今回、胸部X線検査の画像を見せられて
「大動脈に蛇行が見られますね」と初めて指摘されました。
心臓から上に伸びた後、逆Uの字を描いて大きく下に方向を変える大動脈の影が
肺の薄い白い影に混じってぼんやりと見えるのですが
それが少し蛇行しているのだそうです。
本来の状態が分からないのでその場では
「ああ、そうですか…」と言うほかはなく、その後調べて次のようなことが分かりました。
もともとこの“蛇行”は年齢と共に大なり小なり出て来るものとされ
ある程度以上の年齢ではかなりの割合で見られるそうで、今までもあったのでしょうが
これを敢えて今回取り上げられたのは動脈硬化との関係らしいです。
動脈硬化は急に起こるものではなく、またすべての血管が
同じように動脈硬化を起こすわけでもないので緊急性はないのですが
進行しにくくするために食生活や適度な運動、健康管理などに
注意しましょうという注意喚起が目的とされています。
送付されてきた報告書の判定説明には「C・日常生活に注意しましょう」
注意事項として「経過観察しましょう(脂質異常症に注意)」
「乳頭影相当陰影」とは、普通は写らないこともある乳首の白い影が
今回は写っていますということを敢えて触れているだけで
専門に読影をしている放射線科や呼吸器内科の医師なら特にコメントもしないそうです。
なんでもかんでも報告書に記載して
不安がらせなくても良いのでは、とちょっとばかり思えてしまいます。