こんにちは、相談員の高橋です。
みなさんは、「瑞宝双光章」なるものをご存知ですか?もちろん、私は知りませんでした。
瑞宝双光章とは、「国及び地方公共団体の公務、または公共的な事業に長年にわたり従事して功労を積み重ね、成績をあげた人に授与される勲章」です。
うーむ。これですか。
勿論、初めて見ました。初めて触りました。箱からしてもう、圧倒的に雰囲気があります。アイフォンの箱とは全く違う。
では、もう一度。
瑞宝双光章とは、「国及び地方公共団体の公務、または公共的な事業に長年にわたり従事して功労を積み重ね、成績をあげた人に授与される勲章」です。
ちょっと、見てみます?どうぞ。
すごいでしょ。美しいです。圧倒的です。宝物感がすごいです。
では、なぜ、音羽台にあるのか。勿論、私が受賞したわけではありません(笑)。もしかして!と思った方はすみません。
そうなんです。入居されている方が受賞しておりました…。それもつい最近の平成25年に。
「実はね…」とご本人から居室担当の職員に教えてくれました。「これはすごい」と当然なりますね。現物を見たら、「こりゃエライコッチャ」となりますね。「ちゃんと写真を撮りましょう、撮るべきだ」ともなりますよね。フロアをふらふらしていたら、何やら採光や物の配置で悩んでいる職員さんがいて、理由を聞くと、「カクカクシカジカ…写真を撮りたいけれど、どこでとったら上手く撮れるか悩んでまして…写真屋さんにお連れするのも本人が乗り気ではなくて、音羽台でなんとかしたいなと思って」と。
素晴らしいではないですか。感動です。私、なんでもいたします。
さて、撮影の当日。
ご家族も写真を撮るために、背広と靴を持参してくださいました。しかし、Yシャツとネクタイがない…「どうぞ、私のYシャツとネクタイをお使いください。なんならチョッキもお使いください。」
音羽台の玄関の壁が写真屋さんみたいな感じでいいんです。お誕生日の写真なんかはここが定番。今回も玄関で撮影。
撮影当初ははにかんでいた氏も、だんだんと精悍なお顔に。素敵な写真が撮れました。
氏は「戦前は陸軍航空隊に所属し、戦後より各地の農業試験場にて主に「大豆の栽培、除草剤・生育、作付体系等に関する研究」を重ね、京都大学にて農学博士号を取得しました。論文は多数あり、昭和60年に退官するまで、日本国の農林水産行政に貢献した」ことを受けて、平成25年に日本国天皇より「瑞宝双光章(ずいほうそうこうしょう)」を頂きました。ご本人の手記を拝読いたしました。戦前からこの方達が日本を支えてくださったおかげで、今の私たちの生活があるのだと改めて。
居室担当の職員さんのナイスプレイで、ご本人もご家族もとても喜んでくれました。
今風に言うとイケメンですよね。かっこいい。