内田由美子 内田亨 田中 他)
7月 3日 学生海外派遣 パンチ工業訪問
(内田由美子 内田亨 天野 田中、高専 邊見 遠山 小坂 中西)
地域交流室邉見先生と打合せ
(内田由美子 内田亨 天野 田中、高専 邊見 中西 西山)
7月9~10日 中同協総会(10日 荒金校長ご招待 内田由美子 内田亨 天野 田中 他)
■ 6月12日 インタ-ンシップ 会社説明会 …… 多数の講師版 中小企業家経営塾 に
参加企業 ㈱アイ・ディ・エス/ア-ルシ-ソリュ-ション㈱/㈱大橋製作所/
㈱クライム・ワ-クス/㈱京浜工業所/サンリツ オ-トメイション㈱/
㈱奈良機械製作所/㈱日本コンピュ-タ開発/㈱日本情報システムサ-ビス/
広沢電機工業㈱/精工電機㈱ 11社
受入企業 ㈱アバ/㈱エム・ソフト/新世代加工システム㈱/大洋ツ-ル㈱/
㈱タシロイ-エル/電子磁気工業㈱ ㈱長津製作所/㈱日本デジタル通信/
フジメタル工業㈱/ミクス㈱/㈱RayArc 11社
説明会では、
参加企業が戦後最大の経済後退に立ち向かうへ中小企業の心意気を示した。
朝朝比奈先生の適切なサポ-トがあり、
本科の学生(クラス)数が減ったにもかかわらず、昨年より多い学生が参加。
この説明会は、多数の講師版 中小企業家経営塾 へと発展しています。
インタ-ンシップを通して、
学生が(インタ-ンシップ先企業に)進路選択をすることが定着し始めていることを踏まえ、
また、近い将来、インタ-ンシップ必修化(現在は選択科目)されることにそなえ、
より、早い段階から、周到な準備をしていくことが必要です。
(6月12日の時点で、インタ-ンシップの申込受付を締め切っている企業もあります)
戦後最大の景気後退が、地域の製造業を直撃したことにより、
会外や他支部の優秀な経営者の参加にも支えられるものになりました。
従来よりの傾向でもあり、会外の経営者の入会を進め、交流委員会に向かい入れること、
他支部の経営者、
東京同友会情産部会、共同求人委員会との連携を進めていくことが必要です。
■ より充実したものへ! …… 中小企業家経営塾 の 講師選定 状況について
一般講義は、 10月23日 ㈱マテリアル 細貝淳一氏
(中同協総会見学分科会講師)
1月22日 ㈱バリュ-ソフトウェア 酒井雅美氏
(東京同友会 情報産業部会推薦)
2月 5日 新世代加工システム㈱ 大森整氏
(理化学研究所主任研究員)
(いずれも、10:25 ~ 都立高専にて)
企業訪問は、 12月25日 日本理化学工業㈱ 大山泰弘氏
(心身障害者多数雇用モデル工場1号)
(14:00 ~ 日本理化学工業 にて)
最後のの一名は、学生海外派遣の受入遣先 パンチ工業㈱森久保有司氏
または 佐藤真空㈱佐藤氏、お願いする予定です。
昨年の中小企業家の特徴は、
経営塾海外派遣と連動して、グロ-バル経営と国境を超えた人材登用、
循環型社会と企業経営の課題、
見えない時代にチャレンジするリ-ダ-を目指せ!
(構造転換期に要求されるリ-ダ-シップ)など、
学生の皆さんに、テ-マを持った学習をしていただく段階に
入ったことにあるように思います。
この到達段階をキ-プし、
より、充実したものにしていく、私達の企画力が問われています。
本年は、全日程の確定を早めに進めました。
事前打ち合わせには、多くの企業や先生方にご参加いただき、
地に足のついた交流の推進に役立てていきたいと考えています。
本年より、同窓会より「特別講義」の講師選任あり、
地域連携の基盤を強化していくよいチャンスとなります。
■ 本年度の 経営塾 学生海外派遣は 昨年に続き、中国 大連 に 決まりました。
本年度の学生海外派遣は、
昨年と同様、金型部品メ-カ- パンチ工業 = 中国・大連 に 決定致しました。
本年の日程は、8月16日(日)~ 8月23日(日)を予定、打合せを進めています。
本年は、グロ-バルな経済危機のあおりで、派遣先の決定が遅れ、
学生の日程調整に困難が生じ、
今年度の受講生から派遣することができなくなりました。
昨年度の受講生の優秀者2名を選抜する変則的な形になります。
第一回海外派遣基金も役割を終え、学生海外派遣も折り返し地点を迎えます。
一区切りをつけて、来年以降のあり方を検討していくことになります。
邉見先生も指摘されていますが、この学生海外派遣、学校の国際化と合わせ、
高専の学内に
オ-ソライズ(学校の方針に位置づけられた公認のものに)していくことが大切です。
経済のグロ-バル化と共に、東アジアが世界の生産センタ-となり、
この地域で、ものづくりの国境を超えた工程分業が進んでいます。
わが国の貿易や人流の重心も、東アジアに大きく移りつつあります。
これらを考えるならば、学校の国際化の重点(の一つ)も、アジアにあります。
来年以降、よりよく準備し、国境を超える産学地域連携の中で、
学生に学習していただく環境づくりをしていきたい考えています。
合わせて、学生海外派遣に合わせた企業(同友会)の訪問、
大連開発区や大連工科大学等への訪問、連携などを
検討、追求していく必要があるでしょう。
■ 遠山恭司先生の新授業「大都市産業集積論」の立ち上げについて
「大都市産業集積論」は、
学生による地元の企業経営者訪問のフィ-ルドワ-ク
(夏休みを利用した特別授業)。
受講生は、25~30名ほどになる予定です。(今週中に決定する予定)
この学生受け入れについて、打合せをしていくことになります。
学生と先生方を交え、地に足のついた交流の果実を生みだし、
関係者を交流委員会の活動の担い手へと組み込んでいく
(交流委員会の組織基盤を再整備する)プログラムをつくっていきたく考えています。
■ 産学交流室 品川キャンパス 邊見信夫先生 他 と 打合せ
産学交流室 品川キャンパス 邊見信夫先生 より、支部総会以降、
学内の環境変化などがあり、良く打合せし、良く準備して、
本年度の活動を進め、交流プログラムを組み立てていきたい旨、お話しがあり、
委員会の中心メンバ-で、邉見先生他と、
下記の点につき、打合せをさせていただきました。
・公立学校法人化にともなう学内環境の変化
・学校の先生方より同友会に期待するもの
・地に足のついた相互交流と理念を共有した相互理解に基づく相互の関係づくり
・地域新産業創造プロジェクト、都立高専「技術支援室」の構想
・学科改組、新校舎建設、総合科学交流センタ-のための
共同の取り組みのから学ぶもの
・「公開講座」の共同開催と、
今後の交流のあり方について包括的に議論していただく「先生方へのご提案」について
この打合せの要旨を、別紙に作成しておりますので、ご請求下さい。
これからの活動プログラムをどう組み立てていくのか?
すでに、活動報告に述べた点もありますが、
今後の活動方針をどう具体化していくのか? について、提案させていただきます。
■ 地に足のついた交流の再開、展開 と 産学連携、実践教育の新しいプログラムづくり
・学校の先生方の企業訪問と相互交流を進める。
(お互いをよりよく知り、連携の課題を顕在化させる)
・よりよいマッチングを考え、
まず、産学連携のコアメンバ-同士から始めると共に、
産学連携の課題を探しながら、学校全体、地域の企業へと外延化していく。
・適時、学生を巻き込み、学校の実践教育の新しいプログラムづくりや、
学校教育と生涯教育を結びつけるプログラムづくりを進める。
(「実践技術塾」……産業技術が運用される企業の現場と結びつけたカリキュラムや
企業の技術スタッフを講師としたカリキュラムづくり準備、
あるいは、ロボコン等の学生の支援?)
・中小企業家経営塾、
遠山先生新授業「大都市産業集積論」、インタ-ンシップなどを結びつけ、
実践的な技術教育、技術経営教育の新しい包括的なプログラムを!
・当面は、的を絞った相互訪問、
学生を加えた アンリツテクマック 栗原氏(黄綬褒章・現代の名工)訪問など
■ 「公開講座」の共同開催
・私達の「虫の目」に「鳥の目」を結びつけ、
交流・連携と地域社会の直面する課題の整理と共有化を!
・経済危機・企業の経営環境の激変と産業ビジョンの課題、
地球環境、地方分権改革と地域ビジョン、
理工離れと産業教育の課題、高専の教育と地域連携、地方分権と教育改革、
経済成長と社会保障を両立させる社会モデル等々
・同友会大田支部と学校で共催、ここに、大田区と品川区などを引き込み(後援等)、
地域における横断的な産学公地域連携の新しい基盤(プラットホ-ム)を準備する。
■ 中小企業家経営塾 学生海外派遣 の 今後の方向 について
・遠山先生の問題提起 …… 大田区版アルゴノ-ツ と 地に足のついた学校の国際化 へ!
・国境を超えた産学(学校間を含む)連携、
国境を超えた人材登用と人材育成の課題を基本に、新しい糸口を生みだしていくこと。
■ 大田区 地域力応援基金助成事業 への応募
(本年度は直前なので、来年度以降検討)
・来年度以降の「公開講座」「学生海外派遣」などについて、
大田区 地域力応援基金助成事業 に応募する。
・助成対象金額は、1団体あたり50~300万(助成率100%)
■ 地域新産業創造プロジェクトの準備 と 都立高専「技術支援室」設立への支援
(この項については、邉見先生他との打合せで、先生方よりの提案としてでたものです。
今後の検討課題としていきたいと考えています。)
・地域新産業創造プロジェクトは、
百年に一度の経済危機に対して、この地域の技術集積を生かし、
環境、エネルギ-、電気自動車、等々に焦点をあて、新しい産業を生みだしていく。
・このため、同友会、高専だけではなく、
大田区、品川区、立正大学等を含め、地域全体の力を結集していく。
・とりあえずは、閉塞感打破の仕組みづくりから ……
・都立高専「技術支援室」は、学校OB、企業OBなどを集め、
立正大学の経営学部の先生などにも協力していただき、
企業診断もできれば、連携してビジネスもできるという仕組みづくり。
■ 大田支部 都立高専交流基金 づくり (支部 幹事会の了承を得て)
・大田支部 都立高専交流基金 は、
これからの高専・産学連携を進めるための大田支部の「特別会計」。
・「支部予算」を「原資」につくるものではなく、
高専交流関係者の寄付を「原資」につくるもの。
■ 「東京都立産業技術高等専門学校の先生の皆様へのご提案」(「文案ご参照」)
・交流・相互連携のこれまでの成果、これからの課題を包括的に検証し、
これまでの成果、共有する課題を学内にオ-ソライズするともに、
これからの課題を、組織だって、共有するために
・文面については、これまで(これから)の議論をふまえて、修正を加えていきます。
■ 産学連携の環境整備 と 学校改革のための「政策提案」「政策要望」
・学校の現状をよく調査、学校の先生方のご意見をよくお聞きした上で、
包括的な「政策提案」「政策要望」を
・「産学連携の選任スタッフ」などは、すぐにも必要ですが、
単なる個別要望ではなく、
地域社会のビジョンと地域の教育機関のあり方、学校改革を結び
政策的に、よく練れたものにすること。
現状改革と将来展望が良く結びつき、
何をどう変えるのか? そのための手順をどうするのか? が、明確になっていることが肝要。
・産学連携を基軸とする(公式に組み込んだ)地域教育機関・学校改革のビジョンを
■ 「中小企業憲章」の実践としての都立高専産学連携
・「産学公地域共同センタ-」 と その能動的担い手としての同友会
・ グロ-バルテクノポリス / サイエンス・テクノロジ-パ-ク / 新産業創造拠点 構想 など