ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

鞆の浦勝訴

2009-10-01 15:18:24 | 田舎の理屈
 10月1日。広島地裁で判決が下りました。

 広島県福山市の鞆の浦で、県と市が進める埋め立て・架橋事業をめぐり反対する住民が県知事を相手取り、埋め立て免許の交付の差し止めを求めた訴訟の判決が出たのです。

 「鞆の浦は国民の財産で、免許が交付されれば、住民が日常的に恩恵を受けている景観利益について重大な損害が生じる恐れがある」と原告の主張を全面的に認め、知事に免許の交付を交付しないように命じた。

 「景観が損なわれ、文化的歴史的価値が大きく低減する。」としたのです。

 なんどかお邪魔した鞆の浦の景観が守られることになりました。
 それはそれは、良いところですから。
 よかったのですが、広島県知事は高裁に提訴するのかなあ。
 まだ解決には、至っておりません。

 駐車場の問題とか、道路の狭さについては解決されたわけではないですからね。

 しかし本当によかったと思います。
事業反対住民の方々。お疲れ様です。もう少し頑張ってほしいなあ。

 景観利益を理由にして公共事業が事前に差し止められるのは前例がないことで、開発と景観保護のあり方に影響がありそうですねえ。美しいことの価値を認めたのですからすごいなあ。

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