現在はこれでいい

読者の方から三日間も更新がないと怒られました。まことに申し訳ない。もう少し様子を見てからと思っているうちに日時だけが過ぎてゆきました。
鳩山元首相は辞任会見を拒否し、沈黙のまま首相の座を譲った。まさに不本意だったことがにじみ出ている。実際のところ、やりたかった事のほとんどが手付かずだったのだろう。まったく「政治と金の話」に翻弄され続けた気の毒な首相である。自民党の戦略は効果的ではあったが、民主党の支持者はもちろん、自民党の支持者も多くはうんざりだったのではないか。
国会は政策の論議をするべき場所なのに、ほとんどそれはなされず、税金を返せ、国会も事業仕分けせよと言いたい。

報道によると今回は反小沢連合のような政権になると言う。副島さんのブログにも鳩山政権はアメリカの圧力に屈したような表現で書かれている。
しかし、ここはしばらく様子を見ようじゃないか、このままのほうが「世論調査」様の機嫌がいいし、選挙という大きな関門をくぐるにはある程度手段を選ぶ必要がある。
消費税の論議をしたところで、必ずしも消費税増税をするわけではない。論議まで禁ずることもない。要は、値上げの前にするべきことがたくさんあることさえ知っていればいいのだ。
仮に消費税が値上げされれば民主党は次の選挙では必ず負けるであろう。喜ぶのは財務省と自民党である。自民党は自分の手を汚さず消費税の値上げの果実を手にする。どう考えても民主党はそれをするわけには行かないはずだ。
仮に本気で現内閣が増税に踏み切ろうとするなら小沢さんは本当に党を割るであろう。
そう、この選挙が終わり、反小沢路線が本当だとすれば小沢は躊躇することなく新党を結成するだろうし、すべきである。
そして次の選挙までに本格的な二大政党体制を作るべきであろう。

具体的にはどうするかと言えば、自民党の福田派である。以前、小沢さんが連立しようとした相手である。恐らく彼とは話が出来る。麻生、安倍は無理だ。
そしてかつての田中派の残党を集めればかなりの数になるだろう。みんなの党とか、立ち上がらない党は相手にしてはならない。
出来上がった政権は保守でも革新でもない、右でも左でもない、土着の日本人のための政党になる。イデオロギーの時代ではないのである。誰のための政府なのかをはっきりしようではないか。平均的な普通の日本人が普通に暮らせる国家を目指して欲しい。現状に何も悩む必要はなく、ただ、目先の参院選だけを考えれば良いのである。
今は郵政改正法しか通過できないみたいだが、出来たら公務員改革法も通して欲しいな。私の現在の希望はただそれだけである。