都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

5月9日 都立高専交流委員会 運営会議 開催 の ご案内

2013年04月29日 | Weblog
  ☆★☆☆ 都立高専交流委員会 よりのご案内 2013. 4.30 ☆☆★☆
 
 
 皆 様
 
 
 平素より、大変、お世話になります。
 
 次回の 都立高専交流委員会 運営会議 を
 下記の通り、開催いたしますので、ご案内させていただきます。
 
 
     都立高専交流委員会 運営会議 (平成25年度 第1回)
 
■ 日 時 5月9日 (木)午後6時30分 より
■ 会 場 大田区産業プラザ(PiO)4階 和室 にて
       (4階のレストランに向かう手前、左側です。)
      http://www.pio-ota.jp/plaza/map.html 
 
 
■ 議 題
 
 1.5月15日(水)
   インタ-ンシップ会社説明会 の 運営について
     
 2.本年度の活動の組み立て方について
 
 3.白川欽彦 氏 の ものづくり概論
       
  現在、NPO法人 新現役ネット 技術総合支援グル-プ の運営委員を務め
   http://www.shingeneki.com/hiroba/20060422204005.html

 
  ものづくり企業の技術/経営支援を進める 白川欽彦 氏は
  
  住友金属工業の製鉄所で、技術者/研究者として活躍されるとともに
  海外現地法人のマネ-ジメント や 住友鋼管 の 専務取締役 を務めるなど
  ものづくり と そのマネ-ジメント について
  大変、豊かな経験をお持ちです。
 
  白川氏には、
  本年度の 中小企業家経営塾 の講師をお願いさせていただく予定です。
 
  現役時代の、そして 新現役 として活躍する経験を踏まえた
  白川欽彦 氏 の「ものづくり概論」について、お聞きします。
 
  
 インタ-ンシップ会社説明会 については、実務的な打ち合わせですので
 本年度の活動の組み立て方 と 白川欽彦 氏の報告を中心に
 運営会議を開催させていただきます。
 
 その他、報告、問題提起を歓迎いたしますので
 その場合は、ご連絡いただきますようお願い申し上げます。
 
 
 多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
 
 ご参加可能な方は、当方へご一報の上
 会場にお出かけいただきますようお願い申し上げます。
 
 
 
グロ-バルコミッション 田中基茂
東京都大田区山王 4-19-6 4F
TEL 5746-3041 FAX 5746-3081
gc-t@ac.auone-net.jp

 

4月20日 エーワン精密 梅原勝彦 氏 講演 / 5月 大田区産業振興協会 山田伸顯 氏 など

2013年04月19日 | Weblog
 皆 様
 
 
 平素よりお世話になります。
 下記につき、ご案内させていただきます。
 
 
1.4月20日(土) 大田支部総会
  記念講演 株式会社 エーワン精密 梅原勝彦 氏 
2.都立高専インタ-ンシップ/インタ-ンシップ会社説明会 
3.5月15日(水) 大田区産業振興協会 山田伸顯 氏
  未来志向の大田区、地域と共に考える産業政策/現在までと将来
4.6月18日(火) 大田区下丸子 株式会社 三美テックス 訪問例会
  中国/アジアの留学生を国際ビジネスに徹底活用!!
5.交流委員会 来年度方針 と 次回の 運営会議 について 
 
 
 
     4月20日 支部総会 記念講演  エーワン精密 梅原勝彦 氏
   
 日本で一番の町工場?! その経営者の生き方を聞く
 
 
 今週の土曜日(4月20日)は、大田支部総会
 記念講演は、株式会社 エーワン精密 梅原勝彦 氏
 
 カンブリア宮殿でも紹介された
 JASDAQに上場する 従業員100名余り の 町工場 です。
 
  http://www.youtube.com/watch?v=u8fs-NFIVvM
  http://honto.jp/netstore/pd-book_03383044.html
  http://www.a-one-seimitsu.co.jp/ 
 
 
 記念講演は、午後4時より、参加費は無料
 会外の方も、自由にご参加いただけますので、
 多くの皆様にご参加いただきたく、改めて、ご案内させていただきます。
 
 (支部会員の方は、午後2時より支部総会、お忘れなく!)
 
 
 
  インタ-ンシップ と 会社説明会 に ご参画を!
 
 
 本年度の都立高専インタ-ンシップは、早めにスタ-ト
 5月15日(水)が 会社説明会となります。
 
 現在 11社 が、学生受け入れを申し込み、
 そのうち 5社 が、会社説明会参加 です。
 参加申し込みの期限は、5月2日(火)
 多くの皆様のご参画をお待ちしております。
 
 運営会議のメンバ-の参加登録も済んでおりませんので
 宜しくお願い申し上げまず
 
 参加状況は、
 下記の後段(「要点」長々と書かれた最後)で、ご覧いただくことができます。
  http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/common/meeting.php?meeting_id=10039
 
 「学生受入要項」(申込書)は、下記よりも取り出すことができます。
  http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/flack/10039.pdf
 
 
 宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
  5月15日(水)支部例会 大田区産業振興協会 山田伸顯 氏
 
  地域と共に考える産業政策/現在までと将来 
 
 
 本年度の最初の支部例会の講師は、
 5月15日(水) 午後6時30分より PiO/D会議室 にて
 大田区産業振興協会 専務理事をされていた 山田伸顯 氏(現副理事長)
  
 「未来志向の大田区、地域と共に考える産業政策/現在までと将来」
 
 直近の『生産財マーケティング』に
 山田伸顯 氏の インタビュ-が掲載されていますので
 添付(略)させていただきました。
 
 会外の方のご参加は、当方へお申し込みください。
 
 
   
  6月18日(火) 株式会社 三美テックス(大田区下丸子) 訪問例会
   
  中国/アジアの留学生を国際ビジネスに徹底活用!!
 
 
 東京中小企業家同友会 国際支援部会では
 来る6月18日(火) 午後1時30分~4時30分
 大田区下丸子 の 株式会社 三美テックス の 訪問例会 を行います。
 (大田支部後援)
  
 株式会社 三美テックス は、
  http://www.sanmi.co.jp/

 
 20年前より、中国、ASEAN よりの 留学生 を採用、
 本社スタッフ約60名のうち20名余りが
 海外留学生出身(ほとんどが日本の大学院を卒業)
  
 電力関係などで活用される基盤技術をお持ちですが
 留学生出身者を、海外営業、技術開発に活用、
 最初に採用した方は、日本に帰化し、取締役に就任しています。
 
 世界50か国と取引、
 会社にかかる電話の半数以上が海外よりのものとのことです。
 
 工場/研究室を見学させていただき
 留学生の採用によるグロ-バルビジネス展開についてお聞きします。
 
 ご案内は、これから作成される予定です。
 お時間をお取りいただけば幸いです。
 
 
 
   来年度方針 と 次回の運営会議 について
  
 
 都立高専交流委員会の来年度方針は、
 皆様にご案内させていただいた内容で、支部総会に提出させていただきます。
 
 前回のご案内にも書きましたように、今回の活動方針に、
 安倍ノミックス/黒田日銀の異次元の金融緩和に対する評価を書かせていただきました。
 
 2007年のサブプライムバブルに始まる5年が
 日本経済の外から押し寄せる危機に引き込まれた5年であるとすると
 これからの5年は、自ら危機に足を踏み入れていく5年となるでしょう。
 
 思うに、昨年の活動方針に書かせていただいたのは
 最初の「危機の5年」の総括であったように思います。
 
 株価や為替、政府の動向を見れば、
 昨秋より、世の中の流れがタ-ニングポイントを超え
 次のサイクルに入ったことは明白です。
 
 「夜明け前が一番暗い」と言いますが
 次の「危機の5年」のスタ-トラインは、
 多大な期待と、
 特に(中小)製造業での実物経済の暗さが同居する空間になったと思います。
 
 私たちに問われているのは、
 強く前に踏みだすこと、
 危機に立ち向かう私たちの主体性を鍛えていくことであろうと思います。
 
 現状認識、活動方針につきましては、
 今後とも、議論させていただきたく宜しくお願い申し上げます。
 
 
 次の 高専交流委員会運営会議 は、連休の前後に設定し
 「インタ-ンシップ会社説明会」の打ち合わせなども
 させていただきたく考えております。
 
 今後とも宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
グロ-バルコミッション 田中基茂
東京都大田区山王 4-19-6 4F
TEL 5746-3041 FAX 5746-3081
gc-t@ac.auone-net.jp
 

新年度活動方針の現状認識 / 問われるのは 危機に立ち向かう主体性

2013年04月19日 | Weblog
 皆 様
 
 
 平素よりお世話になります。
 
 
 4月20日の支部総会に提出される
 都立高専交流委員会の 新年度の活動方針 について
 
 1月の 委員会運営会議、2月の 拡大幹事会 に
 その骨子を提案しております。
 
 当方の仕事のスケジュ-ルの変調もあり
 今日、明日で 最終的なまとめをしようと思いましたが
 
 水曜日の 支部幹事会 に提出とのことですので、
 急遽、暫定版をまとめましたので、ご覧いただけば幸いです。
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/eb7258ea8662faa7e7abe16d347b90d8
 
 この 活動方針 ですが、
 これまでは、活動報告 と 新年度方針 の2本立てでした。
 
 昨年より、
 「はじめに」という 現状認識の項 を つくり、
 
 従来と比べ 活動方針らいしもの を
 つくることができるようになってきたと思います。
  
 活動報告/活動方針 につきましては、
 すでに、議論させていただきましたので、
 本年度の 現状認識 について、解説させていただきます。
 ご意見をいただけば幸いです。
 
 
 
   新しい危機へ向かう日本経済 と 安倍ミノクス
 
 
 活動方針のタイトルは、
 新しい危機に向かう日本(日本経済)
 「坂の上の坂」を登る課題を明確にする年に! とさせていただきました。
 
 「新しい危機に向かう日本経済」が 現状認識 となりますが
 
 安倍内閣成立などを通して痛感したのは、
 民主党政権(あるいは「危機の5年」←後段で説明)と安倍内閣成立 を 介して
 
 物事の評価基準が、
 180度と変わる(変わった)ということです。
 (個々の物事の評価が変わったのではなく、評価基準が変わる……)
 
 これについては、
 交流委員会ブロクの 年頭所感 に書かせていただきましたが
  http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/8c298acfe850e5b59cc97d4588d51952 

 
 ここから 次の一歩 に踏み込むのが
 安倍ノミクス と
 日銀黒田体制が進める 異次元 未体験ゾ-ン の金融政策となりました。
 
 
 
  「危機の5年」をへ、引かれる スタ-トライン
 
 
 経済の中期循環から言えば
 2007年の サブプライムバブル崩壊 が、目に見える折り返し地点となり
 株式市場の崩落、かつてない水準の円高へと向かいますが
 ここに、リ-マンショック と 大震災/原発事故 などが押し寄せ
 
 株式市場は、
 リ-マンショック後に、バブル後最安値を更新
 円/ドル 為替レ-ト は、
 東北大震災後に、過去最高の円高を記録し、
 円の対韓国ウォンレ-トは、100%の切り上げとなりました。
 
 この一連の危機への
 企業の対応能力の差異が明確になったのが、昨年度の3月決算です。
 
 電気、通信などの大手企業が大穴を空け、
 上場企業全体の経常利益金額は20%減となりましたが
 
 実は、上場企業の 半数以上 が 経常増益
 10%の企業は 過去最高の経常利益 を計上しています。
 
 国内の市場が縮小し、海外市場も難問山積
 自動車などを除いた、
 多くの分野で最終市場の主導権を失う困難な環境ではありますが
 新しいスタ-トラインが意識され始めます。
 
 昨年秋以降、
 株価と為替レ-トの反転が始まり、
 最初の「危機の5年」のサイクルが終わります。
 
 株式市場での企業業績(過小評価)の見直しや
 国際経済の相対的安定による為替レ-トの反転が始まる中
 大胆な改革や新しい課題に正面から取り組むことが問われますが
 我が国と世界の経済がかかえる課題は重く
 世界経済の「非常時」も終結したわけではありません。
 
 新しいスタ-トラインと「実体経済の重し」が同居する空間が
 昨年秋以来の我が国経済の現況です。
 
 そのことが、3月の日銀短観などに明確にあらわれています。
 中小製造業の景況感は5四半期連続(一昨年末来、一貫して)悪化
 大企業も、マイナス8と、震災以降でも大変悪い水準が続いています。
 日経新聞なども、期待と現実に引き裂かれているのが実際です。
  http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-728.html
  http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-729.html  

  
 
 
   異次元/未体験ゾ-ン へ進む 金融政策
 
 
 こうしたなか、
 安倍ノミクスを具現化する黒田日銀の新金融政策が明確になりました。
 
 その「異次元」の意味するものを、
 添付文書(略)が詳しく(丁寧に)解説しています。
 お時間のある方には、是非、お読みいたたきたく思います。
 
 「2013年度の2~40年国債の新規発行額の75%相当を
  日銀が、『無制限』に買い入れる」という未体験ゾ-ンへと入り
 新金融政策発表の翌日早朝に、10年物国債の金利が、
 世界(人類?)史上最低の 0.315% を記録したしました。
 
 安倍ノミックスの「3本の矢」とは
 「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」
 もちろんここに、
 消費税増税を含めた「財政再建」が入らなければなりませんし
 規制緩和とTPPなどと結びつけた通商政策の確立も問われ
  
 「シングルイシュ-」と言われた小泉政権の時(一点突破)とは、
 違ったアプロ-チを進めていくことが前提となるのは当然のことです。
 
 
 
   金融政策の異次元的転換を基盤とする経済の意味
  
  
 商品経済とは、使用価値の交換価値によるコントロ-ルですから
 金融政策転換主導の経済政策を進めていくとは、
 交換価値の再構築を基軸に経済政策を進めていくことを意味し
 金融政策の変更は、
 実体経済への資金配分と信用供与のあり方全体を変革する基盤となるものです。
 
         知 識 経 済 
 
    使用価値 ←→ 情報 ←→ 交換価値
    実物経済 ←→ 情報 ←→ 資本市場(金融経済)
 
         知 識 経 済
 
 経済危機に対応する「異次元」の金融政策は
 従来の経済システム全体を揺さぶりながら
 新しい市場の創造/より付加価値の高い分野へと
 資本市場の資金を振り向けていく基礎のとならなくてはなりませんし
 
 何より、バブル崩壊後の「失われた20年」を介して
 自律的な資金配分機能を失った我が国の株式市場(とより広い資本市場)を
 再生していく展望を持つものでなくてはならないでしょう。
 
 今回の新金融政策は、
 中長期的な経済危機、経済構造改革に対応するものであり
 短期の出口を探る通常の金融緩和と違うのは、
 添付文書にも記載されている通りです。
 
 であれば、新金融政策を基盤に問われていることは 
 中長期的な我が国経済の「出口」を明瞭に描き
 これを実現していく 戦略的/包括的な政策と
 その道筋を示していくことにつきるでしょう。
 
 
 
    危機に引き込まれる5年 から 危機に踏み入れる5年へ
 
~~ 問われるのは、危機に立ち向かう主体性 ~~
 
 
 これまでの「危機の5年」
 リ-マンショック → 大震災/原発事故 → という
 打ち続く危機の中で
 社会や政府に問われたのは、有事対応の能力に他なりません。
 
 民主党政権失敗の原因は、
 平時の政策形成の延長に、これらの事態に対応したことにこそあるでしょう。
 
 もちろん、「安全神話」による原子力発電の管理を含め
 その原因の主な点は、
 我が国の政府が関与すべき多くの分野に
 有事対応のインフラが形成されていなかったことに求められるでしょう。
 
 この「危機の5年」の経験を踏まえ
 安倍内閣の政策は、
 政府が自ら「非日常」の世界に踏み込んでいくものとなりました。
 
 サブプライムバブルの崩壊から始まる「危機の5年」は、
 我が国(経済、社会と政府)が、
 グロ-バルな金融危機 や 大震災によって派生した危機に
 引き込まれていくものになりました。
 
 そして、これからの「危機の5年」は
 私たちの社会や政府が、自ら、危機の中に踏み入れていく
 「新しい危機の5年」となるでしょう。
 
 この危機に立ち向かう、私たちの主体性こそ問われています。
 
 
 《新しい危機に向かう日本(日本経済)》とは、
 以上の様な現状認識により書かせていただいたものです。
 
 そして、その出口は、
 「『坂の上の坂』登る」意思を結集し、
 その課題を明確にしていくところから開かれていくでしょう。
 
 (昨年は、「坂の上の坂」を登る礎をつくる ……
  本年は、「坂の上の坂」を登る課題を明確にする ……)
 
 
 本腰を入れて進めなければ達成できない課題設定ではあります。
 時間の使い方も、容易ではないものになると思います。
 
 今後とも、ご高配を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
  
  
 
2013. 4.13
  
グロ-バルコミッション 田中基茂
東京都大田区山王 4-19-6 4F
TEL 5746-3041 FAX 5746-3081
gc-t@ac.auone-net.jp
 

 

新年度活動方針 / 新しい危機に向かう日本! 「坂の上の坂」を登る課題を明確にする年に!

2013年04月19日 | Weblog

     
昨年度の活動報告と本年度の課題 / 産学=都立高専交流委員会
  
 新しい危機に向かう日本! 「坂の上の坂」を登る課題を明確にする年に!
  
  
  
■ はじめに
 
  …… 新しい危機に立ち向かい、「坂の上の坂」を登る水路を生みだそう。
 
 
 安倍内閣成立により、
 リ-マンショックと東北大震災に立ち向かった「危機の5年」が終わり、
 2007年に始まった円高(対ウォンは100%の切上げ!)と株価の低落も、
 昨年秋に反転が始まりその速度を速めています。
 
 一方、中小製造業の景況感は5四半期連続悪化、
 大企業も沈み込んだままです(日銀3月短観)。
 これらを踏まえた安倍ノミクスと日銀黒田体制による新金融政策は、
 文字通り「異次元」のものとなりました。
 
 これは、
 政府が自ら「非日常」の世界に足を踏み入れていくことを意味するでしょう。
 
 新しい危機に向かう我が国と日本経済、
 こうした時期に問われるものこそ、この危機に立ち向かう私たちの主体性です。
 
 私達の守るべきものを明確にし、
 わが国の国際競争力を支える最前線と次の課題に、
 人/もの/金 を集中的に投下していくことが問われます。
 
 立ちすくんで闘う持ち場を放棄するものに 退場 を!
 「坂の上の坂」を登る課題を明確にし、本年度を 新しい出立の年 に!
 
 新市場/新技術/新産業創成 と 次世代人材育成 は、
 その要をなすものです。新時代の産学連携の一歩を!
 
 
 
■ 活動報告
 
  …… 危機に立ち向い、「坂の上の坂」を登る一歩を踏み出した年 
 
 
・学生海外派遣は、反日デモ/9・18の渦中で実施、
 
 現地の日系企業、市政府関係者などと深い意見交換の場を持つ。
 その一人、大連の女性中小企業経営者を中小企業家経営塾講師に招へい。
 国境を超えた地域連携の新しいスキ-ムづくりの入口に立つ。
 派遣学生は3名に増員。学生の事前学習、支部への報告の実施など。
 
・インタ-ンシップでは、受入学生数が毎年増加、
 
 これからの課題についての問題提起(栗山氏)、実施後の検討会も行われ、
 実施内容の検証、充実へと踏み込んでいく条件づくりが進む。
 
・中小企業家経営塾では、学生の参加型授業が2年目、
 
 多彩な講師による充実した講義が進む。
 課題を整理し、次の一歩へ!
 
・テクノシティ城南コミュニティカレッジは、
   
 「江戸っ子1号」プロジェクトを介し、
 新産業創成拠点形成へ向けた課題に踏み込む。
 実施をめぐる多方面の意見交換により、課題達成の糸口をつくる。
 
・産学交流会「中小企業家経営塾10周年と今後の課題」で、
 
 双方の関係者を網羅して意見交換を進める。
 
・その他 
 
 高専図書館中小企業家経営塾コ-ナ-の充実、
 東京都政策要望原案の作成、
 同窓鮫洲会、(財)鮫洲会との意見交換が進む、
 鉄道総合研究会の学生/顧問と林総事会社訪問など。
 
 
 
■ 新年度の課題
 
  …… 次の一歩は踏みだされた → 新しい課題を包括的に深める年に!
 
 
・「坂の上の坂」を登る課題を明確にする年に!
  (← 昨年は「坂の上の坂」を登る礎をつくる年)
 
・ 地域の産業、地域社会の 公共的機能 として、産学連携を発展させる。
 
◎ テクノシティ城南コミュニティカレッジの来年度の課題
 
  志はNASAより宇宙に近く(植松努氏を中心に)
 新産業創造拠点とそのための共同の取り組みを!
 
◎ 大連学生海外派遣/中小企業家経営塾
  …… 充実だけではなく、質的進化を
 
◎ キャリア教育実施と平成26年度のカリキュラム改定への協力
 (キャリア教育講義/我が国産業論)
 
◎ 学校と同友会における活動の継承と発展のために
 
 双方の関係者による交流会、企業訪問の実施
 産技際=文化祭共同出展
  平成26年度における「地域交流30周年企画」へ向けた取り組み 
 
◎ 地域の産業とものづくりを発展させる共同のプラットホ-ムの形成へ
 
 地域の共同開発(研究開発)センタ-
 ものづくりファクトリ-(小中学生など次世代育成)の形成へ
 
◎ 高専図書館 中小企業家経営塾のコ-ナ- 図書寄贈(第7回) 
 
 ご協力を!
 
 
 
■ 支部予算についての要望
 
  …… 昨年度と同規模(同額)の予算措置をお願い申し上げます。
 
 「学生海外派遣基金」への継続的支出(10万円)と広報関係費用となります。
  
 

インターンシップのこれからの課題 / 日本経済新聞:教育欄 に、論考 「変わる高専 」

2013年04月19日 | Weblog
 皆 様
 
 
 平素よりお世話になります。
 
 
1.インタ-ンシップのこれからのあり方について
2.(略)寺島実郎氏フォ-ラム「2013年の世界と日本を見すえて」
3.日経新聞/教育欄「変わる高専 上/下」のご紹介
 
 
 
   インターンシップのこれからの課題について
 
 
 本年度の「インタ-ンシップ会社説明会」は
 例年より早い 5月15日(水)と決まりました。
 
 昨日、関係者の皆様に ご案内 を郵送させていただきました。
  http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/flack/10039.pdf
   
 
 過去を遡って調べてみると、
 「インタ-ンシップ会社説明会」を始めたのが2006年
 本年で8年目となります。
 
 学校との交流が始まった1984年の直後から検討され
 実務的な面まで含めた議論と
 試行的な実施が進められてきたインタ-ンシップ(工場実習)
 
 学校で制度(カリキュラム)化されたことを契機に
 私たちの活動にも公式に組み込んでいくという意識で進めてきたのが
 「会社説明会」による「組織的な」受け入れです。
 (当初「会社説明会」を提案されたのは、デ-タテック 田野氏)
 
 比較的マッチングがスム-ズにいくこともあり
 PDCAサイクルを廻してきたわけではなく、
 実施のあり方は、受入企業に任されてきました。
 
 最近感じているのは、
 そろそろ、これまでのあり方を振り返り、
 これからの課題を明確にしていく時期に来ていることです。
 
 ア-ルシ-ソリュ-ション 栗山 氏の問題提起も、その契機となります。
 
 インタ-ンシップのマッチングが比較的うまくいくのは
 それぞれの学生が、
 ものづくりや情報のそれぞれの分野、専攻で、
 知識と実践を結びつけた学習を進めるという、
 この学校のあり方によりますが
 
 これまでの正反の経験から、
 私たちが考えるべきなのは、下記の点であるかも知れません。
 
1.学生(学校で)の学習を深める契機を与える。
  
2.学生が将来の進路選択の指針をつかみ取る。
 
3.より広いキャリア教育の一環として、
  自らの頭と足で立つ、自立した社会人への一歩となる。 
 
 最後の[3.]については
 学校がHRの時間を使って進めている「キャリア教育」の中で
 講義をさせていただくことについて
 学校の 富永 教務主事、村中 学生主事 とも、
 打合せを進めさせていただいております。
 
 (講師候補は、日本コンピュ-タ開発 高瀬 氏)
   http://www.nck-tky.co.jp/
 
  
 平成26年度に改定されるカリキュラム に
 「キャリア教育」と「わが国産業論」を入れることについて
 意見交換をさせていただきました。
 
 大切なのは、
 学校(教育界)と産業界が共同で人材育成を進め
 この中に、自立した社会人への道筋を描き、組み込んだ
 カリキュラムを形成していくことであろうかと思います。
 
 
 
   寺島実郎氏フォ-ラム「2013年の世界と日本を見すえて」
 
     (略)
 
 
 
   日本経済新聞/教育欄に、論考「変わる高専 上/下」 
 
 
 日本経済新聞、3月18日、25日(月)の教育欄に、
 下記の記事(論考)があったのを、ご覧いただいたでしょうか。
 
 [変わる高専 上 「質」保証へモデル課程]
 [変わる高専 下 海外人材の育成急ぐ]   
  http://www.nikkei.com/search/?searchKeyword=%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E9%AB%98%E5%B0%82
 
 
 ウェブ上では、電子版 有料会員用の記事 になるとおもいます。
 スキャンした記事をお送りすることができますので、ご連絡ください。
 
 これらの記事から読み取ることができるのは
 世界経済の国境を超えた一体化 と 知識社会への移行 により
 教育制度(教育界)全体が、大きな変化の渦中にあることです。
 
 考えなければならない課題が余りに広汎にありますので
 とりあえず、部分的な感想を述べてみたいと思います。
 
 
 まず、
 「変わる高専/上」(市原誠氏)の「モデルコアカリキョラム」ですが
 
 「欧米を中心に教育界と産業会が連携して様々な質(アウトカムズ)保障の
  ネットワ-クが構築され、アジアからも多くの国が参加している。」
 と述べられています。
  
 にもかかわらず、
 何故、教育機関/公共機関が、
 単体で、目標を設定したり、説明責任をはたす規準を作ったりしようとするのでしょう。
 私には、これが不思議なことに思えます。
 
 「コアカリキュラム」の内容は、
 基礎学力から応用へと「積み上げ式」に進めていくものになっていますが
 
 私たちに必要とされているのは
 産業技術の(高等)専門教育機関として、
 基礎学力(基礎能力)と知識運用能力を、並行的、輻輳的に育成していくことでしょう。
 (本質的には、あらゆる段階で知識運用能力を育成していくこと……)
 
 一方、
 産業技術者としての基礎学力/知識運用能力とは別に
 後期中等教育+大学教養課程程度で、本来(!)要求される
 一般教養を身につける基礎教育がなされるはずです。
 
 この後者は、本来、
 手に職をつける、職業人としての自らを磨き、自立する …… とは違った
 より広いプロセスを介して、社会的責任を果たしていく基礎能力を
 意味するはずです。
 
 この二つを本来の形で統合するためには
 強固な意思、マネ-ジメント(ガバナンス)能力
 リ-ダ-としての資質が必要です。
 
 このこと抜きに、
 エンジニアリングデザインを唱えるのは、
 大切な何かを失う美名になりはしないか? 心配です。
 
 この点で、私たちに要求されるのは、
 むしろ、技術者の倫理や社会的責任についての教育の背骨として
 後者(一般教養の知識)を
 反映させていくことであるように思われます。
 
 知識が運用されるのも、知識が発展するのも社会の中においてであり
 「モデルコアカリキュラム」こそ、
 公共機関の内側でつくられるのではなく
 教育界と産業界のネットワ-クの
 結び目でつくられるべきものではないでしょうか?
 
 また、
 学校自身が、地域産業の次世代技術センタ-などを設置
 地域の産業界と共同で運営するなど
 このネットワ-クの接点や、学生の新しい学習の場となるプラットホ-ムを
 能動的に生み出していくことが問われているでしょう。
 
 
 これらの点において考えさせられたのが
 国立高専における「国立高等専門学校機構」という組織のあり方です。
 
 そもそも国立高専は、
 各都道府県に一校というように、地域密着型でつくられ
 地域の産業人材育成拠点として機能してきたのではないでしょうか?
 
 「変わる高専/下」の「海外人材の育成急ぐ」でもそうですが
 「高専機構」が、国際化の計画や施策をつくり、降ろしていくやり方には
 違和感を感じます。
 
 私に必要とされるのは、中央で計画を立案する …… ではなく
 優秀な人材を現場(各学校)に配置し、
 現場(各学校)の人材に新しい課題や配置、権限を与え、
 各学校主導で、自主的に施策と計画を実施していくことではないでしょうか?、
 
 高等専門学校の各学校には、どのように見てもその能力がありますし
 能力や規模の不足があれば、
 広域の地域をベ-スに、
 数校(~10校程度)の単位で、
 相互補完や共同運営のスキ-ムをつくればいいはずです。
 
 「変わる高専/下」では、
 「高専卒業生、海外で能力不足」から論旨を進めていますが
 むしろ、
 海外の生産現場の前線で活躍する日系企業の駐在者の多くが高専出身です。
 
 (例えば、昨年訪問させていただいた、
  アルプス電気の大連法人[従業員8千名]では、
  日本人出向者17名のうち、総経理以下 7名 が、高等専門学校の出身)
 
 高等専門学校に要求されているのは、
 様々な問題点を指摘して、その解決策なるものをつくりだすことではなく
 
 戦後の高専教育の成果と
 高専出身者がわが国の産業をどのように支えてきたかを明確にし
 (これを、より発展的に進めるために)
 
 その成果主義に基づいた
 人員配置 と 予算配分 を、要求することであるように思います。
 
 
  
2013. 4. 2
 
グロ-バルコミッション 田中基茂
東京都大田区山王 4-19-6 4F
TEL 5746-3041 FAX 5746-3081
gc-t@ac.auone-net.jp

 


本年度のインターンシップ/インターンシップ会社説明会の概要が決まりました。皆様のご参加を歓迎します。

2013年04月01日 | Weblog
 本年のインタ-ンシップ 並びに
 インタ-ンシップ会社説明会 の概要が決まりましたので、
 ご案内させていただきます。
 
 私どもの(都立高専での)インタ-ンシップの取り組みは、
 20年を超える取り組みの歴史を持つものです。
 
 学校において制度化(カリキュラム化)されてからは
 参加学生を対象とした
 受入企業の「会社説明会」を開催させていただいております。
 
 昨年も、説明会参加企業19社で、
 30名を超える学生のインタ-ンを受け入れさせていただきました。
 
 
 本年で8年目となる「インタ-ンシップ会社説明会」
 
  

 私どもでは
 
 東京中小企業家同友会 の 会員外の皆様 の
 
 ご参加、ご参画を歓迎しております。
 
 参加お申し込み、詳細のお問い合わせは、
 
 下記にいただきますようお願い申し上げます。
 
  事務局(㈲グロ-バル・コミッション)
   gc-t@ac.auone-net.jp
  03-5746-3041 (田中)   
 
 
 

 
 
 学生に実社会での教育の場を!  企業に学生との出会いと産学連携の機会を!
 
       東京都立産業技術高等専門学校   
 
 「インタ-ンシップ・会社説明会」のご案内  
 
 
 東京中小業家同友会大田支部では、
 1984年より、
 東京都立産業技術高等専門学校(品川キャンパス=旧工業高専)との交流を進め、
 産学連携による人材育成に取り組んでまいりました。
 
 インタ-ンシップ(企業が受け入れる学生の就業教育)も、
 その取り組みの一つです。
 
 学生の皆さんに、
 
 学校で学習する工業、情報の技術が実社会でどのように運用されているのか、
 また、進路と職業選択の場となる企業、
 特に、中小企業の心意気を広く知っていただくため、
 
 あわせて、受入企業の「会社説明会」を開催いたします。
 
 
1.インタ-ンシップの目的について
 
  本科(4年生/大学1年生相当)  
 
    企業での就業体験をとおし、
    企業での仕事の仕方、企業の仕組み、
    企業が求める人材、企業が求める能力とは何かを知り、
    進路判断のための貴重な体験をする。
 
  専攻科(1年生/大学3年生相当) 
 
    上記のほか、
    知識・技術が、企業での製品開発、問題解決にどう結びついているのかを知り、
    学生に、特別研究(卒業研究)の課題を発見する場を提供する。
    (学生、指導教官とのお付き合いが、インタ-ンシップ後も継続する場合があります。)
 
 
2.インタ-ンシップの実施期間  
 
  8月13日(火)~ 9月27日(金) のうち 
 
   本科(4年生) 5日 または 10日(1~2週間)   
   専攻科(1年生) 10日以上(2週間~)
 
 
3.「会社説明会」 の開催について
 
  インタ-ンシップ受け入れ申込企業より 先着15社様 程度
  ① 機械系 ② 電気/情報 の 2クラスに分けて開催します。
 
 ■ 日時 5月15日 (木)15:45~  
 ■ 会場 都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス 
      4F 合同講義室 / 6F PBL室
 ■ 企業よりのプレゼンテ-ション 先着15社(各5分程度) 
 ■ 学生の参加 120名 程度
 ■ 学生との交流 プレゼン終了後 個別相談等    
 ■ 終了 午後5時頃
 ■ 別紙の「学生受入要項」は、参加者全員に配布されます。
   「会社案内」等の配布も受け付けます。
 
 
4.申し込み締め切り 5月2日(木) 
 
  お申し込みは、
  別紙「インタ-ンシップ・学生受入要項」にてお願い申し上げます。
  事前に学生に開示する「インタ-ンシップ・学生受入要項」(別紙)を、
  なるべく早く、ご送付下さい。
 
   http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/flack/10039.pdf
 
 
5.インタ-ンシップを実施する学科、担当教官
 
  本科  (機械系) 機械システム工学コ-ス、生産システム工学コ-ス、
      (電気/情報) 電気電子工学コ-ス、電子情報工学コ-ス
 
  専攻科 機械工学コ-ス、電気電子工学コ-ス、情報工学コ-ス、航空宇宙工学コ-ス 他
 
  担当教官(統括) 曹 梅芬 教授 
cmf@s.metro-cit.ac.jp (電気電子工学コ-ス)
 
  東京都立産業技術高等専門学校 東京都品川区東大井1-10-40 
  TEL (03) 3471-6331  FAX (03) 3471-6338
 
 
 ご連絡、お問い合わせ先  
 
  高専交流委員会 京浜工業所 内田 03-3761-2131 
          グロ-バル・コミッション 田中 03-5746-3041