暇な弁護士の暇つぶし日記

若手弁護士の日常を書いていきます。

誤字脱字に注意

2014-07-02 22:04:00 | 日記
うち母親の下に、遺産分割協議書が届いた。

祖母が亡くなったので、長男に土地を相続させようということで、長男が依頼した司法書士から遺産分割協議書が送られてきて、署名押印して返送してくれとのことだ。

添え状も同封してあり、長男の「指示」を受け、書類を作成・送付します、といったことが書いてある。○○事務所と、その司法書士の名前を冠した事務所名だ。

「指示」を受けて、というのは、司法書士はこういう表現を使うのかと勉強になった。

さて、題名の「誤字脱字に注意」というのはどういう意味かというと、司法書士から送られてきた遺産分割協議書が誤字がひどくて、は?って感じになった。

誤字は、相続人である長女の名前が違う、司法書士にとっては依頼者である長男の名前も字が間違ってる、うちの母親も四女なのに二男と書いてある。性別すら違うんだけど。

母親はこのまま署名して送っても有効なの、と聞いてきたが、なんでそんな誤字ばかりのゴミみたいな書面にハンコ押そうとしてんの、と思った。

ゴミみたいというのは、ちょっとひどい表現かもしれないが。

私としては、その「遺産分割協議書」と題するゴミは捨てて、司法書士に電話して、新しい書面を送りなおしてもらうよう言って、正確なものを作成させてから、署名して返送するよう言った。

個人的には、この司法書士大丈夫か?どんだけてきとうに仕事してんだ?他の弁護士に頼んだほうがよくないか?と思ったが、余計に費用がかかるので、まぁ、このおそらく仕事ができない司法書士にこのまま頼むしかないか。

しかし、人の振り見て我が振り直せではないが、些細なミスで信頼は失われていくので、自分も細かいところに注意して仕事をしなければならないと思った。

依頼者としては、司法書士がたくさんいる中で、その人に依頼しなければならない理由はなく、ダメだと思えば、いくらでも代わりはいる。代えないのは、余計に費用がかかってもったいないからであって、その人にやってほしいわけではない。

弁護士にしても、腐るほど弁護士がいる中で、ミスをする弁護士に依頼する理由はない。

とか言ってこのブログ内で誤字脱字連発してたりして。笑えねぇ。今更チェックする気にもならないが。
コメント
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