ヒヨ子さんが頑張って編集してくれたコラボ動画。その第一弾に選んでくれたのが、まめ子作の「ママなんです」。
この曲の思い出など、書いてみます。
この曲はかなり昔、8年〜9年くらい前に作った曲です。
下の子が赤ちゃんだった時、そのお昼寝中に、そーっとギターを弾きながら作りました。
当時、赤ちゃんのお昼寝タイムは、子育てから解放される貴重な時間。ギターを弾くのが楽しみでしたが、目を覚ましてしまうのが嫌で、エレキギターでアルペジオを弾くことしかできませんでした。
育休中だったため、朝から晩まで子育ての日々、歌詞の一つ一つが私の生活そのものです。
無反応だった赤ちゃんが、ママを見ると笑ってくれるようになった、バイバイと手を振るようになった、毎日果物を欲しがる、寝相がすこぶる悪くて布団から転がり落ちた…。
我が家の日常をそのまま歌にするのは、生活を定点カメラで捉えられているような、ちょっと恥ずかしい気もしますが。
当時赤ちゃんだった娘はもう9歳。息子はもう中学生です。
今となっては、大きくなった子供たちに対し、昔のようにストレートに、かわいいだとか、大好きとか、そういう気持ちを抱くことはほとんどなくなりました。
最近では、デカくて驚いた(私より息子の方が身長が大きい)、よく食べるので驚いた、ゲームばっかりやっててイライラするなど、抱く感情は全然違うものになりました。
ママなんですを歌っていると、当時の映像が次々と目に浮かび、まるでその頃にタイムスリップしたような、不思議な感覚になります。
今の思い出を残したいという気持ちもあって作った曲なので、どうやらその思いは成功したようです。曲にしておいて、よかった。
今日の生活も、明日には思い出になってしまいます。
今の生活も、歌にしておこうかな。