今日、家を探す関係で、母と共にずっとお世話になっていた不動産屋に相談に行きました。
色々と雑談もする中で、「○○さん(私の母)、仕事辞めちゃうんですか?年末にお会いしたんですけど、どうしようか迷っているって言っていたので…」と聞かれました。
私も母からはいろいろ話を聞いているので、私のわかる範囲で話をしました。
・あるタイミングが来たら店を閉めるための準備をしようと考えているらしい
・ただ、目標としている引退後の貯金額に今は届いていないようだ
・もう辞めようと思ったタイミングで売り上げが上がったりすると『続けよう』と言う気になる
といったことです。
そうしたら彼は「○○さんには仕事を続けて欲しいです。細かい事情が分からないので勝手なことは言えないですけど…」と言いました。
その話の時だけ、彼の声がとても小さくて、心が動くものがありました。
その時は気づかなかったけど、個人事業主として心の支えになるところもあるのかも…。
また、不動産の相談をする中でも「できる限り手数料とか安くするので。○○さんとは長い付き合いなので」と言ってくれました。
彼の言葉をそのまま受け取っていいのかどうかと言う話はあるでしょうが、私は久々に感動して泣きました。
さすがにその場では泣かなかったですけどね…。
正直なところ、私も母が商売をやめるというのは考えたくないのです。
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不動産屋の携帯にはひっきりなしに電話がかかってきていて、とても忙しそうだったので私は嬉しかったです。
夫は「一人で全部やるなんて無理だよね。365日働かなくちゃいけないじゃん」なんて言っていました。
私は「いや、あれは意外とラクなんだよ。やり方がわかっていてヤル気があれば。やればやるだけ売り上げが出て、自分のものになるんだよ。私の母親だって、年末年始で店は休むけど、その分売り上げが減ってしまうから、正月に家でネット販売の出品をしてるよ。でも売り上げが増えればそれはそれですごく楽しそうだよ」と言いました。
続けて「会社員はつらいじゃん。たとえばお客さんがすごく怒っているとき、自分としては最大限の対処をしたし、たいていの場合はそれで納得してもらえるのに、その人だけはどうしても収まりがつかない時、絶対に上司から指摘が入るよね。自営業なら自分の引きどころを見極めて仕事を切ることが出来るけど、会社員は出来ないんだよ。上司が欲しい仕事は絶対に繋げないといけない。大した利益じゃなくても、上司は上司で少しでも売り上げを挙げたいし、気分の問題もあるしね」と主張しました。
夫にどこまで理解できるかわからないけど。
でも実は私、夫にも独立して欲しいんだよね。
でもヤル気が無いし無理そうだなあ。