PEKOのTea Time

PEKOこと山崎浩子のブログです。
新体操の選手と同姓同名ですが、全くの別人です。

揺れると怖い!

2012-03-10 11:10:40 | Weblog
昨年の地震から一年が経ち、各テレビ局では、
色々な番組を放映しています。
特にNHKでは連日、アーカイブスや各地方局で製作した
ドキュメンタリーなどを、放映しています。
今までは何となくテレビを見たり、あるいは聞いていたりでしたが、
数日前に深夜放映されていたものを見て、涙が止まりませんでした。
30代くらいの女性が紹介され、その人は息子と、母と祖母を津波で失ったそう。
その女性の輝いていない瞳や表情を見た時に、
この人には絶望しかないような感じがして言葉を失いました。
この女性だけでなく、家族や大切な人を失った人は多く、
絶望感を抱いている人はたくさんいるのだろうと思います。
「何度も死にたいと思った」と言っていました。

仮設住宅では孤独になりがちなので、自殺をする人や孤独死もあるようで、
地域のボランティアの人たちが、できるだけ声をかけたり、
訪問したり、してくれているのだそう。
あの日から時間が止まってしまった、戻れるなら戻りたいと、
何人もの人が言っていました。

昨晩はNHKのど自慢の東北大会に出場する人たちの、
ドキュメンタリーを放送していましたが、
原発で避難区域に指定されている人、子どもが幼くて他府県に移住した人など、
家に帰れないという人もたくさんいるのですね。
わかってはいながら、何となく避けていたので、
目の前に山積する問題を、突きつけられたような気がしました。
一年という節目を何かの行事として迎えないと、
その先に行けないという気持ちは何となくわかりました。

でも、東京でも首都直下型M7以上の地震が起きると噂されていて、
東日本大震災の悲劇は、私たちの目前にあるのかと思うと、
少々ゆうつな気分になります。
インドネシアや、新潟や北海道、ニュージーランドの地震など、
大きな地震は被災者も多く、大切な人を失った悲しみを、
乗り越えなければ行けない人が、世の中にどれだけいるのか・・・。
気の遠くなる数なのかも知れません。

明日は我が身・・・なのですね。
とは言え、自分が何をすべきなのか見えて来ない。
何となく情けないような、恥ずかしいような気がしています。



コメント
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