12月に一度見た映画、ボヘミアンラプソディー。その時はQUEENが何人組なのかもわからない状態で見たわけですから、何が何だかよくわかりませんでした。
この映画で、なぜ泣く人がいるのか?
見終わった時、そんな風に思いました。
でも、その後本物の彼らを見て、すごく惹かれました。もっと彼らのことを知りたくなり、映像や歌や動画を片っ端から見たり聞いたりしました。
車の中では常に彼らの曲を聞き、寝る前には必ずネットで彼らのことを調べ、書店で彼らの雑誌を買い、姉に彼らのライブDVDを借りて夜な夜な見る。そんな生活でした。(どうりでブログが全然更新できていないわけだ…)
この2か月、彼らを見ない日はありませんでした。曲を聞かない日もありませんでした。彼らの名前はもちろん、個性も、声も、服装や髪型の変化、生い立ちやトリビア的なエピソードも、あらゆる情報を吸収している今の私。これで映画を見たら、一体どう感じるのか、とても楽しみでした。
そして、今日、念願のボヘミアンラプソディー2回目を見ることができました!
少し前に映画を見るチャンスがあったのに、まさかの満席で見られなかった私。その時のショックが忘れられず、今日も席を確保するまで気が気ではありませんでした。
席に座り、始まるのを待つ間、あまりにもドキドキして、何度も脈拍を測ってしまいました。あー私、すごくドキドキしてる。
そして、あのファンファーレが鳴った途端、ずっと会いたかった人にやっと会えた気がして、そこでもう泣いてしまいました。早い…。
ファンファーレも、映画のサントラで何度も聞いていました。それでも、劇場で聞くのは全然違います。感動〜。
その後は、彼らの曲作りのエピソードや、ヒットしていく姿、たくさんのシーンが手に取るようにわかり、感動。2か月前に同じ映画を見たなんて嘘のように、ほとんど全てのシーンが初めて見るような新鮮さ。1度目はなーんにもわからなかったんだな、私は。
挿入歌や、途中で流れる未完成の曲、全てがつながって、ようやく映画として描きたかったものが何だったのか、理解できました。
最後のライブエイドのシーン。音の間も覚えるほどに、本物のライブ映像を何回も見ました。もうわかってるはずなのに、再現された映像を見たら涙が出ました。
彼らがどんな思いであの演奏をしたのか、インタビューで語っていたことを思い出し、また涙。今日はタオルハンカチを持っていって正解でした。
そして、エンドロールで映し出されたフレディ本人の姿を見て、号泣です。映画を見て嗚咽をもらしてて泣くなんて、生まれて初めてです。隣が空席で、よかった。
何だろう、ずっと私の中で浄化できなかったものが、今日やっと浄化された、そんな気がしています。この2か月、ずーっとこの日を待っていました。
聞けば、今日行った映画館では、ボヘミアンラプソディーの上映は今月いっぱいまでとか。間に合って本当によかった。
近々アカデミー賞の発表があります。
きっと受賞するんじゃないかな。
私にとって、こんなに夢中になった映画は、ボヘミアンラプソディーだけですから。