欠缺
パッと見、けっかんと読める。
しかし、正解は、「けんけつ」である。意味は、欠いていること、だ。
パソコンでも、けんけつと入れると、献血の他に、欠缺も出てくる。
一般的には、見慣れない感じだが、法学部だとよく見る。教科書でよく出てくるからだ。
具体的には、契約した際に、錯誤がある場合などに、意思の欠缺がある、などと言って、使う。
意思の欠缺とは、意思を欠いているという意味だ。
このように、法律を勉強していると、一般的には見慣れない漢字も出てくるが、見慣れた感じでも、普通とは違う読み方をしたり、違う意味で使ったりする。
その代表例は、遺言、競売、兄弟姉妹で、一般的には、「ゆいごん」「きょうばい」「きょうだいしまい」と読む。
しかし、法学部に入学したての頃、このように読むと不勉強だと注意される。
そして、法律家は、遺言は「いごん」、競売は「けいばい」、兄弟姉妹は「けいていしまい」と読むと教えられる。
もっとも、実務に出て、相談に来た人に、「いごん」「けいばい」「けいていしまい」と言っても通じないだろう。
そこで、一般の人と話すときは、「ゆいごん」など普通の読み方で話すが、弁護士同士や裁判官との間では、馬鹿にされないように「いごん」という読み方をする。
しかし、学生時代に、「いごん」などと読むように散々教えられたため、それが染みついてしまっており、ついつい相談に来た人との間でも「いごん」などと言ってしまう。直すのが大変だ。
というか、なんで「いごん」とか「けいばい」という変な読み方を教えるのだろうか。
ゆいごんで何も問題ないと思うが。
他にも、一般的に使われているのと違う意味でつかわれるのは「善意」「悪意」だ。
一般的には、善意は、良い気持ちで、というような意味でつかわれていると思う。
悪意は、その反対で、悪い意図、という感じの使われかただろう。
しかし、法律用語としては、まったく違う意味で使われており、善意は知らないこと、悪意は知っていることを意味する、用語として使われている。
ドイツ語の誤訳が原因だろうか。
他にも法律用語では、漢字のもつ意味と実際に意味することが大きく異なることがよくあるが、ドイツ語の誤訳が原因であることが多いイメージがある。
いずれにしろ、しばらく法律を勉強していると慣れてきて疑問に思わなくなる。それが良いか悪いかは別として。
パッと見、けっかんと読める。
しかし、正解は、「けんけつ」である。意味は、欠いていること、だ。
パソコンでも、けんけつと入れると、献血の他に、欠缺も出てくる。
一般的には、見慣れない感じだが、法学部だとよく見る。教科書でよく出てくるからだ。
具体的には、契約した際に、錯誤がある場合などに、意思の欠缺がある、などと言って、使う。
意思の欠缺とは、意思を欠いているという意味だ。
このように、法律を勉強していると、一般的には見慣れない漢字も出てくるが、見慣れた感じでも、普通とは違う読み方をしたり、違う意味で使ったりする。
その代表例は、遺言、競売、兄弟姉妹で、一般的には、「ゆいごん」「きょうばい」「きょうだいしまい」と読む。
しかし、法学部に入学したての頃、このように読むと不勉強だと注意される。
そして、法律家は、遺言は「いごん」、競売は「けいばい」、兄弟姉妹は「けいていしまい」と読むと教えられる。
もっとも、実務に出て、相談に来た人に、「いごん」「けいばい」「けいていしまい」と言っても通じないだろう。
そこで、一般の人と話すときは、「ゆいごん」など普通の読み方で話すが、弁護士同士や裁判官との間では、馬鹿にされないように「いごん」という読み方をする。
しかし、学生時代に、「いごん」などと読むように散々教えられたため、それが染みついてしまっており、ついつい相談に来た人との間でも「いごん」などと言ってしまう。直すのが大変だ。
というか、なんで「いごん」とか「けいばい」という変な読み方を教えるのだろうか。
ゆいごんで何も問題ないと思うが。
他にも、一般的に使われているのと違う意味でつかわれるのは「善意」「悪意」だ。
一般的には、善意は、良い気持ちで、というような意味でつかわれていると思う。
悪意は、その反対で、悪い意図、という感じの使われかただろう。
しかし、法律用語としては、まったく違う意味で使われており、善意は知らないこと、悪意は知っていることを意味する、用語として使われている。
ドイツ語の誤訳が原因だろうか。
他にも法律用語では、漢字のもつ意味と実際に意味することが大きく異なることがよくあるが、ドイツ語の誤訳が原因であることが多いイメージがある。
いずれにしろ、しばらく法律を勉強していると慣れてきて疑問に思わなくなる。それが良いか悪いかは別として。