ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

パレード補足と大阪府議のカミングアウト

2005-08-20 02:06:22 | Weblog
朝日新聞2005/8/18に先日パレード会場でレズビアンを公表した大阪府議の尾辻かなこさんが私の視点という欄に投稿をを出していた。偏見と不平等に悩む同性愛者の実情を分かりやすく書かれていたと思う。

パレードに続いて新聞と言う公な場所を使ってのカミングアウトということになると思う。
すごい勇気だろうと思う。府議になるには15000票の投票を背負っている、応援者に対してはどのように説明して足場を固められての行動なのだろうか?とかいろいろ思いふけった。

議員を目指したときからいずれカミングアウトをするという目標ががあったとか。次回の選挙でも当選することがとても重要になるね。そのことでカミングアウトしたことが成功したと言えると思う。俺たちのためにもなんとしてでも当選してほしいものだ。でも、真正面に自分を語る人は必ず認められると俺は信じる。

そのことにも関連して俺が書いていたパレードのレポートを読んで興味深いコメントを頂いた。
パレーで二人の女性政治家がパレード先頭の垂れ幕を持って歩いたと書いたことについて、「特定の政治家に先導されたパレードであったのか?」「政治利用されてはよくないのではないか?」というものだった。

念のため補足しておくと、先頭の垂れ幕を持って歩いたのは今年のパレード実行委員長おかべさんや砂川さんなどパレード関係者3名と前筆のお二人。
でも特定の政党や政治家に扇動されているようには思わなかったけどな。

俺はどんどん公職者など社会のリーダーが先頭をきって歩くようになってくれればいいなと思ってる。さまざまなリーダーが出て来て見せつけてほしい。確かにまだまだ過渡期、でも始まりのきっかけは誰かが作らないといけない。鶏が先か卵が先か・・・ 
確かに先導の垂れ幕を持つことの意味というものは改めて考えてみたいと思った。


愛媛のゲイ向け掲示板でもパレードの是非が少しスレッドで続いてた。
反対派の意見としては

「あのパレードって どんな意味あるの?ただ騒ぎたい人のほうが多いようにしか見えない。ふざけた格好して 考えもなく騒がれたら Gay全体をああゆうふうに見られて嫌だ」とか

「パレードして わかってもらえると思ってる安易さ。束にならんと なんにもできないのか。あんなふざけた見せもの、理解されやしない」とか・・・・よく2chなどでも書かれてる内容

パレードは性的少数者が実際に存在していることの主張行動、デモ行進。
個人でその主張をするにはまだまだ大変と思う。俺はその挑戦を日々個人的にしてみてるわけだけど、多くの仲間が表現してくれるパレードの存在は俺自身の大きなパワーになっている。

パレードでの表現方法はいままでのノンケ的な発想では思いも付かないアピール方法だろう。世の中異性愛者が多数派でマトモだと思ってる人たちには既成概念を壊されるようで嫌なのだろう。でもゲイとはまさにそういう生き方ではないのか?

いろんな意見がある、でもそのさまざまな意見を表現するためにも参加してみては?と思う。みんなでいろんな表現をすることでバランスをとればいいのじゃないかなあ?奇抜な格好で楽しいゲイライフを表現するもよし、まじめに訴えるもよし、

パレードの列は長いよ~!

また、パレードと言う表現以外でも何が出来るか考えて行きたいね。
いろんな形で社会に主張できていくといいなあと思う。

少数派である自分自身の未来に対して何が出来るのか考えて自ら行動して変えていきたいね。

コメント
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