木曜日、東京港の一部でストライキがありました。
某船会社(に所属するコンテナターミナル会社)が子会社から出向してきた労働者に低い賃金しか支払わず長時間労働をさせ、何の権利も保障していない上、労働組合に入り権利の交渉をしたことを理由に(と、労働者側は主張している)不当に解雇したとして、労働者の権利回復のために強行されたようです。
該当の船会社が貨物の揚げ降ろしをする港(ターミナル)は完全に一日ストップしました。
仕事が忙しくてニュースを見ている暇はなかったのだけど、マスコミでは報道されていなかった模様。
日本の港湾労働者は世界基準で見ても手厚く法律で保護されていて、それが理由で港湾事業の発達が遅れているといわれているほどものだけど、やっぱり不当な労働を強いられている人たちはいるようです(私自身も学生時代は今問題になっている日雇い派遣でよく港に行ったものだけど/私は日雇い自体はそんなに悪いことだとは思わない)。
港湾部では労働組合の活動が活発で、春闘の時期には必ずストの可能性があるのですが、そういうストというのはあらかじめいつ起こるか皆が知っていて、該当の日に荷物の上げ下ろし搬出/搬入予定をいれなかったりできるのだけど、今回は本当に何も知らされずに突然決行されました。
丸一日貨物を動かせなかったものだから、交渉が妥結(解雇された労働者が別会社に雇用された)した17時半以降の大混乱と言ったらなかった。その日動かせなかった貨物が全て後ろ倒しになって、忙しい時期ということもあり、なかなか調整がつかず…。
営業は電話対応に追われ…。
嵐のような二日間でした。
ネットでもテレビでも全然報道されているのを見ないのが不思議な感じ。