あっち向いてホイ! ~ 2nd season ~

虹の橋の子供たちに背中を押されて次女を迎えました。2016年7月24日、ブログ再スタートです!

お 知 ら せ な ど

2013-08-01 13:17:05 | 娘・闘病記録(粟粒性肺ガン含む)
こんにちは れいです。

明日は娘の6回目のジャッジの日です。
記事をごらんいただくにあたって
前もってお知らせしたいことがあります。

「あっち向いてホイ!の”ハコ”」

と聞いてピンと来ない読者さまは、明日の記事を読む前に
下にある記事を上から順にごらんいただければと思います。
じゃないとね、
何のこと言ってるのかさっぱりわからないので…
お時間があるときにぜひごらんください。

”ハコ”をご存知の読者さま。
私超がつくほど久しぶりにこの4本を読みましたけど
自分の書いた記事に助けられたというか…
あの頃とは全く違う印象で胸に迫ってくる文章に大いに泣きました。
私と一緒に、もう一度読んでみませんか?


「第1回 虹の橋ドリームミーティング」

「変わるで」

「お兄ちゃんのリュックの中身」

「虹の橋の宝箱」






娘が亡くなった22日。
ボスはお線香をできるだけ絶やさないようにしてくれました。
2人で何かポツリポツリと話しながら明け方4時近くまで
眠れずに起きていました。
娘が15秒おきくらいに代わる代わる私たちをじっと見たこと、
あれはきっと
「ボス?ママのことお願いね?」
「ママ?ボスとなかよくね?」
って言ってたんだと思う、と言うと
ボスはボスで
「わたし、ボスもママも大好きだったよ」
「わたしのことも わすれないでね」
って言ってたんだよと言い、二人で泣きました。


娘がふぅ…っと息を吐いた直後
ボスは号泣しましたが私は泣かなかった。
息を引き取った直後に私の口から出た言葉は
「よかった…よかった、よかった」
だったのです。
これで私の大事な娘が苦しみから解放された。
それはもう二度と娘が動かないということなのだけれど…



明け方娘を和室に連れて行って一緒に横になったものの
眠れるわけもなく。
それでもいつしか眠りに落ちたものの
ステロイド投与のアラームで起きてしまいました。
目が覚めた直後からどっと涙が溢れ

「起きちゃった…
起きたくなかった
起きちゃったら娘のいない毎日が始まっちゃうじゃないか」

と言うとボスも声を上げて泣きました。
重だるい体を起こしても涙は止まらず

「最後の最後であんなに辛くて、息苦しくて、
息が吸えない怖い思いをさせてしまった…!」

と言いながら泣き、胸が押しつぶされる思いでした。

のちにかかりつけ医が
「(病気がわかってから)亡くなるまで早くて驚いた」
と言っていたことをみても
多分スキルス性のガンだったのだと思います。
病気だった。
しかたがなかった。

でも怖さから守ってやれなかった思いは
心にこびりついて…


娘は相変わらずちょっぴり小悪魔のまま
それはそれは可愛らしいおばあちゃんパピヨンになるはずだった。
娘を迎えたときに約束したように
目が見えなくなっても
歩けなくなっても
耳が遠くなっても
私は毎日抱いてでもお散歩をさせてるはずだった。

風が吹けば、匂いを嗅げば、季節がわかる。
優しく撫でれば愛情は伝わるし
ギュッと抱きしめれば”何かから守ってくれたのかな?”と
思ってもらえる。

年をとっても若い頃と何も変わらない、
そんな生活を送ってるはずだった。
「とっととお散歩連れて行きなさいよ。」
「私歩けないんだから早く抱っこしなさいよ。」
「重たいとか言わない!わたしまだアイドルなんだから!」
って言ってるおばあちゃんの娘がいるはずだった。
そんな”老後”を思い描いて
楽しみですらあった。


「ああ、それは叶わないんだな…」


と思った6月5日。
待合室で向こうをむいてちょこんとヒザの上に座っている娘を
撫でて撫でて少し泣いたけれど
現実に亡くなってしまった今、夢は夢でしかなくなった。
よっぽど今のほうが辛い。





何度もチャレンジし、ようやくおはようとボスに言う。
振り返れば娘がいるのはわかってる、でも見ることができない。
たくさん時間をかけゆっくり振り返る
そばに寄る
顔に触れる
顔を近づける
”むすめ、おはよう…”
蚊の泣くような声じゃ娘に聞こえないよねと思い
もう少し大きい声で
”むすめ、おはよう。”
”…むすめ、おはよう。”
と何度も言った。

目覚めた直後から涙の朝でした。


10時ごろボスはドライアイスを買いに行き
1時間半ほどでチャイムを鳴らさず入ってきてただいま、と。
「お店まで思ったより距離があって遅くなっちゃった」
と娘に声をかけている。
その後姿を見ながら
「ごめんね…今日から出迎え私一人でごめんね」
と泣いてしまう。ボスも泣きながら
「そんなこと言わんでええ!わかってることなんやから言わんでええ!」
と言い、また2人で支えあって泣きました。




3時半ごろ、皆さんからいただいたブログのコメントを読み
ふと見るとカテゴリーに「娘(797)」と。
娘のそばに行き泣きながら
「娘ちゃんムリだってぇぇ!それ、できないよお!」と
わんわん泣いてしまう。
ボスがそばに来たので手を引いてパソコン前に連れて行き指をさす
ボスも泣きました。



夜、こんな話しをしました。

れ「息子は今上を下への大騒ぎだと思う。息子一人でね」
ボ「娘がくるぞー!!ってか?」
れ「そうそう、カンター!って走っていって”おお息子どうしたん?”」
ボ「うんうん」
れ「あいつが来んねん!あいつってー?娘や娘!!」
ボ「(笑)」
れ「ええー?!娘が?!なんで?! …って感じでね?」
ボ「(笑)」
れ「うわーゴジラのテーマソング聞こえてきたわ。」 

娘が息を引き取ってからはじめて2人でしっかり笑いました。



この記事と一緒に最後の写真をUPしようと思ったのですが
やっぱり少し多くなってしまったので
後ほど別でご紹介したいと思います。

しばしお待ちくださいね。
ちょっと、作業してきます。






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2 コメント

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Unknown (すず)
2013-08-01 13:40:50
こんにちは。

ハコ、ちゃんと覚えていますよ
でももう一度読みたくなって4本全部読みました。
やっぱりあったかくて、ほっこりした気分になりました。
泣いちゃったけど・・・

今日の記事もごめんなさい、やっぱり泣いてしまいます。
娘ちゃん、797・・・だよね、ごめんねぇ。

れいさん、どうぞ無理なさらずに。
毎日変なお天気ですよね、ご自愛下さいね。
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Unknown (chie)
2013-08-01 15:31:39
娘ちゃんが教えてくれたハコの話
何回読んでも、いい話です。
なんか、また涙が出てきて・・・

娘ちゃんが、亡くなってからの
朝方からのれいさん、ボスさんの
お気持ちを考えると・・・
それも、また涙が出てきて

娘ちゃんごめんね
娘ちゃんは、あんなに笑顔で
頑張ったのにね

れいさん、ボスさん
暑い日が続きます
どうか、無理をなさらずに




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