今日は送り盆でした。
本来は牛らしいのですが、実家ではこれをずっと「なすの馬」と呼んでいました。
子供たちと過ごす夏休み、迎え盆や送り盆を経験させてあげられることが、とてもありがたいです。
うちは田舎ですので、実家のお盆は昔ながらのもの。随分簡素化されましたが、今でも仏壇に飾り付けをして、毎食仏様にもお供えします。
送り盆は、畑で採れたなすに足をつけて、馬を作ります。
本来は牛らしいのですが、実家ではこれをずっと「なすの馬」と呼んでいました。
実家の馬は、盆飾りの色紙にお茶っ葉を入れた首飾りをつけてあげます。先祖様がお茶を飲みながら帰れるようにとのことです。
彩り鮮やかな首飾りをつけた馬たちは、先祖様を乗せ、実家の前にある川を渡って、のんびり帰るのだとか。
「お昼過ぎに先祖様を送っていくと、夕方にはお墓に到着するらしい」と母が言っていたのを聞いて、夜、お風呂の中で娘が「もう着いたかな」と言っていました。
娘は10歳、息子は13歳。盆飾りをしたり、団子を作ったり、お墓に行ったりと、季節の行事をひととおり経験できました。
コロナの影響で、楽しいところには出掛けられませんが、こういう何気ない行事を経験する、よい機会でもあるようです。