この5月、河南町のコミュニティバス「カナちゃんバス」の新型車両がデビュー。大阪芸大生が手がけた桜満開のデザインです。5月17日、東山のキャンパスでお披露目会が行われました。<大坪千成>
(写真:大阪芸大デザイン学科・山本愛佳さんがデザインしたカナちゃんバス車両。2023年5月19日大阪芸大20号館下ピロティで。画像を一部加工しています。)
「カナちゃんバス」は、平成31年から河南町が運行するコミュニティバスで、町役場と「芸大・サンプラザ前」、「神内」(こうやま)を結ぶ2つの路線で年間およそ5万人を運んでいます。
今年度、バスの車体が更新されたのに合わせて、新しいデザインになりました。
5月17日、大阪芸大20号館下ピロティには、ピンク色を基調にした新しいバスがお目見えしました。
桜の花びらと川の流れがあしらわれ、河南町のPRキャラクターのカナちゃんがほほえむデザイン。デザイン学科の山本愛佳(やまもと・まなか)さんが手がけました。去年、住民投票で、この「桜咲くカナバス」の絵柄が選ばれました。
(画像:大阪芸大デザイン学科・山本愛佳さんがデザインしたカナちゃんバス。河南町の豊かな自然に着目し、川・風・桜吹雪をモチーフにした。河南町公式サイトより。)
車体いっぱいに流れるように描かれた“桜”がポイントだという山本さんは、「走ることに意味のあるバスにしたいなと感じました。邪気を払うことや、調和を表す和柄にすることで、河南町のみなさんが幸せになれたら」といいます。
河南町の担当者は、「大阪芸術大学のみなさんとともに町を盛り上げていきたいという思いで今回デザインをお願いしました。低床バスで、どなたにも乗りやすいバスとなっています。多くの皆さんにバスを利用してもらいたい」と話していました。
このバスは、5月22日から町内で運行されます。
〈カナちゃんバス運行情報〉
●路線図=
●運賃=大人(中学生以上):100円/回。小人(小学生以下):50円/回。
●河南町公式サイト=https://www.town.kanan.osaka.jp/material/files/group/4/21463814.pdf。
●動画ニュース=YouTube:https://youtu.be/1tzPyPclWvs
了
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