キリストの光を輝かせよう
今日は金曜日なので久しぶりに吉祥寺教会の昼ミサに行くことにした。周辺に学校や企業も多く、交通も便利な四谷のマンモス教会では毎日昼ミサがあるが、吉祥寺は金曜日だけ昼ミサがあるのだ。あの大震災でしばらく遠出するのが怖くなってしまい、しばらく、歩いて通える範囲以上の外出がいやだった時期以来、吉祥寺教会にも行くようになった。ただ、なんといっても四谷は問題は多くても若いころからのなじみで友人知人も多いから簡単には離れる気がしないのである、
今日はちょうど金曜日で、吉祥寺教会に行ってみると、知らない神父様が登場し、なかなかよいお話をうかがう事ができた。初めての方だったので吉祥寺の信者さんになんとおっしゃる方なのか尋ねると、Agustin北島神父様とおっしゃって、アルゼンチンで働いていらっしゃるのが今は一時帰国中なのだそうだ。神言会の神父様は、レデンプトール会と同じくどちらかというと宣教の第一線の現場で働いておいでのイメージがあるのだが、北島神父さまもそうだ。
今日の説教で、少々チクッと痛かったのは、どこの国でも日本流がよいわけではないということだった。日本では、資源ごみも自治体が管理するところが増えて、それはそれでよいのだけれど、今までそれで多少のお金を得ていたホームレスの人たちは関与できなくなっているくらいだから、今の日本でカトリック国の考え方を言ってもどうしようもないのだけれど、豊かな人も貧しい人、ホームレスもふくめて、みんながそれなりの居場所、役割を認められている国というのもあることを考えさせられた。
日本人の価値観や効率だけがすべてではない考え方もあるということも、ちょっと覚えておいてもよいのかもしれない。明日、吉祥寺教会で北島神父様の講演会が、1時から2時半まで、大ホールで開かれるそうなので明日も聴きに行ってみようと思っている。
ミサが終わってからその足で吉祥寺駅前の映画館に行き、今日観る予定ではなかったのだけれど、ちょうどよかったので『ノア 約束の舟』を観た。これは新宿で観ようと思っていたのが吉祥寺でも上映していることがわかって急遽、予定が変わったのだった。
ノアというのは旧約聖書、創世記のあのノアだ。いったいあの物語をどのように描いているのか、興味津々、非常に評判もよいし、これは観なくてはと思っていたので渡りに舟、正直な話、これほどの内容とは驚いた。見事な映像、すばらしい俳優たち、ストーリーの展開、聖書のたったあれだけの短い話が人間について、家族について正義と愛について、本当にさまざまなことを考えさせられる。ノアの箱舟、いくらなんでもノアと家族だけで作れるはずはないと思ったら、もともとは光の天使のような姿形の存在だったひとびとが落ちて、泥にまみれ、どうしようもない巨大機械人形のような存在にかわりはてていたのが、縁あってノアに協力することになり、箱舟製作を手伝うことになったというストーリーになっていた。
巨大機械人形のような人々はノアに協力し、神様の思し召しを果たすことに協力して反対者たちと戦って殺されると、元の光の姿に戻って天に帰っていくのがなんだか感動的だったのは私だけだろうか。
そしてノアと家族の対立、これではまるでノアは不条理の塊のような親父ではないか、そんな父親の元におかれる家族はたまったものではないと思っていると、実はノア自身も苦悩していたりする、これ以上は説明しないのでご自分で映画を見ていただきたいと思う。本当にすばらしい作品だと思う。平日の昼間から、都心から離れた吉祥寺の映画館でさえ多くの観客が入っていたということ自体、この映画のすごさを語っているようだった。
今日はちょうど金曜日で、吉祥寺教会に行ってみると、知らない神父様が登場し、なかなかよいお話をうかがう事ができた。初めての方だったので吉祥寺の信者さんになんとおっしゃる方なのか尋ねると、Agustin北島神父様とおっしゃって、アルゼンチンで働いていらっしゃるのが今は一時帰国中なのだそうだ。神言会の神父様は、レデンプトール会と同じくどちらかというと宣教の第一線の現場で働いておいでのイメージがあるのだが、北島神父さまもそうだ。
今日の説教で、少々チクッと痛かったのは、どこの国でも日本流がよいわけではないということだった。日本では、資源ごみも自治体が管理するところが増えて、それはそれでよいのだけれど、今までそれで多少のお金を得ていたホームレスの人たちは関与できなくなっているくらいだから、今の日本でカトリック国の考え方を言ってもどうしようもないのだけれど、豊かな人も貧しい人、ホームレスもふくめて、みんながそれなりの居場所、役割を認められている国というのもあることを考えさせられた。
日本人の価値観や効率だけがすべてではない考え方もあるということも、ちょっと覚えておいてもよいのかもしれない。明日、吉祥寺教会で北島神父様の講演会が、1時から2時半まで、大ホールで開かれるそうなので明日も聴きに行ってみようと思っている。
ミサが終わってからその足で吉祥寺駅前の映画館に行き、今日観る予定ではなかったのだけれど、ちょうどよかったので『ノア 約束の舟』を観た。これは新宿で観ようと思っていたのが吉祥寺でも上映していることがわかって急遽、予定が変わったのだった。
ノアというのは旧約聖書、創世記のあのノアだ。いったいあの物語をどのように描いているのか、興味津々、非常に評判もよいし、これは観なくてはと思っていたので渡りに舟、正直な話、これほどの内容とは驚いた。見事な映像、すばらしい俳優たち、ストーリーの展開、聖書のたったあれだけの短い話が人間について、家族について正義と愛について、本当にさまざまなことを考えさせられる。ノアの箱舟、いくらなんでもノアと家族だけで作れるはずはないと思ったら、もともとは光の天使のような姿形の存在だったひとびとが落ちて、泥にまみれ、どうしようもない巨大機械人形のような存在にかわりはてていたのが、縁あってノアに協力することになり、箱舟製作を手伝うことになったというストーリーになっていた。
巨大機械人形のような人々はノアに協力し、神様の思し召しを果たすことに協力して反対者たちと戦って殺されると、元の光の姿に戻って天に帰っていくのがなんだか感動的だったのは私だけだろうか。
そしてノアと家族の対立、これではまるでノアは不条理の塊のような親父ではないか、そんな父親の元におかれる家族はたまったものではないと思っていると、実はノア自身も苦悩していたりする、これ以上は説明しないのでご自分で映画を見ていただきたいと思う。本当にすばらしい作品だと思う。平日の昼間から、都心から離れた吉祥寺の映画館でさえ多くの観客が入っていたということ自体、この映画のすごさを語っているようだった。