ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

よくわからん数字。

2010-07-01 18:34:11 | 今日の一面
 今日の一面右下に「年金運用9.2兆円黒字」とあります。
 黒字・黒字と活字が躍っています。

 厚生年金と国民年金の積立金を運用する独立行政法人が昨年度122兆8425億円を運用して、9兆1850億円の黒字を出したというのです。7.91%もの利回りを出したことになるのですが、何をどうしたのでしょうか。国内外の市場で運用しているとはいえ、この数字は尋常ではありません。

 08年度に例のリーマンショックの影響を受けて単年度9兆6670億円もの赤字が出ていたことを考えると、09年に回復基調にあったことを考えても、こうした変動を独立行政法人がやっていることに、危惧を感じるのは私だけだろうか。

 8%近い数字は決して小さくはないのです。

 ハイリスク・ハイリターンを繰り返しているのだろうか。
 もっと堅実な運用をお願いしたいと思うのですがね。

 将来年金を受け取る方々の原資ですからね。リスクをとらないで欲しいし、独立行政法人といった組織による一括運用にも、すこし不明朗な部分があるのです。

 今、市中銀行の預金利息って1%もないのです。
 だれでも、リスクがないなら、やりたいのでしょうが、おかしいと思うなあ。

 08年、09年と2ヶ年では、5000億円ほどの赤字なのですし、100兆円ものお金を動かして、昨年まで累積赤字だったのですから、そのほうが???。なのです。

 どんな仕掛けでそんなことになっているのか、興味があります。
 数字が大きすぎて、なにやらゲームをやっているかのようです。