ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

機能移転

2011-05-17 14:18:33 | 新聞雑感
 久しぶりに拝見しました。首都移転に係わる論議です。
 本日の高知新聞に掲載されていました。
10年ほど前にこうした議論は収束していたのですが、東日本の震災を機に再燃しているようです。

 地域問題の第一は過疎と過密の問題です。日本では何もかもが東京に集中していることから東京の一極集中がすすんでいます。
 日本では神話の時代から都は一箇所なのです。
 天皇のいる場所なのです。

 高知県でも高知市及びその周辺に人口が集中し、それ以外の場所に過疎の問題が覆いかぶさっているのです。

 地域のありようと、管理体制の問題なのです。

 首都機能についての問いかけなのですが、私は以前から分散論者なのです。どうしても全ての機能を東京においておく必要はないと思っているのです。

 天皇家にしても東京にいなければならない理由は無いでしょう。省庁にしても東京でなくてはならない省庁はないのではないかな。
 最高裁だとて東京以外でも機能するでしょう。
 特に外郭団体などは全部東京から出してもいいでしょう。

 明治の時代ならまだしも、通信手段も飛躍的に進歩しているし、高速交通手段もこれからなお一層発達するのです。
 さらに日本の流通業は世界でも最高レベルにあります。

 都市によって役割分担をすることで個性豊かな地域づくりを考えても良いのではないかな。 
 高知県にも農林省の一部と四国開発庁ぐらいを作って欲しいところですね。
 出来れば学究都市などもいいかもしれないですね。
 医療も最先端医療の場にもなるかもしれません。
 最近東南アジアの某所に先端医療を受けるためのツアー客が世界中から押しかけています。
 地方が生き残るのは何かに特化する必要があると考えています。

 均衡ある発展を掲げる行政の責任です。

 私としては、住みやすい、暮らしやすい田舎生活だけなのです。
 今の希望です。
 分散と個性化、これです。

 過密の弊害は厳しいものがありますからね。
 争論。高知新聞の紙面の中でも期待している企画です。
 

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2 コメント

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ありがとう。 (ふくろう親父)
2011-05-19 09:03:12
 分散と個性化。

 いつも考える課題です。
 しかし行政は平均化、平準化、効率化しようとするんです。
 出来るはずもないことをやろうとするから無理があるんですねえ。

 考え方の基礎が違いますから難しいですね。
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おはようございます。 (たけちゃん)
2011-05-19 08:16:52
角栄さんの「列島改造論」が頭に浮かびました。

高知県の人口77万人。世田谷区の人口84万人。

高知県の人口よりも世田谷区、一区のほうが多いですし、その高知でも半分近くが県都 高知市に集中しています。

人口問題ひとつを取っても歪な構造になってますね。

ふくろう親父さんの豊富な人脈と地道な活動が
都会との交流人口を増やし、ヒズミを解消できるひとつのキッカケになるのではと考えています。

住みやすい小さな田舎町、全国各地にそんな町が点在すると、また違った価値観が生まれるのではないでしょうか。

「花の谷」 応援しています。
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