とれ~るランナー ペガサスで~す♪
急遽「Fuji100mi」(旧UTMF)に参加したくなり、
ITRAポイントを取る為にまず参加したのが、
「野沢温泉トレイルT4100 65km」になります。
(ITRA;国際トレイルランニング協会)
その野沢温泉トレイルを完走したので、
今回の「奧三河パワートレイル70km」に
申し込みが出来たので、参加して来ましたよ☆彡
この奧三河パワートレイル(パワトレ)は第1回から
4回参加しており、3回目と4回目にリタイヤしております。
ま、ポイントもそうですが、リベンジも兼ねての参加になります。
今回のパワトレの3週間前に伊良湖トライアスロンに参加し、
翌週にソロキャンで腰を痛めてしまいました。
痛めた後、総距離にして100kmも走っていませんが、
70kmぐらいのトレランなら完走はダイジョブと
変な自信(笑)がありましたので、焦らず本番を迎えました。
本チャンまで「出来る事はやる」を決めて取り組みましたが、
その前に「何が問題か?」
問題は3つあります。
1つ目、嘔吐(;^_^A
50km以上のレースで確実に嘔吐する。
2つ目、熱中症!
暑熱対策は出来ていると思ってますが、
直近の練習で熱中症を発症している。
3つ目、気持ちを切らさない!
「ダメ」とか否定的な考えを持つと、
一瞬で「後悔」になってしまいます。
1つ目の対応対策は、
1週間前から胃薬(笑)を服用していますし、
空腹にならない様、エイドでの食べ物をチェックし、
必要なモノは携帯して走ります。
2つ目の対応対策は、
走っている途中に「かぶり水」を携帯する。
ポールケースを使用する。
この中には、すぐ使わないヘッドライト(予備含む)と
オスプレーのハードフラスコを入れます。
3つ目の対応対策は、
ペースを考える???
タイムを狙わず、完走だけを目的目標にする。
パワトレのコースは、最初降り基調なので、
走れてしまいますが、後半の激坂で撃沈します。
撃沈しなければ、心が折れる事が無くなり、
「ダメ」と云う言葉が出てこないはずです(;^_^A
トレイルには、3つの坂があります。
・登り坂
・降り坂
・ま坂(笑)
最後の「ま坂」が良い方向で動いてくれればいいですね。
スタート当日、スタートは6時ですが、
ワンウェイコースなので、スタートの茶臼山山頂まで
自力で行くか?バスを使います。
過去4回ともラン友さんに送ってもらいましたが、
今回初めてのお使いならず、バスを使いました。
でもそのバスは3時にゴール会場を出発し、
約2時間掛けて茶臼山山頂に向かいます。
ゴール会場までペガサス家から約1時間チョイなので、
1時ごろ起きて少し余裕を持って1時半には家を出ます。
2時40分ぐらいに到着して荷物を持ってバス停へ行きます。
バス2台目に乗れて5時ぐらいに山頂到着ですが、
途中から雨が降って来て、山頂到着の時は大振りの雨(;^_^A
みんなは「雨か~?」なんて言ってるけど、
ペガサスは大喜びです(;^_^A
熱中症対策の為、雨は大歓迎ですよ。
天気予報では、スタートぐらいから雨が上がりますが、
午前中は曇りで、15時ぐらいから太陽が顔を出すかもです。
スタートです♪
スタートして登山道へ入るとプチ渋滞で、
後ろを見ると・・・後ろから20番手ぐらいです(;^_^A
コース図確認?変更箇所!
見方は、赤線=過去のコース、青線=実際に走ったコース、
後ほどわかりやすいマップが出てきますが、オレンジ=HPからのGPXデータです。
▼スタートが大きく変わっています。
▼面の木コース!
▼笹暮コース!
▼小松コース!
▼鳳来寺山からのコース!
今回の関門時間は???
大会要項は見たけど・・・走っている今は覚えていない(;^_^A
ま、問題無いっしょって事で、予定通りの行動で
降りはユルジョグで抑えます。
案の定、どんどん抜かれますが焦らず焦らず走ります。
ほとんど後ろに人が居ません。
焦って来ましたが、ペースは上げません。
過去ASだった津具高原でトイレを済まして進みます。
AS1「面の木ピット約13.8km」に到着です。
関門時間の11分前に到着です(笑)
ここでは、おにぎり4つもらい、2つは携帯します。
水分を補給しトイレを済まして出発です。
面の木風力発電所を過ぎて行けば、
AS2「笹暮トンネル約21.1km」に到着です。
関門時間10:30の所、9:05に到着です。
ここのエイドでは、レッドブルとバナナを頂きました。
ここは水分関係しか無いので、AS面の木でもらった
おにぎり1個をここで食べます。
たまに太陽が顔を出してきたので、水分補給として
「かぶり水」の為の水も補給します。
ここからあまり好きでは無い「タコウズ川」の横を走ります。
少し降り基調ですが、玉砂利で走りずらくなります。
第1回の時は全部歩いた記憶があります。(笑)
今年はコースが大きく変わっている所でもあります、
AS3「小松長江老人憩の家約31.8km」に到着です。
▼今年は若い衆が成り切っています☆彡
▼おいちゃんの笑顔が疲れを癒してくれます♪
関門時間12:00の所、10:34に到着です。
ここでは五平餅を頂き、甘酒飲みます。
トイレ待ちしてると、脇道からミルフィーさん??
手を振ったらあちらも気が付いてくれました。
▼水をかぶってる所!
ちょっと休憩して太ももをマッサージします。
20分ぐらい大休憩して甘酒を頂き出発です。
小松から岩古谷山までの登りで毎回某超キチさんと云う
パパラッチが出没する場所でしたが、今回出没せず???
なんだ楽しみにしていたんですよ♪
そーそー、パパラッチと云えば、前日の大会受付け時に
パパラッチされていたんですよ(;^_^A
まさか?、前日、酒飲みに来ていた某た〇ら〇さんと云う人が
声を掛けずにパパラッチしたのかと思ったら、
大会公式HPのカメラマンからパパラッチされていました。
某た〇ら〇さん、勘違いして申し訳ありません(;^_^A
話しはそれましたが、小松から次のAS四谷までが
このパワトレの難所が続く場所でもあります。
一言で云えば、ここからがほんとのパワトレの始まりなんですよ。
まずは岩古谷山ですね。
なんせ、デッカイ木段がキツイ(笑)
誰を基準に作ったのか???
みんなペースががた落ちです。
でもペガサスは全然ペースが落ちませんよ♪
ここまでペースを温存してきましたから、
グイグイ登れます、グイグイ抜いて行きます。
なんか食べたモノがエネルギーとして変化し、
パワーとして出ている出されている感じがわかります♪
ここまで30km以上移動してきているが、
やっとパワーを出せる場所に来て、脚が喜んでいます(笑)
岩場は好きですね☆彡
踏み込んだ力がどこにも逃げず、ダイレクトに発揮される♪
岩古谷山の本当の頂上は別にあるんですよ!
岩古谷山を過ぎると、今度は掛鞍山までの
地味~な登りの始まりです。
登れど昇れど?、どこが掛鞍山なのか?
フェーク山が何回も訪れます(;^_^A
ここで心が折れた人が何人も腰かけて休んでいます。
それもすぐ掛鞍山の東屋が見えるのに休んで居る人もいます。
たぶん上を見る事が出来ないくらいバテテいるんだと思い、
「すぐ上に東屋があります、掛鞍山の山頂ですよ」と、
声を掛けると「気づかなかったぁ~!」と一言!
「あそこまで行けば、後は降って四谷ですよ」と伝える。
ペガサスもそーですが、声を掛けられると元気が出る♪
一人じゃゴール出来なくても、ここからはみんなでゴールだ☆彡
AS4「四谷千枚田約41.5㎞」に到着です。
関門時間15:00の所、13:45に到着です。
ここは第4回の時のリタイヤ場所ですが、
今年は全然余裕がありますし、脚も残っています♪
直近の練習量からすれば、脚もキツイはずですが、
食べたモノがパワーとなり、脚が動きます。
ここでは、猪汁を頂きます。
過去にも食べていますが、全然味がわからない状態でした。
今年は猪汁・・・美味い☆彡
おにぎりを頂くが・・・米が喉を通らない(;^_^A
おにぎり、猪汁、おにぎり、猪汁と、
おにぎりを猪汁で流し込んで食べます(笑)
ここでも大休憩してレッドブル飲んで出発です。
さあ~次は棚山です。
まずは仏坂峠を目指しますが、登山道まで歩きます。
ここで豊田市からの20代ぐらいの若い衆と一緒になり、
話しをしながら歩き、登山道へ向かいます。
初めての参加みたいなので、これからのルートを教えます。
「ここから仏坂峠まではそんなにキツク無いけど、
長い登り坂になるからペースは考えてね。
宇連山との分岐に差し掛かればAS棚山まで横移動になります。」
と話しをしながら登山道に来ました。
登りながら棚山の後のコース説明をしていると、
若い衆から・・・「ちょっとゆっくり登ります」と!
「ここまで来れば完走出来るよ」と伝えて先に登ります。
小松からそーですが、5~6人ぐらいの小集団で登るのが目立ちます。
知り合いかと思えば、そーでは無く、誰かが先頭で行くと、
そのペースを集団で動く感じです。
速いと付いて行きませんが、ちょーど良い感じだと、
少し遅くなってもみんな同じペースで移動する感じです。
ペガサスも一旦後ろに付いてみますが、
ペガサスの前の人が「お先にどーぞ!」って云うと、
その集団がペガサスを行かせてくれます。
みんな限界で楽な状態を選びながら進んでいると思われます。
まるでペガサスが・・・煽っているみたい(;^_^A
AS5「棚山高原約48.8km」に到着です。
関門時間17:00の所、15:32に到着です。
ここのエイドも水分関係しか無いので、
面の木エイドでもらった最後のおにぎりを頂きます。
ここでは梅ジュースがあるのを知っていたので、
梅おにぎりを取っておきました。
そして、「梅ジュースには、梅おにぎりでしょう」(;^_^A
ボラ数人が含み笑いしてますので、「ここは笑う所です」(;^_^A
ま、カラ元気みたいな所ですが、第3回の時のリタイヤ場所です。
塩分補給を目的として、梅・梅で考えていました(笑)
第3回の時は膝痛でリタイヤしたんですが、
痛みがあるからロキソニンを飲んで練習や大会に参加して、
完走証よりタイム狙いで挑んでいたと思います。
ですが、第3回の時に思ったのが、
「ただ大会に参加してるだけ」!
「膝を故障したままレースに参加して何が良かったのか?」
「自分らしいレースがしたい」と思ってリタイヤしたのを
思い出しました。
でも今年は、「自分が求めていたレースが出来ている」
歳と共にペースは遅くなったけど、準備はしてきた☆彡
パワトレに参加した事がある人が思う事それは、
練習量が少ないのにも関わらず、力を発揮出来るのはなぜ???
奧三河パワートレイルのパワーは、パワーが無いと完走出来ないんじゃなく、
奧三河からパワーをもらって、走るんだ!完走するんだ!の
意味が込められていると勝手に思っているんです(;^_^A
だってぇ~、地元の人がこんなに応援してくれる大会ありますか???
各エイドを見てください、自作で色んなモノを作って応援してくれます。
エイドの中身だって、コンビニで買えるモノなんか一つも無いよ!
手作りのおもてなしに感謝です☆彡
ですから、完走も夢じゃないんです。
が、やっぱ練習量が足りない、準備が足りないと、
「自分らしいレースが出来ないんです」
勘違いじゃないんです、今年はダイジョブです。
ここAS棚山高原に着いて、残り5時間あります。
歩いたってゴール出来ます(笑)
棚山を出発して、いつもの棚山高原廃墟で
「ラブレターノート」を書きます。
7月にペガサスが書いた以降誰も書いていませんね。
これを過ぎると、一気に降って鳳来寺山まですぐです。
玖老勢峠までの降りが思っていた以上にあり、
そこから鳳来寺山まですぐだと思ったら、
何回もフェーク山がありました。
でも心は全然折れていないし、ペースは順調です♪
夕焼けがキレイだ☆彡
ほんとにキレイだと思える自分に感謝♪
まだ鳳来寺山山頂じゃないけど、
ゴールした自分を描いて涙が出てきた(;^_^A
どんなポーズでゴールしようか(笑)
ペガサスが泣いても、ペガサスの気持ちは誰もわからんよね!
ゴールしても「感極まって泣いている」としか!
「自分らしいレースがしたくて、ガマンしてきた」
「これがほんとのリベンジだぁ~♪」
鳳来寺山山頂です。17:17分です。
ゴールまで3時間13分あります。
残り約10kmです♪
ほんとに歩いてもゴール出来ます(笑)
ボラの人が「がんばってください」と、
大きな声で応えます(笑)
少し降って行くと・・・ちょっと身体に異変が???
急に嘔吐したくなりました(;^_^A
鳳来寺山山頂手前で少しおかしいと気が付いたんですが、
後は降って行くだけだから、ダイジョブと思ったんです。
が、急にペースダウンです。
石段が降れません。
脚は残っていますが、呼吸が荒くなっています。
動くと吐きそうです。
出したいけど、出ません(ごめんなさい)
1回出せば楽になるんだけど、出ません。
何回も立ち止まりますが、出ません。
胃液も出ません。
こんなに空っぽなのか、俺の胃???
歩いてもゴール出来るんだから、歩みを止めないぞ!
でも、歩くスピードが???
5歩動いて、数分止まる感じです。
棚山高原から抜いて来た人達に抜かれます。
声を掛けてくれるけど、応えれません。
だんだんと涙が出てきます。
今度は悔し涙です。
何が悔しいのかって?
わかりません、ただただ悔しくって、悔しくって!
でも、諦めませんよ!
石段が終われば、歩きやすくなるはずだ!
歩けばゴールできる♪
ボラの人が「最後の石段です」
体調悪いのをわかって、「ベンチで休んでください」と
ペガサスも少しベンチで休めば・・・ちょっとだけ!
ちょっとだけが、どのくらい休んだか???
ボラの人が何か?連絡してます。
誰か来ます・・・応えたのか?わかりません。
でも、だいぶ座っている感じはわかりましたので、
立ち上がり歩きます・・・が、脚が動きません。
ボラの人がエイドまで200mか400mかと言ってます。
ここで、頭をヨギッタのが、
「トレイルはケガをせずに自分の脚で帰って来る、
ゴールするレースだと!」
ここで、時間はあるけどリタイヤする事を決めました。
このまま進めば・・・と思ったけどリタイヤ出来る場所で!
決めたけど、ASまでは自分の脚で帰る!
もう涙が止まりません。
前を見れません。
地元の人が応援してくれます。
手を上げて答えます。
涙が止まらないので、湧き水で顔を洗います。
でも、涙が止まらないので頭からしばらくかぶります。
今ブログを書いているこの時間も涙が止まりません。
泣きながら書いています。(恥ずかしいですが)
歳を取ると涙腺が緩くて緩くて困ります(笑)
進まないと、ほんとに一歩一歩歩みます。
石段が終わってからどのくらい時間が立ったのか?
エイドが近づいて来ました。
ボラの方が近寄って来ますが、
センサーまで歩くとゼスチャーで伝えます。
アナウンスの方が、
もう一歩、もう一歩!
もう少し、もう少し!
がんばれ、がんばれ!
ピー!ピー!と、センサーから音が聞こえます。
何とか自分の脚で帰って来ました。
ボラの方が近寄ってきます。
嘔吐で苦しいとゼスチャーで伝えます。
「ちょっと休んでください」と!
「まだ時間は間に合います」と!
今の状態では話しが出来ないので黙ってます。
後から調べたら、
AS6「関谷地区約57.8km」に到着です。
関門時間19:00の所、18:00に到着です。
ゴールまで約8km、関門時間で云えば
残り時間2時間半あります。
歩いてもゴールできる時間が残されていますが、
目の前にあるトイレにも動けない状態です。
寒いです、むちゃくちゃ寒いです。
声に出せないけど、身体がブルブル震えています。
やっとボラの人が気が付いてくれて、
毛布を掛けてもらいますが寒いです。
毛布を2枚掛けてもらいますが寒いです。
ついさっき、頭から水をかぶっているからね。
だいぶ温まり、呼吸が楽になって来ました。
「リタイヤ」を告げます。・・・悔しいです。
動けないので、ゴール会場まで車で送ってもらいました。
その後は・・・会場閉鎖まで駐車場で待機???
それまで動ける様になれば良いが???
アナウンスが聞こえます、全員がゴールしました。
また涙が出てきます・・・ゴールしたかったなぁ~!
やっぱ体質からなのか?
ロングは絶対に嘔吐します。
Fuji100miに参加しようと目標を立てたけど、
約165kmは無理かなぁ~!
その時は頭の中はカラッポでした。
ラン友のぐんまさんから電話がきます。
ぐんまさんは、ゴールボラをしているので、
ペガサスがゴールして無い事に気づいています。
「リタイヤしたよ!」
「車の中に居ます」
「ゴール会場です」
言葉はいっぱいしゃべれないので、
最小限で応えます。
もう会場が閉まる時間が近いです。
身体に鞭打って、道の駅もっくる新城まで、
車を運転します。
ぐんまさんに付いてきてもらいます。
ぐんまさん、お付き合いありがとうございました。
1時間以上休憩してだいぶ身体が楽になったので家に帰りました。
報告まで!
家に帰って朝の9時ぐらいまで寝ていました。
午前中は、レース備品の洗濯や、今後の予定???
などなど、無い頭でイロエロ考えていました。
菌に苦痛はありませんが、
明日ぐらい、明後日ぐらいに来るのかな(笑)
昨日はFuji100miはもう無理と思っていましたが、
今回のミドル距離をまずはこなしてから、
次の目標を立ててもいいよねって思えてきた(笑)
「ペガサスの挑戦は続く♪」とブログを立ち上げた時
考えたけど、そんなに強いこだわりはありませんでしたが、
今思えば、「人が出来れば自分も出来る」と思って
書いたことを思いだしました。
同じ人間がやっている事を、自分も出来ると信じていた。
もう還暦が過ぎたけど、これからは歳相当なんて言葉は破り捨て、
出来る事では無く、やりたい事をやれる自分になりたい。
まだまだFuji100miを諦めるには早いぞ(笑)