ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

いい絵画です。

2009-11-14 00:59:42 | 好きなもの
 岡田三郎助画伯をご存知でしょうか。彼の作品「あやめの衣」です。

 いい絵なのです。印象が強くて、記憶に残る絵です。1927年(昭和2年)に制作された作品です。明治の洋画壇を支えて、藤島武二等との交友は有名で、後進の指導にも熱心でした。
 あやめの衣はバックを金屏風のように描き、後姿で描いたことで、かえって印象深く仕上げています。着物の質感も見事で、色調のすばらしさは特筆できると思います。生地やら布のひだの感じもすばらしい。
 ただ、紙に油彩なのです。保存が難しいのです。

 もう随分と前に高知市内で見た記憶があります。
 郷土文化会館、いまの文学館だったような気がしております。

 幼児の絵を描いている「いわさきちひろ」さんの師匠としても有名です。人間の肌を描かせたら一番の画家だと思っております。


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