ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

間道・野根山街道

2009-11-14 13:04:44 | 野根山街道物語
 野根山街道の本街道は、奈半利町の高札場から米ヶ岡を経て上るのですが、いくつか脇道や間道があります。
 北川村の野川谷筋を経て五人組から「つがの森」北方の稜線に出る脇道。それに野川事業所奥の林道を「地蔵の中畝」終点まで入り、登山道を詰めて藩政林を抜けて、「三里塚」西方稜線に出るもの。
 さらに、奈半利川を北上して小川筋に入り、「安倉」から蛇谷にそって「岩佐」に出る道がある。
 南からの道は、室戸市佐喜浜町から佐喜浜川を遡って、「段」を経て安居(あんご)から岩佐へ登る道があります。

 さらに野根町からは、野根川を遡って「別役」より「花折坂」を登る本街道筋と北方「四郎ヶ野峠」より尾根をつけて街道に合う道があるのです。

 その他獣道の類とか、脇道支道は数多くあるのでしょうが、通常の通行に耐えるものではないように思います。

 官道としての、本街道とそれに向かうあちこちからの脇道。全体として機能していたのは100年ほど前の話です。今は昔の話です。

 この野根山街道を舞台にした伝説は、数多く残されています。それだけ地域住民の生活と密接に関係があったのです。

 これから、自然遊歩道としての”活かし方”を考える必要がありそうです。
 そして、ときどき仲間と歩きましょう。
 まだまだ知らないことがありそうです。楽しい作業です。

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