最後の笑顔の家族写真

こんにちは　れいです。

毎日娘の可愛い姿を見に来てくださって
本当にありがとうございます。
ひとつひとつのコメントにお返しはできませんが
全てボスと２人で嬉しく読ませていただいています。
ありがとうございます






２０１３年６月８日　土曜日　～がん告知から３日目～

ボスようやくお仕事お休み
久しぶりに朝から３人一緒にいるせいか
娘比較的穏やかに過ごせているようだ


１６時５２分　３人でお散歩
氏神様にお力添えのお願いをしてからランへ向かうが
先客がいたため別の場所で写真だけ撮って歩き出す

















とても優しく可愛い笑顔だったので拡大してみました。
見てくださいね





娘の視線の先にはボスがいます





このとき私も少し目を閉じて
娘と同じ時に同じ場所で受ける風を感じました。
ひとつひとつがとても大切な瞬間のように思いました。





視線の先には私がいます








じゃ、歩こうか








自力で排泄もできました。





この日のお散歩はなぜか時々後ろを振り返るしぐさを見せ
普段と違う様子に少し不安になったことをよく憶えています。

大型犬のほうのランは誰もいなかったので
少しだけ遊んでいこうか？と向かったのですが






この時点で娘はとても嫌そうにしていたことに
まだ２人とも気付きませんでした。ただ
「娘しょっぱい顔やなぁ～」
と苦笑いするだけで…





中に入ってもほんのすこし歩いただけ。
少しリードを引いたのですが変わらず…





しまいには座り込んでしまいました。
こんなことは初めてで、どちらからともなく
「娘様子がおかしいね…今日はやめよう、出よう」
と言い出し、ボスが娘を抱っこしました。
すると





自分の言ってることをわかってもらえた安堵感でしょうか
柔らかい笑顔を見せました。





この表情はボスが抱っこしたときにしか見せない
娘の特別な表情です。





父娘の大切な一瞬を切り取った写真となりました。





ゆっくりゆっくり歩いて帰り





途中１度お水を飲みました。
この後ときどきお会いするワンちゃんとすれ違い
少し触れ合うことが出来たのですが
会えたのはこの日が最後となりました。





９年８ヶ月の間、ずっとずっと私を見つめてくれた瞳。
きれいで大きなアーモンドアイ。



１７時４９分　お散歩から帰宅
いつものようにアイスを１粒。ちょうだいちょうだいと膝に手をかけて待つ
ボスが動画を撮ってくれる。口移しで少しずつ食べる
いつもと変わらない













ランで撮影した３人笑顔の写真。
これが最後の家族写真となりました。
１ヶ月ぶりに見るこの写真をただただ眺めているうちに
たくさんの思いが溢れ、涙が出てしまいました。







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