藤城清治美術館に行った！

那須に一昨年オープンした「藤城清治美術館」。
オープンしてほどなく、行きましたが、
その時は駐車場に入る車の列が長く、断念。
やっと念願叶って、行くことができました。
ここは一軒茶屋を南ヶ丘牧場の方に向かった場所なので、
ハイシーズンには一番混む場所を通過しないと着かないところ。
空いていたとはいえ、第３駐車場まで車はいっぱいでした。
人気のある美術館と言えます。


藤城さんは影絵作家でケロヨンの原作者です。
木馬座という人形劇と影絵の劇場で興業をしていました。
後に、テレビでも放映されていたようです。
私は子どもの頃に、この木馬座の人形劇などを、親に連れられて行きました。
私の子どもの頃の記憶の中に、この人形劇や、ケロヨンは、
今でも残っていて、私の想像力や芸術的な成長に、
木馬座は欠かせないものだったと思います。
イベントの仕事を始めるきっかけにもなったと思います。

晩年の作品は素晴らしく、その前から動けなかったほど。
ニースのシャガールの美術館に行った時と同じくらい、感動しました。
影絵は全てが手作業の仕事と思いますが、
木の葉などは、まるでレーザーカッターで作ったのかと、見間違うほど。
カラーのセロハンを切ったり、貼ったりの世界なのですね。


また、東日本大震災の後に、被災各地にスケッチに行かれたそう。
描かずにいられない・・・という気持ちだったとのこと。
その中の作品の南三陸町の防災対策庁舎の絵を見た時は、
思わず涙がこぼれそうになりました。
恥ずかしくて、室内でサングラスをしてしまったほど。
今回は一人で行きましたが、集中して見ることができ良かったです。


現在９１歳とのことですが、まだご健在。
９０歳以上の方は割引があるとのことです。
この美術館ができて、本当に良かったです。
楽しくて、遊び心がたくさんある、素晴らしい場所でした。
機会がありましたら、是非。
私は、また行きたいと思います。