喜志南遺跡で見つかった5世紀末の古墳「浮ケ澤(うきがさわ)古墳」(推定墳長約20メートル)。発掘現場から出土した多様な埴輪の一部が、大阪狭山市の狭山池博物館で展示されます。期間は5月17日(水)から6月25日(日)まで。
(写真:調査が行われていた当時の現場。現在は住宅が建てられている。富田林市教育委員会提供)
5月1日に富田林市教育委員会が発表した、「浮ケ澤古墳」の周濠からは、1000点余りの埴輪片が見つかりました。人物6体▽馬形2体▽鳥形2体▽盾形2体-など計17体が復元され、矢を入れ背負う武具の靫(ゆぎ)や、人物には土器をささげもつ巫女や弓をもつ武人もあり注目されています。
今回は、その一部の人物埴輪、靫(ゆぎ)形埴輪、鶏形埴輪などが展示される予定です。
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《令和5年度ミニ展示「歴史発見2023」内》
●日時=2023年5月17日(水)〜6月25日(日)。
●場所=大阪府立 狭山池博物館1階 第5ゾーン(大阪狭山市池尻中2丁目)
●サイト=https://sayamaikehaku.osakasayama.osaka.jp/ 。
●アクセス=南海電鉄高野線「大阪狭山市駅」下車、西へ約700m。[地図]
(写真下:人物埴輪。左は弓が剥がれた痕跡がある武人の腕。右は杯を持つ巫女の手とみられる部分。富田林市教育委員会提供)
(写真下:鶏形埴輪(上)と靫<ゆぎ>形埴輪(下)。いずれも富田林市教育委員会提供)
了
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